ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「草の響き」、心の震えを感じながら、僕たちは駆けだそうとしている!

2023-04-23 19:39:22 | 日本映画

おすすめ度 ☆☆☆

佐藤泰志好き ☆☆☆★

自律神経失調症の治療のために走る夫、支える妻、友人、周囲の高校生たちを描く。佐藤泰志の同名小説を映画化。

心のバランスを崩し、妻と一緒に故郷・函館へ戻ってきた工藤和雄。精神科の医師に勧められ、治療のために街を走り始めた彼は、雨の日も真夏の日もひたすら同じ道を走り続ける。

映画の大半を函館の町を走り続ける。

妻は妊娠、和雄は、薬を過剰摂取して、救急搬送。

ラストは、救いのようでありながら微妙。

原作者の佐藤自身が自律神経を病み、若くして自殺している。

和雄を東出昌大、妻を奈緒が好演。

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「大事なことほど小声でささやく」、悲しい時は鳴けばいいのよ!

2023-04-23 13:55:30 | 日本映画

おすすめ度 ☆☆☆

人情映画好き ☆☆☆★

森沢明夫の同名小説を実写映画化したハートウォーミングなヒューマンドラマ。

主役は、後藤剛範さんといってよいのだろうか。普段はマッチョのチンピラ役が多い印象だが、本作では実は寂しがりやのオネエを演じる。そのマッチョとオネエのギャップが面白く、思わずゴンママのお店に行きたくなった。

6人の男女の群像劇かと思ったら、そのうちの1人のセンセーと言われる男に焦点をあてる。

妻の塩対応にこれはキツいと思っていたが、実はその前にセンセーが妻に対して塩対応をしていたというもの。その原因は娘の死。

オープニングは後藤さんのオネエネタや、田中要次さんセクハラネタにコメディ。

終わってみたら感動ストーリー。

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「マイスモールランド」、ここにいたいと願うことは罪ですか?

2023-04-22 16:27:15 | 日本映画

おすすめ度 ☆☆☆

難民制度に関心ある方 ☆☆☆☆

在日クルド人の少女が、在留資格を失ったことをきっかけに自身の居場所に葛藤する姿を描いた社会派ドラマ。

フィクションだが、高校生の少女が、生きるすべを失うドラマは、きつい。

唯一の救いは、アルバイト先で出会った、青年との交流だ。

結局、政治の不始末を個人が補うという、それも、少女が美貌である特典を利用して。

現在、入管法の改正が国会で話題になっているが、国としての制度が機能することを望む。

実際のクルド人難民が演じられないというのも、悲しい現実だ。

 

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「ノー・セインツ 報復の果て」、地に始まり血に終わる!

2023-04-21 20:48:31 | アメリカ映画

おすすめ度 ☆☆★

アクション映画好き ☆☆☆

アメリカ・メキシコ合作

殺し屋として生きてきた男は、裏社会から足を洗い妻と息子を取り戻そうとする。しかしかつての因縁により、男は再び殺しの世界へと導かれていく。

ネトは殺しの生業から身を引き、良き父として生きることを望んでいる。出所後、今も愛する妻ナディアと息子フリオに会いに行くが、ナディアの新しい恋人ヴィンセントの存在を知ることとなる。ヴィンセントは表では不動産業を営むビジネスマンだが、裏ではネトと同じ殺しの世界に生きる男だ。ネトは足を洗い、かつての妻と愛する息子を取り戻そうとするが、ネトに血の恨みを持つ多くの男たちが彼の行く手を阻む…。

主演は、ホセ・マリア・ヤスピク、なかなか渋い。

えぐいシーンもあるが、肝心のバイオレンスシーンがイマイチという惜しい作品でした。

 

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「オーディナリー・ラブ ありふれた愛の物語」

2023-04-21 16:59:36 | イギリス映画

おすすめ度 ☆☆☆★

日本では劇場公開されなかったが、2022年5月20日スター・チャンネルで放送。後にNetflixでも配信されている。

乳がんに侵された妻と介護する夫のありふれた愛情物語。

リーアム・ニーソンとレスリー・マンヴィルが共演。

92分の中編。

二人の役者の演技が素晴らしい。

特にマンビルは、頭を丸めての演技。

それをいとおしむニーソンのやさしいこと。

ガンの闘病以外、普通の生活。

ありふれた愛の物語。

 

 

 

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NHK朝ドラ「舞い上がれ」終了!

2023-04-20 18:06:04 | ドラマ

NHK朝ドラ「舞い上がれ」が終了した。

ちょっと魅力に欠ける作品のため、残念だった。

ヒロインの福原遥も、華の少ない女優さんで、盛り上がらなかった。

モノづくりの東大阪と、自然豊かな長崎の五島列島、空へ飛びたいという気持ちが新しい翼となって大空へ。

むしろ次回の「らんまん」に期待が。

ヒロインでなくヒーローの誕生か?

