まい、ガーデン

しなしなと日々の暮らしを楽しんで・・・

ひとりで食べる

2012-11-19 12:39:19 | くらし

横浜の自宅に帰ってくれば、ま、二人で食べるのは基本のき。
佐渡にいれば当然のごとくひとりで気楽に、好きな時に好きなように好きなものを食べる。
うん、これはこれで悪くもない。なんたって期間限定だからね。

で、佐渡の薬局談義。
マサチャンが、突然、

「じいがさ、この頃、朝はっええ時間にひとりでご飯食べとるんだや。5時半だや、5時半。信じられる?」
と言うからさ、「信じられん!」に決まっとる。
「自分でワンプレートなんか作ってこじゃれて食べとるがさ」なんて。どうしたんだろうねえ。
マサチャンママ、
「うるせえから、ひとりで食べてえんだねえかっちゃ」と我関せず、知らん、好きにしたらの態。
そっか、何しろ6人家族だもんな。

   渋い黒い実。何でしょう。

それを聞いていた河崎オジサン。
「俺もそうだがさ。昼飯はさっさとひとりで食べてしまうし、夕飯はみんなはテーブルで食べとるけど、
俺はこたつに運ばせてテレビ観て食べとるが。そうでなきゃ食うとる気がせえせん。
あっちへがちゃがちゃこっちへがちゃがちゃ落ち着かせんもんな。何食うとるか分からんようになる」
と目を丸くして意気込んで述べ立てる。
いつもお孫さんを保育園に送り迎えし、目に入れても痛くない風情なのにね。

   こちらオオバギボウシ

真打はあの方。
「まって、若いもんと一緒に食うとられん。その鯛は私が釣ってきた私が釣ってきたって何回言うっちゃ。
うるせえ、ちっと黙っとれって箸投げとうなるが」
「そらし、俺も若いもんが食べ取る間は、りんご食うたりして腹だまかして、その後テレビ観てゆっくり食うっちゃ。その方がいくらいいか分からん」

うーーん。分からんでもない。
私は自分しかいないから必然的にひとり食べをそれなりに楽しんでいるけれど、
高年オジサンたちは自らひとりを選んでいるのね。家族食卓の喧騒に耐えられないのね。
ま、繊細なっ、つえば繊細、我儘と言えば我儘。
高年オジサンは、常日頃、ぐっと腹に虫を飲んでいるだけ気難しいわね。分かる!分かるよ。

 

コメント
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