やれ暑いから寒いから、やる気しないんだものかったるいんだもの、
なんて惰眠をむさぼっていた整理の虫が、突然、目覚めまして。2月24日。(日記に書いてある)
なんだったんだろう、その一瞬。
で、手始めに和室押入れの10年置きっぱなしの座椅子をどけてみた。
ひいーーーーっ!である。
押入れ床がかびているじゃないの。慌てて隣の布団袋もどけてみた。
ひーーーっ!×10である。
びっくりしたのなんの。
おまけに、憎っくき奴らも数匹長々寝そべっていた。
お前たちの棲みかじゃないっつうの。
自慢じゃないが生まれてこの方、住んだ家で押入れにカビなんか育てたことない。
それが、どうしたってーんだ。夫が開かずの間にしておいたせいだな、なんてことは言わない。
押入れは開けっ放しだ。部屋の戸も開けっ放しだ。天井の板も開けっ放しだ。
開けっ放し×3。いやはや、だらしのない自分をいちおう恥じてみた。
それからの日々。
団塊スタイルの教えを守って、しこしこ続けていますよ、整理。
1日15分。って、さすがにもう少しかかる場所もある。
ある日は着用しない洋服(ドレスまであったのよ)一袋資源ごみ提出。
ある日は本棚整理。ページが取れそうになっている料理本とか海外旅行術なんかね、これも資源ごみ提出。
天袋の子供お道具箱を開けたら写真がわらわらと。他人の写真は申し訳なくも整理。
そんなことやっていたら、出てきたわ。
夫のセーター。
着たの見たことない、見たことないが覚えがある。
お母さん手編みのセーター。新品毛糸は使っていない。
何回もほどいて編みなおしたことは見て取れる。
ザーザーと機械で編んでいるお母さんの姿まで見えるようだ。
「着てあげなさいよ!」と強制して着させるも、このところの気温でまたもや箪笥行。
でも、思い出だけじゃない形あるお母さんの記念の品が発見できて嬉しい。
なんて。もともとあったのよね。我らがほったらかしにしておいただけよね。ごめんなさい。
おまけにこんなものも出てきて重宝この上なし。
背中の痒い私がもっぱらこれ遣ってがしがしがしがし。
「あぶくま洞」って書いてあるけれど、我ら二人は行った覚えなし。
思い当たるは父のみ。
そんなわけで、本日も冬服整理。
ラジオ体操並みに続いている。
あっそうだわ。*団塊スタイルでは後2つの教え。
完全を目指さないこと
収納入れを買わないこと
はい、そういうことです。