ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「脳内ポイズンベリー」、30歳独身女子の恋愛脳内会議

2016-01-13 18:31:52 | 日本映画
おススメ度 ☆☆☆

特に、30代独身女性向け

真木よう子扮する、30歳桜井いちこ、飲み会で出会った若い男と同じ会社の生真面目サラリーマン。二人の男に目移りしている様を、脳内会議という形で描きます。

結婚という人生の一つの区切りをどう選択するのか、悩む様を、会議と現実のシーンが交互に出てきて、女心の真髄が描かれます。

心当たりのある女性は、うんうんそうだとうなずきそうな展開です。

真木よう子は、ちょっと年上だけど、可愛く演じて若く見えます。

そして年下男性との関係が、心の揺らぎもあり、悩ましい限りです。

会議室は、ポジティブ、ネガティブ、衝動、記憶、感性の5人によって成り立っています。

映画も、ここに重点を置きたいのか、神木隆之介、吉田羊、桜田ひより、浅野和之、西島秀俊と豪勢です。

更には、二役の真木よう子まで登場して、ここが成り行きの決定権を握ります。

ただこの仕掛けに乗れないと、やかましい吉田羊に悩まされます。

結局、若い男とは別れることになるのですが、その経緯が逐一会議されるのがこの映画の特色です。

アラサーの恋愛事情を、ちょっとひねった展開でさらりと描いています。
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「フランス組曲」、ナチ占領下のフランス、音楽を通して結ばれる敵味方!

2016-01-12 18:35:18 | ヨーロッパ映画
おススメ度 ☆☆☆

ロマンス好き、戦争下のエピソード好き ☆☆☆☆

イギリス・フランス・ベルギー合作 PG12

1942年にアウシュビッツでその生涯を閉じた女性作家イレーヌ・ネミロフスキーによる未完の小説を映画化


1940年6月、ドイツ占領下にあるフランスの田舎町。

そこで、人々はその逆境の中で懸命に生きていく。

フランスの田舎町では、貧富の差が激しく、貧しいものたちの怒りが渦巻いていた。そこへ現れたドイツ軍は、人々に変革をもたらした。

実際に、フランスの田舎町に住んでいた作家の辛辣な目がこの映画にも生きている。

一方で、若い男は戦争にとられ、老人と女ばかり。積極的にドイツ兵に媚を売る女も。

わたしたちの知らない、戦争下のヨーロッパの一面がさらけ出される。

原作がしっかりしているだけにディテールが細かい。

この映画の主人公ミシェルは、豪邸に嫁ぎ、夫を戦争にとられ、厳しい姑のもと悶々として生きる妻。

その豪邸に、ドイツ軍将校が宿泊することに。

ミシェルは音楽好きだが姑に封印されたいた。が、赴任してきた将校は元作曲家。

彼の弾く「フランス組曲」が仲立ちで二人は惹かれあうように。

だが、占領下では、それが許されない。

サスペンスフルな展開で、二人のロマンスが描かれていく。

そして事件が。
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「奪還者」、あのマッドマックスのオーストラリア

2016-01-11 16:59:42 | 映画
おススメ度 ☆☆☆

オーストラリア・アメリカ合作

近未来のオーストラリア、その広大なデザート。

そんな中、車を奪われた男が、奪還に動く。

派手なアクションはないが、全体にヒリヒリするテンションが持続する。

突然の射殺や刺殺。

なぜにそんな車が惜しいのか?

そして、悪党の弟との二人旅。

目的は別別だが、狙いは一緒。

最初は、無手で、襲われたが、銃を用意して。

途中の立より先も不気味。

ただ、親切な女医がいて、傷は手当てされる。

始末の後、なぜか主人公は涙する。(こちらももらい泣き)

世紀末とはこのことか。

ガイピアースとロバートパティンソンがいい味出している。
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「ノルマンディー上陸 英国空挺部隊・敵中突破」、最大の作戦ノルマンディ突破

2016-01-10 17:35:13 | イギリス映画
おススメ度 ☆☆

劇場未公開。

史上最大の作戦ノルマンディ上陸と聞いただけで、壮大なバトルが繰り広げられると期待するが、期待は外れる。

この映画は、イギリス空てい部隊が、落下傘で降下作戦を実行するが、敵中に落下してしまい、全滅。

生き残った一人の若者(新兵)が、その後、他の部隊の生き残りと4人で、敵中を突破する話だ。

まことにマイナーな戦争映画で、ドンパチはいたって少ない。

ただ、若者が敵の隊長級を捕え、その取扱いにまごつくなど、いささか喜劇的様相が。

敵中突破だからいさぎよい話だが、本当は心もとない。

まあこういう戦争もありなのかな。
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「ゾンビーバー」、女子大生3人組のドンチキキャンプにゾンビーバーが

2016-01-10 10:09:26 | アメリカ映画
おススメ度 ☆☆

ゾンビ映画好き ☆☆☆☆

「ハングオーバーの製作陣が手掛けた奇想天外ゾンビ映画。

なんと、湖に住むビーバーがゾンビに変身。

噛まれた人間もゾンビーバーに。

ゾンビ映画も、並じゃ飽きられる。あの手この手の工夫が出てくるが、

これは最近のヒット。

なんと、このゾンビーバー、人形なのだ。

作っているのが日本人スタッフ。

でも、演出で結構怖い。

そして人間が、その形のままゾンビーバーに。

女子大生のキャンプに、恋人たち男性陣も加わって、

おっぱい丸出しで泳いだり、セックス三昧だったり。

そんなハチャメチャと可愛いビーバー。

のはずが、ホラーとスプラッターに。

だが、ビーバーが可愛いのと、時間が短いので、鮮烈さはなくさっとみられるので初心者には安心。
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「イヴ・サンローラン」、輝ける時代のローラン。

