ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「白い沈黙」、雪原で起こった少女誘拐事件

2016-04-21 17:57:45 | 映画
おすすめ度 ☆☆

カナダ映画

名匠アトム・エゴヤン作品だけに凝った作りになってはいるが。

冒頭、誘拐された少女の8年後の姿が描かれるだけに、犯人捜しの映画ではありません。

父親は、スケートの練習を終えた娘を連れ帰る途中、車に娘をおいたまま、ダイナー(レストランの一種)に立ち寄ります。車に残した娘が忽然と消えます。

都会ならいざ知らず、雪原でいなくなるなんて。(でも現実)

警察に捜査を依頼するも、かえって自分が疑われます。

ただ、インターネットの世の中、誘拐された子供達の手がかりも見つかるものです。

8年後に、警察は、やっと手がかりをつかみます。

でも、映画は、一方で成長した娘が、子供の誘拐を手伝っているような画面が出てきます。

そして、ホテルで働いている母親のもとに、娘の手がかりが、それを盗撮カメラで見る犯人。

一方、誘拐犯の一味がつかまります。

その復讐に女刑事が巻き込まれます。

そしてラストのカーチェイスと銃撃戦。

やはり、誘拐といっても日本とは違って犯罪組織です。

ただ、この映画、随所に穴があって、ちょっと戸惑います。現在と過去が交互に描かれるので、よけいとまどいます。

緊迫感はあるのですが??
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「グッドナイト・マミー」、妄想と現実が入り混じったホラーです

2016-04-20 18:02:38 | ヨーロッパ映画

おすすめ度 ☆☆☆

オーストリア映画 各国映画祭で話題に

「未体験ゾーンの映画たち 2016」上映作品

グロテスクなシーンも多いので、要注意。

森とトウモロコシ畑に囲まれた田舎家で、9歳になる双子の兄弟が母親の帰りを待っていた。
ところが、帰宅した母は整形手術を受けて顔全体を包帯でぐるぐる巻きに覆った姿に。

