更新しているかなと久しぶりに覘いた森見登美彦さんのブログ。
おおーっ、更新してあるではないか。おまけに9日から朝日新聞連載ですと。
実家は朝日じゃないから読めなくて残念だけれど、ま、それもいっか。ゆっくりで。
で、あわててアップする感想、『恋文の技術』
もうもうひたすら森見ワールド全開。
私はこんな草食系男子(勝手に決め付けている)大好きだからワールドに浸りっぱなし。(肉食系男子好きは、女々しくて、なんつー奴だとわめきながらすぐにほっぽり投げるに違いない)
どんな内容名なのよ、と、聞かれもの説明のしようがない。困る。
能登の研究所に飛ばされた男子大学院生主人公がただただ一方的に京都のおのおの方に出した手紙のお話。
もくじね
第一話 外堀を埋める友へ
第二話 私史上最高厄介なお姉様へ
第三話 見どころのある少年へ
第四話 偏屈作家・森見登美彦先生へ
第五話 女性のおっぱいに目のない友へ
第六話 続・私史上最高厄介なお姉様へ
第七話 恋文反面教師・森見登美彦先生へ
第八話 我が心やさしき妹へ
第九話 伊吹夏子さんへ 失敗書簡集
第十話 続・見どころのある少年へ
第十一話 大文字山への招待状
第十二話 伊吹夏子さんへの手紙
投函している季節が4月から10月までだから、書いてある内容が重複していること甚だしい。
おいおい、なんかそのあと進展しているのかさ、と突っ込みを入れたくなるくらい。
別に恋文の技術なんてなーーんもないです。
伊吹夏子さん、ね、この失敗書簡が、ちょっと泣かせるくらい。
あっ、泣かせるといっても森見さんですから、笑わせもします。
嘘か真か分からないながら、家庭教師をしていた見どころがある少年へのお手紙だけは、本気かしら。
行ったり来たりが駄目でない方には、梅雨の時季、お昼寝時になどどうでしょう。
能登の空はなぜこんなに灰色で、頭つかえそうなほど低いのか
山も街も海もすべてがどんよりと灰色に包まれています
だんだん自分の過去も未来も灰色になる気がして、水族館のイルカに人生相談に行ったりして精神的危機を乗り越えております
しょっちゅうこんな挨拶文が出てきますから・・・
そっちもそうかと乗り切れること請け合いです。