父が寝ているところをまじまじと見た。
鼻が上を向いているからさ、どうしてもそういうところに目が行くわけよ。
はな○がくっついているのが笑っちゃうね。
夫に頭のかさぶたがどうなっているか見てもらおうと、突き出したら、
「はな○、つけたのんが、頭のがめ(おでき)を見せるのんか」と散々からかわれた。
「えっ?!」って驚いて鏡見たけれど、時すでに遅し。ああいやだ。私も鼻の穴が大きくて、おまけにそれがついていないか、と指でほじくるからだんだん大きくなっているしね、きっと見えやすいんだわ。
道で知人と会った時、立ち話になった。
私より背が高いわけではないけれど、顔を合わせるとそういうわけでそれが見えるのよ。鼻息荒くしゃべると、それが、ふーふーって震えるの。ティッシュが震えるみたいにね。
私だって一応常識がある人だから、目をそらそうとするけれど、そっぽ向いて話すわけにもいかないから、つい目が行くの。見てはいけないものほど見たくなる性分もこういうときは困るわ。けっこう深刻な話をしているのに笑いそうになって。ほんといけない。
どうしたかって?そりゃあいつまでも見ていたかったけれど、そんな失礼な。
目線を下げました。豊かな胸のあたりを見ました、といおうか、首のあたりで、視線をうろうろ泳がせました。
(あまがえるがいた辺りをめがけてシャッターを切ったけれど見当たりません。あまりに緑がきれいなので、そのまま)
ゆえに、会話をしているとき、私が鼻のあたりを見て笑いをこらえていたら、そういうことですから、さりげなく手をやってとってください。
私がくっつけていたらどうぞ遠慮なく指摘してください。速攻でほじりますから。