横浜にいる時は、2月に咲くから梅、3月だから桜。
はたまた、梅の名所だから梅、ここは桜並木だから桜、と何の疑問ももたず大雑把な覚え方。まことに芸のないことで・・・
だから、こちらで、梅と桜の開花が重なったらどちらがどちらか見わけがつかない。
知らないところ散歩の折に見かけても適当に断定くだしてやっぱ気持ちが悪い。
店番友の自宅前を通ったら見事なそれ、草むしりをしていたご主人に、
「桜ですか」と聞いたら、「いや、梅だがさ」って。
これは桜、梅はこんなに咲き乱れないもんね、確信持って。
ああ、それなのに、
「あんずだがさ」と言われたひにゃあ、心乱れる、どうすりゃあいいんだ。
きれいなんだから「美しいなあ、でいいじゃないの」と言われそうだが、そこはそれ、きっちりしたい私の性分がめんどくさくて。
どっち?と判断迫る。
分からないものは「ご判断ください」とまる投げ状態。すみません。
(恐る恐るお願い。苦労したので1枚でもよいのでクリックしてあげてください)
で、この後、土曜市で物知りの店番さんにしっかり詰問したわ。
「あんた、知らんのんか」
と実に憐れみ深いお顔。
「梅は実がなるから枝からすぐに花が咲くねかや。桜はの、こんな(人差し指曲げる)柄がついて咲くがさ」
人生、いくつになっても学ぶことはある。(ま、私が知らないだけともいえる)