ほら、自分病探しの名人だってことは前にも書いたけれど・・・
その後の血圧、順調で、起床時だって120前後。一体全体140越えはなんだったんだろう、と今になって思うわけですよ。
左二の腕のそこはかとない痛みも忘れるくらいになって。
日々快調か?って。いやそうはとんやがおろそない。なにしろ病見つけの名人だからね。
あるとき。頭が猛烈に痒いわけ。
頭が痒いなんて滅多にないわけ。痒い箇所に指を当てガシガシ掻いたら。
あれま、わずかな膨らみが指に触れる、ふけのようなものがパラパラ落ちる。
見えない場所だから、指の腹で触ると直径1センチもあるように感じる。
なんだろなんだろ、とは思った。思って、夫及び床屋奥さんに強制的に見せる。
「いぼみたいですよ」とは優しい床屋奥さん。「悪いものではなさそう」とおっしゃるので安心はしていたが・・・
なんたって気になる、暇があると触っている。ある日、横浜友に、
「頭の中にいぼみたいなのがあるのよ。自分じゃあ見えないからさ、困っちゃう。なんだろね」
と訴えたら、怪訝な顔。なに言ってんだろうな顔。私、えっ!?
だからさ、頭にいぼみたいなのが出来てぇ、と説明。
横浜友、
「なによ、それ。私は頭の中っつうから、そんなとこ見えないに決まっているじゃない、と思ったわよ」だって。
そりゃあそうだ。頭の中にいぼが出来てるなんてよく分ったものだ。そんな見えないところに出来たものを*いぼ、と断定するなんて、ね。
いやあ笑ったね、笑った。日本語は難しい。
単に頭と言えばいいのか?髪の毛の中と言えばいいのか?地肌と言えばいいのか?
はたまた、察しろ!と言えばいいのか。うん、長年の付き合いだからね、これだわ!
いぼは大きくもならず小さくもならず。いや実際は見えないから分らんのよ。