ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「Looper ルーパー」、未来の自分を殺すハメに陥るSF映画です。

2013-01-21 16:09:36 | アメリカ映画
おススメ度 ☆☆
     SF映画好き ☆☆☆

ちょっと複雑な映画です。

ブルースウィルスが出ているので、アクション映画であるはずなのが、派手なアクションシーンはあまりありません。

なにしろ、未来から送られてきた男を殺すのが仕事の男のもとに、未来の自分が送られてきます。だが、撃ち逃がしてしまいます。

送られてきた男を殺さねば、処刑されるのです。

一方、未来から送られてきた自分は、未来の悪人を殺しに来たのです。で、その悪人は、まだ少年だったのです。

こういうややこしい話が、ラストまで延々つづくので、興味のある人は、何が起こるのかとひやひやものですが、話についていけないといささかうんざりします。

ラストが又ひねったラストなので、いいという人には面白いかもしれません。

SFあり、アクションあり、愛ありと、ふんだんに楽しませてくれます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「キリング・フィールド 失踪地帯」、テキサスの湿地帯連続殺人!

2013-01-20 15:42:38 | アメリカ映画
おススメ度 ☆☆

実際に起こった事件をいくつか調査して、一つの映画に作り上げた。

二人の刑事が、キリングフィールドと呼ばれる湿地帯での連続少女殺人事件を追っていた。

一人の刑事が気にかけていた少女が誘拐され、殺人の可能性が。

アメリカの恥部を見るようで、暗い映画だ。

だが、少女を演じているのが、あの「キックアス」のクロエ・グレース・モレッツ、母親が娼婦で、男が来たときは家へ帰れない不幸な少女を好演。

二人の刑事もサム・ワーシントンとジェフリー・ディーン・モーガンが演じ映画を面白くいているが、物語が地味で、他の人物像がやや劣り、つまり悪役が貧弱。

状況説明がもう一つ不十分で、盛り上がらない。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「アフロ田中」、アフロ頭の青年の童貞物語です。

2013-01-19 19:03:29 | 日本映画
おススメ度 ☆☆

松田優作の二男松田翔太が、青年のアフロ田中を演じる。

彼26歳、監督、松井大悟も26歳と若いコンビの映画だ。

原作は、「ビッグコミックスピリッツ」に連載評判を呼んだ漫画だ。

高校中退で、東京へ出てきて土木作業員をしている。

なかなか彼女ができない。童貞コンプレックスだ。

ある日高校時代の友人から、結婚式の招待状が来る。

昔仲間と、結婚式には彼女同伴という約束を思い出し、彼女づくりの計画を立てる。

友人たちは、それぞれ適当に恋人を見つけていた。で、恋人探しをいろいろ、試みるが、なかなか見つからない。

だが、隣に美人のペットとリーマーの女性が引っ越してきたのだ。。

ま、こういう恋人探しを下敷きに、青春時代の恋の駆け引きを、妄想というキャッチフレーズで醸し出すコメディだ。

アフロヘアといっても尋常ではないのが、この映画のテーマでもあり、ある意味青春残酷物語になっている。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

NHK山田洋次が選んだ日本映画百選  西川美和監督の「ディアドクター」

2013-01-19 10:41:36 | 日本映画
2009年作品。

まだ、見て間がない作品だ。だが、今回は、ラストまで見て、内容が記憶にあるうちの再見だ。

テレビでも言っていたが、これは愛の物語だ。老人とは言え、まず、夜に独り住まの婦人宅を訪れて、のこのこ上がるのは、ちょっと常識はずれ。

でも、偽医者だから、それぐらいは当たり前か、一方、彼が偽医者とばれて逃げ出す道中、この老婦人は、手を振って挨拶する。それはこのにせ医者に対する温情(病気のことを隠してくれたこと)に対する礼だ。

そしてラスト、病院へ入院した老婦人のベッドに現れた元ニセ医者、今度は病院の労働者として働いていた。そこまで追いかけるのかという思いと、よくやったねという思いと。

八千草薫の演技の確かさは言うまでもないが、鶴瓶のなんとも親しいキャラ、特に村人たちへの接し方。これは演技以上のものだろう。

山村の医療問題を一方で見ながら、偽医者という医療と介護の基本に迫るテーマ設定のうまさ。暗くなりがちなテーマをなんとか明るくしようとする努力。今もって、素晴らしい映画と思う。
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「灼熱の肌」、フィリップ・ガレルの愛の物語です。

2013-01-18 17:23:25 | フランス映画
おススメ度 ☆
     フランス映画好き ☆☆☆

「愛の残像」と同時期に公開されたこの作品。フランスのヌーベルバーク後の監督として評判呼んだフィリップガレルの作品だ。

しかし、今この映画を見ても、愛のあれこれは、綿密に描かれているが、ひきつけるものは少ない。

ヒロインには、モニカベルッチが採用されており、冒頭、全裸で横たわるシーンがあるものの、その後は、愛の軋轢の描写はあっても、ダンスシーンで魅惑するものの、愛の描写はない。そもそも彼女、子供が生まれた直後で、授乳しながら映画出演していたとか。

二組の恋人の物語、一方は、画家と女優という恵まれた二人、もう一方はいささか金に困った二人。

この二組の愛が主体だが、壊れゆく愛と、壊れながら子供を授かる愛。

ラスト近く、祖父が出てきて戦争の話をして、生き方を教えるのだが、男は車を運転していく。

まあ、素敵な音楽と街角風景に癒されるのもいいが、ハッピーな気持ちではない。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

