まい、ガーデン

しなしなと日々の暮らしを楽しんで・・・

低い結論

2008-08-26 09:05:54 | モブログ
その集まりでの話。マサチャンママ、遅刻友、介護友、私。
話はマサチャンママの家にマサチャン一家が同居するということから。
介護友の独演会になった。

介護友は6人だか8人だかの兄姉の中で育っている。厳格な両親だったという。若くして農家の長男に嫁いでいる。評して「口八丁手八丁だよね、誰もかなわんよね。」みんなの意見は一致している。本人にも言い渡してある。

「あんた、長女はどうするのんや。長女の扱いはどうするのんや。いっくら今は一人で旅で生活しているとはいうても、この先どんな気持ちになるとも限らんや。帰ってきとうなるかもわからんねかや。そんときどうするの。ちゃんと話しつけとるのんか。」
「ん、まあ、それは・・・」マサチャンママ

「キチンと長女に話をするのんが親の役目だねかや。それでいいのか確かめたのんか。そんな話はきっちりしとかんと後に禍根を残すもとだが。世間にいくらそんな話がころがっとるっちゃ。姉妹仲も悪くならんとも限らんや。いやでも親がしっかり言わんにゃあならん。」

「私は子供たちにはっきり言うてある。まず二人を呼んでさ、娘には、あんたは財産を放棄せよ、その代り息子には米をつくっとる間中は娘のところに送り続けよ、ってさ。息子も娘もそれでいいって言うしの。公明正大ですっきりしたっちゃ。それから今年の正月にみんなが集まったから、今度は皆の前で言うてやったっちゃ。な、息子の嫁さんにも、娘の旦那さんにも承知してもらったわ。」

「息子の嫁さんには、あんた次第だや、なんかおかしかったら私にも考えがあるがって言うてある。」



私にも矛先が向かってきた。
「あんたは一人娘だから、自分のことはそれでいいっちゃ。そんなことは考えられないだろうさ。でもの、あんたの子供たちに揉め事を残さんなんようにするのは親の役目だや。今から考えとかんにゃあ。」

ああ、これが同級生か!
私は、牛乳に砂糖入れればいいだけだとか冷やかされながらも、ホットミルク頼んでよかった。9時も回ってコーヒーなんか飲んでいたら眠れなかった。ぼんやり毎日を送っている私には、そんな視点は全くなかったから、さ。

翌日、施設からの帰り、マサチャンママのところに寄った。
「昨日は重い話だったね。」ってなことになったけれど。
そこへ偶然遅刻友が初めて作ったからと言ってダイコンを持ってきた。
なんだかんだで・・・結局
「な、ま、あれはあの人の考えだっちゃ。私らできんわね。」
ってえらくすっきり結論付けた。こういう連中の集まりに介護友の演説はむなしい。
コメント
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