それから始まる、奇奇怪怪な出来事。

双子の子供は、母親が別人ではないかと疑い、様々な仕掛けを。

だが、双子の子供にも不可解な点が。

淡々と進むストーリーに、眠気を催すが

突然展開があらぬほうへ。

映像的に、現実と非現実が混ざっているので、だまされてみているとサスペンスフル。

そしてラストの悲劇。

映像でサスペンスを盛り上げる手法は、えぐい。

母親、双子ともに、怖いのだ。



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香港旅行 飲茶

2016-04-20 10:14:34 | 日記
香港旅行、最終日

ホテル近くのハーバーシティオーシャンセンターへ買い物に

お昼になったので、有名な「八月居 Hause of Jasmine」へ出向く。

12時前に行ったのに、満員。

番号を引いて待つ。

30分ほど待たされる。

2、3人のグループは、先を越して案内されるのにいらいら。

もうやめようかと逡巡するも、折角の機会だからと我慢。

やおらしてやっと、案内される。

実は奥のほうに、宴会用の大テーブル席があったのだ。

入り口の簡単な席は、通されないはずだ。

それからは、好きなものを注文して満足。

香港在住の福山雅治(ましゃ)ファンがお届けする香港の旅情報でも紹介されている人気店。

大テーブル席は満席、なかなか空かないはずだ。

でも満足、おいしかった。



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「ボーダーライン」、メキシコ麻薬捜査の裏側

2016-04-19 18:09:15 | アメリカ映画
おすすめ度 ☆☆☆

サスペンス好き ☆☆☆☆

R+15。かなり鮮烈な殺戮シーンが満載。

いま、メキシコは麻薬の巣窟らしい。

おまけに無法地帯とあって、首のない死体が随所にぶら下がっている。それだけで気持ち悪いのに。

アメリカとの国境で、麻薬を食い止めねば。

だが、この映画はもう一つの戦争があった。

目には目をだ。

それだけに、殺害現場は鮮烈。そこまでやるかの域。それも警察がだ。

で、この映画の主人公は、FBIの捜査官。

ゆえに、一線を越えた復讐劇に反抗するのだが。

だが、彼女自身も、国境では、渋滞の車列で突然襲われる危機に、銃を連発。

さらには、メキシコの警官と一線を越えそうになって、助けられる。

「灼熱の魂」のドゥニ・ビルヌーブ監督は、暗示的な拷問シーンを交えながら、ひりひりとするサスペンスの盛り上げはうまい。

そして、一家総ぐるみの惨殺。同じ仲間にも銃が向けられる。

音楽と映像も力強い。

主役のエミリー・ブラントをはじめ、ベニチオ・デル・トロ、ジョシュ・ブローリンとこわもて。

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「ルーム」、納屋に監禁された母子、脱出には成功したが

2016-04-18 18:18:25 | 映画
おすすめ度 ☆☆☆☆

アイルランド・カナダ合作

監禁された女性と、そこで生まれ育った息子が、長らく断絶されていた外界へと脱出し、社会へ適応していく過程で生じる葛藤や苦悩を描いたドラマ。

主演のブリー・ラーソンが、アカデミー賞主演女優賞受賞。だが、子供演じたジェイコブ・トレンブレイの演技が光っていた。

ルーム、納屋の一室に17歳の時監禁されたジョイ。そこで相手の男の子供ジャックを出産。

ジャックは、この納屋の世界しか知らないで成長。天窓とテレビがやっと外界とのつながり。

ジャックが5歳になって、脱出を決意。ジャックを死体として外へ出すための猛特訓。

この辺の細かな描写が、アップ多用の私カメラ風で、徐々に緊迫を高めていく。

偶然も重なって無事、脱出に成功するが、

実は、外界でのほうがテレビの暴虐も含めて母子にストレスを押し付ける。

母にとっての救いは、子の母への愛。

髪の毛を切って、母にプレゼント。

母は、生きる力をもらう。

犯罪自体の説明は省略されているが、それはこの映画には必要ない。

子と母の成長物語だから。母と子の気持ちが丁寧に描かれている。その気持ちが伝わるからこそ、感動をもたらすのだ。



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「ヴィジット」、姉弟の楽しい休暇を祖父母の家で過ごしたが?

2016-04-17 17:07:07 | アメリカ映画
おすすめ度 ☆☆

ホラー映画好き ☆☆☆

ホラー映画の巨匠M・ナイト・シャマラン監督作品。

中学生姉弟が、休暇を利用して、ペンシルバニア州メインビルの祖父母の家へやってきた。

優しい祖父と料理上手な祖母に迎えられ順調にスタート。

姉は映画監督志望でカメラを回す。弟はミュージシャン志望でラップが得意。

「夜9時以降は部屋から絶対でない」でと釘をさされるが、何か異様な音が、そこで覗いてしまった、祖父母の怪しげな行動。

何しろ、この祖母が怖い。

今回の映画は、老人ホラーとでも言おうか、一瞬写される老婆の怖いこと。

これは演出テクニックだが、

そうやっておいて、今度はうんちのついたおむつ。これ老人では当たり前のことだけど、なぜか怖い。

そして老婆の半ケツとか、全裸とか、走り回る姿とか、みてはいけないもの、そんなのが怖い。

祖父は、銃を口にくわえているこわさとか。

そしてオーブンとか、地下室とか、井戸とか、そこらにあるものが怖い。

ラストのネタバレでへえと思うが、老父母は存在だけで怖い。

姉弟の演技がうまい。

普通の老年生活者の怖さをコミックに描いた作品といえよう。
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香港旅行 土産 「YURI OIL」

2016-04-17 10:49:56 | 日記
香港旅行で、以前行ったときは、タイガーバウムでそれを買ったのですが、

現在、タイガーバウムは閉鎖されているとるとのこと。

シンガポールのそれは、観光用に別の団体が運営しているとのこと。

で、代わりに勧められたのが「YURI OIL」。


ネットで調べると、頭痛、肩こり、鼻づまりなどには利くようです。

液体で、メントールの匂いがします。

通販でも買えるようです。

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「ムカデ人間 3」、ついに500人をつなげたムカデ人間!

