先週の月曜日、偶然、薬局にワタナベさん鞄やさん私の3変人が集合した。
「生きとったのんか」というとんでもないご挨拶をいただいて。
話はこれまた仲良く3人とも観たテレビの話。
室井滋さんが京都の奥、花背の美山荘のお料理を食する番組。
「うちのが読んどる雑誌にあったが」というくらい有名な旅館。
「あんなこごめ1本だけかっこつけて出してどこがうまいか!」「なあ」
「根曲がり竹だってドンテンのそこらへんに行けば、あちこちあるが」
「そんなにうめえもんだねえけどなあ」
「筍を塩釜で出しとっただろ、白筍って筍の上に米ぬかかぶせて育てばああなるがさ」
と、どこまでも根性がねじ曲がった論人たち。
こんな人たちについていくのは容易でないのよ。野菜話が出たからワタナベさんに、
「野菜作るのんは手間がかかるでしょ」とついうかうかと言ってしまった。
ああ、やっぱり地雷踏んだわ。しまったと思ったがもう遅い。
「馬鹿みてえなこと言うとるが。野菜に手間がかかるのんはあたりめだねか!」って怒られた。
(町中にあるワタナベさんの畑。こんな丁寧な仕事をしているのだから、怒られても仕方がない。ちなみに、私はテレビ見ただけで野菜作りは諦めた)
鞄やさん
「苗1本98円で買って100円で売るなんて、そんなバカみてえなことできん。
そのくらいなら、よそのもんにくれてやって、お返しもろおた方がよっぽどいいが」
やっぱりそうか、もらったらお返しはしなくてはいけないのだな。
そんな常識もさっぱりだった私。くれるというから貰ってやる態度だった私。
きっちりお返しはせねばいけないんだ。
田舎は世間を教えてくれる。(たんに私が・・な人だったというだけか)
で、教育テレビの『やさいの時間』
びっくり仰天、日本料理の野崎さんが教えてくれた野菜料理。
○きゅうりをすりおろして薄口しょうゆをかけご飯にかける
○トマトを賽の目に切って、みじん切り生姜と塩を入れてざっくり合わせ、ご飯にかける
もう目が点になったわ。勇気のある方、どうぞお試しあれ。
私?きゅうりの方、料理。以外とさっぱりいける。
凝った懐石料理の後とか、お酒飲んだ後とか、夏の食欲がない時ならいけるかもしれない。
でも、ふつうのお茶碗一杯は無理、小さめのものでね。
トマトのそれ、どなたかよろしかったらお試しを。