記憶の彼方へ

カラーとモノクロの写真と一緒に 日頃のなにげないエピソードやホッとするコトバを♪

ぼったくりタクシーにご注意 vol.2

2023年10月08日 15時10分45秒 | Paris

 

タクシーの運転手さん曰く、

〜悪徳タクシーは、100ユーロとかもっと高額な値段を要求することもあるんだよ。でも乗った人はわからないから、支払う羽目になる

ひどい話だね。大体、そういうタクシーは、中東系か黒人の運転手が多いよ〜

 

なるほど。たしかに中東系だった電話の会話は、途中からフランス語とは言えなかったし。

 

いい勉強になりました

次回は乗る時に必ず確認しよう空港からなら定額そのままの料金で間違いないから

 

そんなぼったくりタクシーの話をきっかけにして、思いがけず会話が弾んだ

 

運転手さんはセネガル出身で、父親の仕事の関係で子供の頃にパリに来たと。だからパリには30年ほど住んでいる。れっきとしたパリジャンだけど、本当は物価も安くて住みやすいセネガルに帰りたいと。結婚して子供が5人いるから、子供たちが成長したときには、帰る予定なんだそう

パリは悪くないけど、教育や学校など、セネガルの方がいいのそうです。

 

そして、「こどもはいますか?」の質問に、「No. Je suis célibataire.と答えると、「ええっ?!」

「いちども?」と、驚きを隠せない様子

 

そして「いくつですか?」と聞かれたので、「cinquante quatre」と答えると、「No〜〜〜!!!」と、片手でハンドルを叩きながら驚いた

 

私が間違えたんじゃないかと「fifty-four?」と、続けて英語で聞き直した

海外では特に日本人は若く見られがち。毎回パリに行くとこんなシーンに遭遇するのがこそばゆい。

何より運転手さんの驚く姿が面白かった

 

そして、人生において結婚することの大切さを語ってくれた

 

「チャンスがあればしてみたいけど、今はやりたい事がたくさんありすぎて考えられない!」と答えた。

会話の途中、タクシー会社からの無線が2回ほど入った時は、無線に応対する前に、必ず「I'm sorry」と断ってくれた

最後にかかってきたのは、1番下の男の子!9歳だったかな?
学校から帰宅したけどママが出かけていないと言っていた。

おやつを食べていなさいと言っているようだった。

電話中、お父さんの顔になっているのが微笑ましかった

ひとしきり運転手さんとの爆弾トークが終わると、「音楽聞きますか?」と言って、アフリカンなメロディが流れた。

途中渋滞に巻き込まれたが、無事空港に到着し、重いスーツケース2つ を歩道に上げてもらうと、「Bon voyage」と笑顔で見送ってくれました

 

今までは無言で乗っていることが多かったし、それゆえ運転手さんの人柄が解らず、多少不安を抱きつつの長い時間だったでも、こうしてコミュニケーションをとることで、お互いが心地いい時間を過ごせるのだと気づいた

 

次回も勇気を出して喋ってみよう



これは、スマホに送ってくれた明細書。
すぐに届かなかったので、レシートも出してくれました。

※見出し画像が頂いたレシート

7€の項目欄、左端に1Ap. reserv.と書かれています。これが予約料金。

62€の項目欄、1forf. RG CDGは、左岸よりシャルルドゴールとあり、一目瞭然!

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ぼったくりタクシーにご注意!! vol.1

2023年10月08日 12時25分05秒 | Paris

 

パリ、シャルル・ド・ゴール空港から市内に向かうタクシーの運賃は、セーヌ川によって分断されている。セーヌ川を挟んで右岸と左岸で異なる。昔は決まっていなかったので、実際に遠回りをされていることもあったけど、定額だと安心!!

 

滞在ホテルはモンパルナス駅近くなので、左岸に相当。だから、空港からホテルまでは2023年現在は62ユーロのはず。ちなみに右岸は55ユーロ。

日本で両替した20ユーロ紙幣3枚と5ユーロ紙幣を直ぐ取り出せるように準備していた

 

ところが、到着すると請求された額は88ユーロ

 

目が点状態

 

乗ったタクシーは、ピカピカの黒のベンツ

後部座席の中央には、小さなテーブルがあって500mlのミネラルウォーターのペットボトルが置かれていた。

 

確かに今までに乗ったタクシーとは別格と言っていいほどの美しさ

それが何か運賃に影響するんだろうか

 

サービスはと言うと、至って普通。唯一電話の会話が気になった
途中、かかってきた携帯に、相手の声も運転手の声も、大きな声で話し続けるのだ。それも永遠と!

途中から喧嘩してるかのような口調になってきたので、「お願い!運転に集中して!」言いたかった

運転手はフランス人と言うよりは中東系のような出立ちだった。

 

日本なら、まず携帯に出ない。タクシー会社の無線は例外。

100歩譲って携帯に出たとしても、状況説明をして手短に切る。当然声も小さめで。

 

お国柄なんでしょうかね

 

とまあ一瞬のうちに、この定額じゃ無い理由をあてはめ、不確かながら支払いを済ませてホテルに入った。

 

帰りのタクシーは、ホテルで呼んでもらった。

行きの一件があったので、タクシーに乗り込むなり、直ぐに代金が62ユーロで間違いないかを尋ねた

 

実際、タクシーの後部座席の窓には、空港から左岸と右岸のタクシー代金のシールが貼ってあった。

 

30代半ばくらいの運転手さんが、わかりやすく答えてくれた

 

通常はここ左岸から空港までは62ユーロだけど、予約をすると+ユーロで合計69ユーロとのこと。

 

でも、空港から乗った場合は、62ユーロだよと教えてくれた

 

「でも、行きのタクシーは空港のタクシー乗り場から乗ったのに、88ユーロでした」と言うと、それは違法タクシーだと。

 

Taxi, Taxi!!」と、呼びかけてくるのは怪しいとも

別に執拗に呼びかけられたわけではない。正式なタクシー乗り場に並び、空港の係員が案内するタクシーに乗っても、違法な運転手がいるなんて酷すぎる。

空港側もきちんと取り締まってほしい。。

後編につづく!


※見出し画像は、最終日のパリ
バスからのアンヴァリッド。ルイ14世が負傷廃兵の収容施設として建てたもの。
現在はナポレオン1世の墓所があります。

雨にがっくり来ていたら、パリの友人が、
『Masumiさんがパリを離れてしまうから!!!』と慰めてくれました

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