必ず、初老のおじさんが数人いる。平日の昼時前、
おじさんは、まちがっても奥様連れではない。
おじさんは、まちがっても花苗コーナーにはいない。
おじさんは、植木のコーナーで枝振りを熱心に見ている。
おじさんは、山野草コーナーで鉢を取り、メガネを押し上げてじっと見ている。
おじさんは、野菜種の袋の説明書きを夢中で読んでいる。
おじさん達は、時折、ベテラン店員に相談を持ちかけている。
おじさんは、じっくり、慈しんで、手塩にかけて育て上げることに喜びを感じているのだと思う。
ちょっと偏屈にも見える、孤高の人とも見える、おじさん。私も、もう少し年をとったらそういう人になりたい気がする、今のところ。
おじさんは、まちがっても奥様連れではない。
おじさんは、まちがっても花苗コーナーにはいない。
おじさんは、植木のコーナーで枝振りを熱心に見ている。
おじさんは、山野草コーナーで鉢を取り、メガネを押し上げてじっと見ている。
おじさんは、野菜種の袋の説明書きを夢中で読んでいる。
おじさん達は、時折、ベテラン店員に相談を持ちかけている。
おじさんは、じっくり、慈しんで、手塩にかけて育て上げることに喜びを感じているのだと思う。
ちょっと偏屈にも見える、孤高の人とも見える、おじさん。私も、もう少し年をとったらそういう人になりたい気がする、今のところ。