真野町に来るたび横目で見ながら通っていた気になるお宅。由緒ありげなお宅。
それがそれが。
行ってくれえや、というマサチャンママの要請に応じたら、なんとこちらの旧家訪問だったから、願ったりかなったり。
門の額さえどう読んだらいいのか皆目見当がつかないでいたのよ。
『荏川草堂(じんせんそうどう)』と読むそうな。
さっそくお屋敷に上がらせていただく。
玄関横のこの備前焼の大甕に度肝を抜かれる。
なんでも400年も前の作。銭甕で、江戸時代、輪銭を入れたものだそうな。
そして座敷には、
会津八一書の額。
江戸城で書いたものを佐渡奉行行列とともに運んで、本陣のこちらのお宅の門口にかけておいたお宿札。下は槍と火縄銃。
欄間だって立派。
そして、司馬遼太郎さんの色紙。絵はこちらの土人形を(ぼけぼけ)描いたもの。
そしてそしてお祖父様(だったと思う)が収集してらした土人形がズラリ。
大好きな土人形が並んでいた。
土人形
眼福、眼福。