京急線、弘明寺から乗ってきた少年と祖父らしき二人連れ。
少年、というよりもっと幼いかしら。小柄、幼顔、どうみても小学1年にいっているか年長か?
二人の会話に耳がダンボ。
だってすごく感じがいいのよ、そのお二人。おじいちゃん大好き、孫目に入れても痛くないってな感じで。
で、少年。
「あびこって書いてみて!」
おじいさん、説明しながら手のひらに指で書く。
うかんむりに おんな 書いて *安
左に こ で 右に いち 書いて・・・ *孫
すかさず少年、
「いちじゃないよ。はらうから ノ 書くんだよ」
得意満面、指で書いてみせる。いや可愛いのなんの、頭ぐりぐりしたいくらい。
こういうときね、孫がほしいと思うわけよ。
京急線
京浜東北線
成田エクスプレス
神奈川駅
二人の会話は続く。
「大和(駅ね)の前は何駅?」
祖父、しばし思案顔。そしておもむろに、
全部忘れた!
いいねえ、そのセリフ。
で、お二人は、多分私が降りた次の駅、仲木戸で降りたと思う。そんな会話だったから。