このところ展覧会には駆け込み鑑賞が多い。
暑さのせいかひたすら疲れているのと億劫が先に立って。
いかんなあと思いつつ身体も気持ちも動かない。
が、昨日は空の青さに魅かれて珍しく朝からその気満々。
電車で20分足らずの横浜美術館というのもその気満々になる要素。
<眠たい子どもを沐浴させる母親>
展覧会概要から抜粋
メアリー・カサット(1844-1926)は、米国ペンシルヴェニア州ピッツバーグ郊外の裕福な家庭に生まれ、
画家を志し、21歳のときにパリに渡りました。
古典絵画の研究から出発し、、印象派展への参加を決意します。
カサットは、印象派から学んだ軽やかな筆遣いと明るい色彩で家庭の情景を描き、独自の画風を確立していきました。
特に母子を温かい眼差しで捉えた作品は人々の共感を呼び、カサットの名を不朽のものとしています。
女性の職業画家がまだ少なかった時代に、さまざまな困難を乗り越えて意志を貫いたカサットの、力強くエレガントな生き様は、
現代の私たちにも勇気を与えてくれるでしょう。
とあるけれど。
すまぬ、ちょっと愛が持てない。 熱が入らない。
ゆえにかカサットの母や姉、兄の肖像画を見るにつけ、カサット家族は謹厳なのね、なんて感想も辛口。
<桟敷席にて>
でもこの作品は好き。強い意思を感じる。
桟敷席の向うから女性を覗いている男性を描いていることが謎でして。いろいろ想像を膨らませる。
版画やスケッチもたくさんあって、それらの小品がなかなかよくってお持ち帰りしたかった。
隣のcafeでひと休みして。
やっぱり家にぐだぐだしているだけではいかんね、と。3時過ぎには帰宅した次第で、2時間半の息抜きよ。