2016-01-09 18:49:50 | フランス映画
おススメ度 ☆☆

ファッション好き、ゲイ好き ☆☆☆☆

ファッションの世界や、ゲイの世界は、興味がわかれる。

好きな人はたまらなくいいし、嫌いな人は、見たくない。

ファッションもゲイも、アート・美の世界だ。

この映画は、サンローランの輝かしい時代を描いたものだ。

後半、年老いたローランが出てくるが、なれの果ての感じだ。

1965年から1976年、最も輝き、堕落した10年。

サンローラン(ピエール・ニネ)の影には、生涯の恋人であり、壊れやすい天才であるイヴを支えて会社を切り盛りしたピエール・ベルジェ(ギョーム・ガリエンヌ)がいた。

だが、栄光の影で、美を作ることに転機が訪れ、酒と麻薬の日々に。

そして新しい恋人、ジャック・ド・バシェール(ルイ・ガレル)と出会い、その退廃的な美しさにひと目で心を奪われる。

女の美を作りながら、男に走るファッションとゲイの世界。

全裸シーンなど、怪しげな雰囲気満々の展開。

だが、後半、ファッションショーが行われるが、その美的感覚は、次から次へ繰り出される圧倒的なファッションだ。クリアだが、奥行きのある色合いを再現。


撮影と衣装とのコラボで紡ぎ出す世界は圧巻。

これぞサンローランの真骨頂だ。
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「完全なるチェックメイト」、伝説の天才チェスプレイヤー、ボビー・フィッシャーの半生記

2016-01-08 18:56:30 | アメリカ映画
おススメ度 ☆☆☆

伝記映画好き ☆☆☆☆

ボビー・フィッシャーは、冷戦下にソビエト連邦の選手を下し、アメリカ合衆国歴史上、初となる公式世界チャンピオンになった男で、英雄としてもてはやされた。

そのソ連邦の選手との戦いをラストに据えた伝記映画。

チェスの試合は、心理戦でもあるのだが、ボビーは、精神を病み、自己欲が強く、散々周りをてこずらせる。

前半は、勢いに乗る天才棋士の勝ち上がり方とその傲慢に振り回される周りの人たちのあれこれが描かれ、ボビーが尋常人でないことが描かれる。

この男が、冷戦下、ソ連の棋士チャンピオンに挑むのだから、まさに心理戦。

おまけに、米ソ両国の威信がかかっているとあっては、盛り上がる。

当然試合も紆余曲折。

心理戦であるだけに盤面のうごきはそっちのけ。

お蔭で、チェスを知らなくても鑑賞に支障はない。

ただ、完全に神経ピリピリなだけに、感情移入などできようがない。

「スパイダーマン」シリーズのトビー・マグワイアが製作と主演をしており、いわば彼の映画だ。
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キネマ旬報2015年ベストテン発表

2016-01-08 09:31:57 | 映画
キネマ旬報2015年ベストテンが発表された。

意外な作品もある。



【2015年 第89回日本映画ベスト・テン】

1位  恋人たち

2位  野火

3位  ハッピーアワー

4位  海街diary

5位  岸辺の旅

6位  GONIN サーガ

7位  この国の空

8位  ソロモンの偽証 前篇・事件/後篇・裁判

9位  母と暮せば

10位  きみはいい子

10位  ローリング

(次点:「駆込み女と駆出し男」「バクマン。」)

*10位は2作品同点となります。

*10位が2作品のため、次点は12位となります。






【2015年 第89回外国映画ベスト・テン】

1位  マッドマックス 怒りのデス・ロード

2位  アメリカン・スナイパー

3位  アンジェリカの微笑み

4位  バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)

5位  黒衣の刺客

6位  神々のたそがれ

7位  セッション

8位  雪の轍

9位  インヒアレント・ヴァイス

10位  おみおくりの作法

(次点:「イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密」)




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「夫婦フーフー日記」、実話から生まれたハートフルコメディ

2016-01-07 18:45:54 | 日本映画
おススメ度 ☆☆☆

原作は、川崎フーフによる闘病ブログ。それを本にまとめたもの。

出会って17年目にしてようやく結婚。すぐ出産、と同時に妻にガンが見つかる。

子育てと看病に奮闘する男の話だが、死んだはずの妻が葬儀の最中に夫の前に現れる。

夫は作家志願で、この出来事をブログにしていた。

ブログでは、評判がよかったが、小説にするとなると、幽霊の妻が突っ込みを入れる。

物語は、回想的に出会ったときに戻る。

佐々木蔵之介と永作博美が夫婦を演じ。コメディタッチに。

昨年は、この幽霊の話が多かったような気がするが、この映画では、もともとの話を面白くするために入れられたとか。

悲しい話が軽くなる要素は十分にあり、意外とあっさり目。

ただ、中で、オカルト的なシーンがあって、夫も死んだとか。この辺は消化不良な気がする。

まあ、佐々木と永作のコンビは、的を外さない。
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「コード・オブ・カイン」、新たなアクションヒロイン誕生

2016-01-06 17:39:35 | 映画
おススメ度 ☆

アメリカ・ベラルーシ・ロシア・ウクライナ合作

メキシコ、ベラルーシなど、世界を股にかけたスパイ合戦。

カインとは、兄弟のことか、

カインを追う女エージェント。

話題ほど、かっこいいい女エージェントの活躍はないが、アクションはそこここに。

それにしても、話が分かり難い。

敵味方が判別なくして、どう追えばいいのか。

アクションも地味目で、迫力がない。

ウズベキスタン出身で世界的モデルとして活躍後、女優に転身を果たしたナターシャ・アラムが味噌だが、

この映画で見る限り、はじけた感はない。
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