NHK山田洋次が選んだ日本映画百選  川島雄三の監督「とんかつ大将」

2013-01-17 15:56:10 | 日本映画
1952年作品。

「とんかつ大将」という題名にあまり食指が動かないが、

川島雄三の人情喜劇とあれば、見ずにはいられまい。

佐野周二扮する医者だが、人情長屋に友人と二人で住む。ちょっと変わった設定。(本当は大物政治家の息子)

近くの病院の娘で、若くして院長の乗った車が、冒頭ハリボテのだるま職人に接触。金ですまそうとするのを近くでみていた主人公が謝れと諭す。

実はこの人情医者と、傲慢女医の恋がひとつのテーマに。

一方、長屋の地にキャバレーを建てようと目論む弁護士。これに反対する主人公。

この二つの大きな柱に、人情長屋と粋な飲み屋のおかみが絡み、さらには、主人公が出世前に誓った恋人の話と、話には事欠かない。

戦後、7年、まだ敗戦のしこりが残っていた頃の長屋は人情に溢れていた。
そんな懐かしさを感じさせる、恋物語である。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ゲキシネ「髑髏城の7人」、信長没後8年、関東の髑髏城の物語です

2013-01-16 18:28:55 | 映画
ゲキシネはこれで2本目ですが、

過激な広告に惹かれてみてしまった。

確かに、演劇を身近なものにしてくれるこの手の映画、特にこの劇団新感線の作品は映画によく似合う。

もともと古田新太らの作品だったのを、ぐんと若くして、小栗旬と森山未來という旬の若き役者を使って、若者をも巻き込もうという戦略か。

たしかに、艶やかで、歌舞伎を思わせる所作で見せる作品だけに、若者も惹きつけるのだろう。

百人斬りとか、たった7人で2万の兵と戦うとか、いさぎよい話で、剣闘シーンは、随所に散りばめられ、面白い出来になっている。

演劇わざと、映像と音楽のコラボで、素早い展開に見惚れてしまう。

ただ、前半は、ストーリーを予習しておかないと、ちょっと置いていかれてしまう。

3時間の力作だが、途中で15分の休憩が入り、ちょっと興をそがれる。

コミカルな点も、うまく表現しているが、お色気が少し足りない。

まあ、フレッシュな恋愛映画でもあり、楽しめる3時間だ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「96時間 リベンジ」、リーアムニーソン主演のリベンジ映画です。

2013-01-15 19:28:42 | フランス映画
おススメ度 ☆☆☆

「96時間」は娘を誘拐され、その敵と戦う映画でしたが、「リベンジ」は、その仕返しの映画です(すなわち続編)。

前作は、リーアムニーソンのアクションにひきつけられた佳作でしたが、続編もかなりの迫力です。

というのも、別れた妻が悩んでいるのをいやそうとイスタンブールで仕事を終えて、妻と娘を豪華ホテルに招待します。

だが、前回殺された息子のリベンジに立ち上がったアルバニア系のボス達が、二人を誘拐し、拷問するのだ。

007スカイフォールに続いてのイスタンブールが舞台。そのエキゾチックさと、込み入った道路などが、スリルをかき立てる。

妻がナイフで切りつけられ、逆さづりにされるピンチ。自らは鎖につながれて身動きできない。

そんな状況から、見事に復活するシーンは前作同様手に汗ものだ。

それに、今回は、免許取り立ての娘の運転で、イスタンブールを駆け抜けるカーアクションもすごい。

ただ、前作ほど驚きが少ない分、マイナスかな。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アメリカゴールデングローブ賞が決定。作品賞「アルゴ」、ミュージカル作品賞「レ・ミゼラブル」に

2013-01-15 16:55:10 | 映画
今年のゴールデングローブ賞が決まった。

ここでは、ドラマ部門と、コメディ・ミュージカル部門とがあり、

ドラマ部門では「アルゴ」、ミュージカル部門では「レ・ミゼラブル」が受賞した。

監督賞は、「アルゴ」のベンアフレック。

男優賞は、「リンカーン」のダニエルデイルイス。ミュージカル部門のヒュージャックマン。

あとは、アカデミー賞が楽しみだが、下馬評の高い「リンカーン」がどれだけ賛同を得るか見ものだ。

たしかに、「レ・ミゼラブル」は、ミュージカルとしては優れた作品だった。

「アルゴ」は、私の中では最高だったが、

画像は、監督賞のベンアフレック。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「ダメージ」、ルイマル監督の洗練された画面がみものです。

2013-01-14 14:36:58 | フランス映画
1992年作品です。

なぜか、新作コーナーにあったので借りてしまったが、古い作品です。

ルイマルといえば、「死刑台のエレバーター」や「大人は判ってくれない」など、当時ヌーベルバークとして騒がれた監督です。

その研ぎ澄まされた映像と音楽は、魅惑の映画へと誘ってくれました。

でも、この映画、その感覚に衰えはありませんが、性愛映画です。

大臣にもなろうかという男性が、魔性の女(とりたてて美人ではありません)にとりつかれ、一生を棒に振る話です。

世の中には、魔性の女がいるものなのですね。

息子の恋人と紹介され、その後日、かかってきた電話では、場所と時間だけが。

でも、最初に会った時から、惹かれるものがあったのでしょう、あったとたん、めくるめくような愛撫が。

そして、ヒロインの母親が登場して、ヒロインの素性を明かし、この恋愛劇から身を引くように警告します。

でも、男は、その束縛が余計彼女への慕情となって、禁断の木の実を食べてしまうのです。

ショッキングな出来事があって、結局一人、わびしい生活を送る彼でしたが、彼女への思慕は消えていないようです。

注)この映画は、初見でした。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする