日限山4丁目日記

横浜市港南区日限山4丁目は美しい町です。美しい庭、家の前の道路、西洗公園は町を美しくし、人々を幸福にします。まちびと

延焼対策が重要な町

2009年08月15日 | 日記
災害に会った町の人が、こんな災害は初めて経験したと言うのを聞くと本当だろうかと思います。
その人にとって初めての経験でも地方政府の災害記録や町の老人の災害の記憶には実はあったのではないでしょうか。
災害の歴史が地方政府の町づくりに生かされていないのではないでしょうか。

防災については成文法とか上位の政府の防災基準に従っていればいいと考えるのではなく、町の地形、町の過去の災害などをよく調べて自分の町に起こりそうな災害を予測して防災対策を考えるべきです。
そして町の防災の考えは成文法並に尊重されるべきと思います。

町の外にあって狭小分譲住宅を考える三井のリハウス上永谷店のような不動産会社は、自分の収益を第一にし、町の防災を軽視します。
隣地境界線から壁が50cmしか離れていない総二階の木造住宅が林立したら火災が発生した場合、延焼の恐れが高まることは明白です。

横浜市港南区日限山4丁目は、約35年前、初めて宅地が分譲された当時、隣地境界線から1.5m離して家をつくるよう行政指導を受けました。
当時の横浜市には空間の多い安全な町づくりという考えが生きていました。

それがいつしか1mとなり、近年は50cmの住宅も少数ですが建つようになりました。
横浜市は、50cmでも成文法に違反していないからしょうがないという姿勢で、安全なまちづくりという考えを捨てたようです。

赤字に苦しむ横浜市が、不動産が動く経済効果を重視し、住環境の悪化や町の安全性の低下を放置してきた結果と思います。

4丁目は昔は西洗(にしあらい)という珍しい地名でした。
自治会名を西洗自治会とし、古い地名を残しています。
丘陵地帯で非常に西風が強かったのでついた地名と思います。
約35年前、私は庭の片隅に物置小屋をつくりました。
その物置小屋が西風で舞ったのには本当に驚きました。

幸い4丁目は大火にあっていません。
みんなが火災を出さないように注意してきたからです。
しかし今後あわないという保障はありません。
延焼対策が重要である地形であることは現代も変わらないと思います。
コメント
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