夜『大家さんと僕(矢部太郎著)』を読んでいたら、なんだか泣きたい気分になってきた。変。
しみじみほのぼのとしたいいお話のマンガなのに。
伊勢丹へタクシーに乗って、ひとはら2000円もするたらこを買いに行く87歳の大家さん。
売れないさえない芸人の39歳矢部さん。大家さんいい方ね、矢部さんいい人ね。
日頃のお礼にと矢部さんがお誕生日プレゼントを出したら、後ろ振り向いたまま言うの。
「もうこの歳になって いいことなんて何もないと思っていたけど・・・」
「長生きしてよかったわ」
そしてくるっと振り返って、固まっていた矢部さんに、
「ごめんなさい 感想がちょっと重すぎたわね!」
なんて素敵な大家さん。
大家さんは自分が読み終えた本を矢部さんに貸してくれる。
その中で・・・けっこう性的な描写が・・・感想をどう伝えようかととまどっている矢部さんに、
「ハレンチよね」大家さん、ひと言。大家さん、好きだ。
で、舞岡公園もみじ休憩所の青もみじ。
紅く色づいている紅葉も美しいけれど、青もみじは清々しくきっぱりと美しい。