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「死を告げる女」、生放送5分前、それはある女の死を予告する電話だった!

2023-04-20 17:48:12 | 韓国映画

おすすめ度 ☆☆☆

ひとりの女性から死を予告する情報提供の電話を受け、独占スクープを手にしたキャスターが、事件を追ううちに驚きの真実にたどり着く姿を描いたサスペンススリラー。

この映画、テレビ局の報道番組の華である女性キャスターの地位を巡る嫉妬や競争、仕事と家庭――出産と子育ての両立の難しさに、更に自分が届かなかった夢を娘に託す、母の存在――韓国社会における働く女性の息苦しさを描きながら、さらに、解離性同一性障害――所謂、多重人格と言う要素を盛り込んで、息苦しくなるようなサスペンスに仕立てています。

ただ、テンポがのろく、話が散らかるので、映画に引き込まれない。

ほぼ、チョン・ウヒの一人芝居。

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「インフル病みのペトロフ家」、発熱!狂気!

2023-04-19 16:45:18 | ロシア映画

おすすめ度 ☆☆

変わった映画好き ☆☆☆

ロシア・フランス・スイス・ドイツ合作  R15+

これは、ロシア演劇界の鬼才キリル・セレブレンニコフが、強烈なブラックユーモアで国内にセンセーションを巻き起こしたアレクセイ・サリニコフのベストセラー小説「インフル病みのペトロフ家とその周囲」を映画化したもの。
 セレブレンニコフは、国の演劇予算横領疑惑を掛けられて軟禁状態の中で脚本を執筆、カンヌ国際映画祭でフランス映画高等技術委員会賞を受賞したいわくつきの作品。

2004年のロシア、エカテリンブルグ。インフルエンザが流行する中、高熱を出したペトロフは、トロリーバスに乗り込む。ペトロフは、熱にうなされ、政治家たちを銃殺したりする妄想と、現実を行ったり来たり。 そこへ友人のイーゴリが現れ、ペトロフをトロリーバスから強引に降ろすと、無断借用した霊柩車で、知人の哲学者ヴィーチャの家に押しかけ、酒を飲む。やがて熱と酔いで意識が朦朧としたペトロフは、まだ国がソヴィエトだった子ども時代のヨールカ祭りの記憶へと回帰していく……

ロシア社会への強烈な風刺を込めつつ、妄想と現実の境界が曖昧な原作の世界観そのままに、型破りな芸術的感性と刺激的なアクションを散りばめて描き出す。

なぜか、全裸の男女がうろうろ。

ロシアを非難するには、狂気が必要か?

 

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「ビューティフル・レターズ 綴られた言葉」、それは一通のレターから始まった!

2023-04-18 19:40:47 | アメリカ映画

おすすめ度 ☆☆★

劇場、DVD 未公開

Unextで鑑賞  85分と見よい映画。

実話がベース。

母親との確執で学業に身が入らないマギー。今は恋人のジェイと一緒のバンド活動が心の支えになっていた。ある日、マギー宛にサムという人物から手紙が届く。差出人に心当たりがない手紙を訝しみながらも読んでみると、中にはマギーを褒め称える言葉が綴られていた。手紙に感動したマギーは差出人を探すことを始め、それが老人ホームに住む年老いた男性スタンリーであることを突き止める。知らない人に手紙を書くことが得意だと話…。

居場所があることの大切さを痛感する映画。

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「スモールワールド」、少女たちを救い出せ!

2023-04-18 16:45:04 | ヨーロッパ映画

おすすめ度 ☆☆☆

ポーランド映画   「未体験ゾーンの映画たち2023」上映作品。

幼女誘拐犯を取り逃した警察官の12年にわたる追跡劇を通し、国際的な児童人身売買の実態に迫ったサスペンス。

ポーランドで4才の少女が誘拐される。母親と刑事が追うのですが、国境を越えられて、一旦幕。
この後、刑事が12年の執念の追跡をするのですが、小児性愛者を追うことで刑事もまともな精神状態でなくなってくる。

見ている方も、まさに重い雰囲気。

ミイラ取りがミイラになりかけるが、映画は武闘派として舵を切る。かなり胸くそ悪い連中が登場する。ロベルトの銃撃はカタルシスとなった。

ウーラは性商品としての応対しかできない。ロベルトと接しても男の客としか見ない。幼ければ幼いほどマインドコントロールはたやすい。本当の母親に再会しても、普通の生活の戻れるだろうか。

 

 

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