2016-04-17 09:53:23 | アメリカ映画
おすすめ度 ☆

狂った映画好き ☆☆☆

R+18 アメリカ・オランダ合作

タイトルにあるように、「ムカデ人間1」「ムカデ人間2」に続く、3作目です。

1,2は未見ですが、それぞれに、狂気の映画として、公開を禁止された国もあるぐらいやばい映画です。

なにしろ、人間のアナルと口を接合して、ムカデのような長い列を作れば、食べ物も1人分で済むという代物です。

肛門と口を接合するという発想はすごいですが、本作は刑務所が舞台。

そこの所長がまさにサディスティック。囚人の睾丸を切り取り料理して食べるというのですから。

そして、女性の秘書とはレイプごっこ。(有名ポルノ女優が出演)

所長の片腕がまたくせ者。「ムカデ人間」のビデオを所長に見せ、囚人をムカデ人間にすれば、いろんな面で節約になると提案。

知事や、映画監督が登場して、話が大きくなりますが、

所長は、断固として決意。


500人のムカデ人間を作ります。

人数は、1,2と、増えていきこれは極限でしょうか。


「ムカデ人間1」の狂気の医師を演じたディーター・ラーザーが所長を、「ムカデ人間2」でマーティンを演じたローレンス・R・ハーベイが、所長の片腕を演じ、監督は同じで、今回は映画監督役で出演。

まあ、こんな映画は見てはいけませんよ。

ただし、怖いものみたい人はどうぞ。

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「マーターズ」、残虐のホラー映画をハリウッドリメイク!

2016-04-16 18:33:22 | アメリカ映画
おすすめ度 ☆☆

痛い映画好き ☆☆☆

2008年のフランスのパスカル・ロジェ監督の「マーターズ」のリメイクアメリカ版です。

前作は、賛否あるものの、その鮮烈な痛み描写で評判を呼んだ映画です。

今作は、アメリカということもあり、やや、おとなしめで改変された作品です。

ただ、基本は踏襲しており、いかにして、若き女性を痛めつけるかに主眼を置かれた映画です。

したがって、サディスチックな行為が、見ていられないとか、嫌悪を催すとかいう人は見てはいけません。

だが、世の中には、そういうのが好きな人もいて、そういう人には面白い映画です。

幼少時に監禁、拷問、虐待をうけた少女が、10年後、その犯人を見つけ出し復讐する話ですが、そのあと再び捕らえられ、拷問を受ける話です。

中でも、生皮を引きはがされるのは、聞いただけでも、身の毛がよだちますが、そういうことが平気に行われる映画なのです。

その行為に宗教的意味づけがされ、よけいこの映画の賛否に影響します。

ただ、評者の中では、前作、すなわちフランスの映画の方がより鮮烈だとの評判です。(小生は未見)。

痛い映画としては、できのいい作品です。

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「人生は小説よりも奇なり」、ゲイカップルが結婚した途端不幸に!

2016-04-15 17:04:30 | アメリカ映画
おすすめ度 ☆☆☆

39年間連れ添ってきた同性カップルのお話し。熟年男性二人ではなんとも色気がない。

2011年、ニューヨーク州で同性婚が可能になったことで、念願かなって入籍した2人。お祝いパーティも盛大にやって祝福されたが、

まだまだ周囲の差別や偏見は根強く、ジョージは仕事をクビになってしまう。

収入の道を断たれた二人は、それぞれ別の家族と過ごすことに。

だが、それが、家族のつながりを壊したり、少年との交流があったりと、淡々と描かれます。

ゲイカップルは、画家と音楽教師のコンビなので、マンハッタンの景色やバックミュージックがなにげに色を添えてくれます。

ラストは、あっけない展開ですが、いまだに残る差別や偏見に目を向けてくれます。

監督がゲイであるのも、映画を深みのあるものにしています。

ただ、ゲイに興味がなければちょっと辛い映画かも。
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