階段掃除をしようと外に出たら、買い物帰りのイダサンとばったり。
「そんなことしなくていいわよ、きれいじゃないの」
なんて気持ちを削ぐようなこと言うから、その気になって「それもそうかしら」
と箒を手に持って立ち話。
イダサンはちょっといやもう少し上かしらの先輩。
あまり物事にこだわらず、ひょうひょうとして何もかも適当に受け流すからこちらも気楽。
「昼寝しかすることないからさ」から始まってあれこれ。
「年取るのも楽じゃないわねえ」って
「きつい方の娘が残っちゃって」と言うから、
「〇さんもこぼしてたわよ、変わり者の娘が家にいて嫌だってさ。
えてしてそういう子が親の面倒を見るのよね」と追い打ちかけたの。
「年取ってからの夫婦も大変だよ、若い時と違うんだから」とイダサンも切り返す。
せえので一緒にあちらに逝こう、と手を出すから、その時は連絡してねと口約束したわ。
早春に咲く花*マンサクひらひらへらへらが何とも言えず好き。
舞岡公園の*マンサク 道路沿いに。
古民家裏には紅い*マンサク
名前の由来、諸説。
他の花に先駆けて「まず咲く」ことからマンサクという説
枝いっぱいに花を付けることからマンサクとする説
花の様子が豊作を祈って踊る姿に似ているためマンサクとする説
どの説もなかなかそれらしいわ。
お掃除?ちゃんとしましたよ。外掃除しようという気になるなんてめったにないんだから。