スタイル抜群なのに猫背な為になんだか気弱に見えたり、10才は年をとって見えてしまうものだ。
かく言う私も猫背がなおらない。
冗談で竹の物差しを背中に入れられたこともある。冬場に赤い半纏を着てこたつに入りみかんを食べながらテレビを見ていると、「おばあちゃんがいる!」と言われる。ずっと母親や姉から口をすっぱくして言われていたが、見込みのない私に諦めたらしく何も言われなくなった。
学生時代は医局の先生から壁に背中をつけて立ってみてというので立つと首から上が前屈みになる。頭を掴まれて壁に当てられると前後のバランス感覚が不安に感じた。呼吸もしずらい。同じ状態を維持して壁から離れると後ろにひっくり返りそうな感覚。実際に大学病院でレントゲンを撮ったら、頚椎が曲がっていた。これは治らないらしい。
そんな猫背の私がパリに留学したら、姿勢に敏感になっていた。まわりがみんな背が高く、姿勢よく歩く姿に惚れ惚れしたからだ。少しでも背伸びをしたい気分。日本だと自分よりも背が低い人は沢山いるし、猫背も海外にくらべると気にならない。
だが、パリにいると一日本人であると、本能であるかのように主張したい自分がいた。ただ、完全には治らない。だって骨の向きを変えることは出来ないから。後ろ姿の写真を撮ると一目瞭然。
帰国してからはウインドウに映る自分の姿を見て必ず確認している。
女性の品格の一つとして、背筋を伸ばし颯爽と歩く姿は永遠の憧れなのだ。
かく言う私も猫背がなおらない。
冗談で竹の物差しを背中に入れられたこともある。冬場に赤い半纏を着てこたつに入りみかんを食べながらテレビを見ていると、「おばあちゃんがいる!」と言われる。ずっと母親や姉から口をすっぱくして言われていたが、見込みのない私に諦めたらしく何も言われなくなった。
学生時代は医局の先生から壁に背中をつけて立ってみてというので立つと首から上が前屈みになる。頭を掴まれて壁に当てられると前後のバランス感覚が不安に感じた。呼吸もしずらい。同じ状態を維持して壁から離れると後ろにひっくり返りそうな感覚。実際に大学病院でレントゲンを撮ったら、頚椎が曲がっていた。これは治らないらしい。
そんな猫背の私がパリに留学したら、姿勢に敏感になっていた。まわりがみんな背が高く、姿勢よく歩く姿に惚れ惚れしたからだ。少しでも背伸びをしたい気分。日本だと自分よりも背が低い人は沢山いるし、猫背も海外にくらべると気にならない。
だが、パリにいると一日本人であると、本能であるかのように主張したい自分がいた。ただ、完全には治らない。だって骨の向きを変えることは出来ないから。後ろ姿の写真を撮ると一目瞭然。
帰国してからはウインドウに映る自分の姿を見て必ず確認している。
女性の品格の一つとして、背筋を伸ばし颯爽と歩く姿は永遠の憧れなのだ。