穏やかに晴れた昨日、3人で元同僚のお墓参りを済ませた。
待ち合わせたお寺で1年ぶりに会ったからハグし合ったりなんかして再会を喜んだ。
年上同僚がいちばん喜んでくれて。
そうよね「こんな日が来るとは思わなかった」そうだもの。
家族には言わなかったけれど、亡くなった彼女の次はすぐに私が逝くと思ったと話す。
境内のベンチでしみじみと、でもないか、故人の思い出語り。
共通の話題は「なにしろ待ち合わせ時間にうるさかったわね」という話。
私たちは遅れたことはない、ただ時間ぴったりに行くと怒るのよ。気に入らないって。
時間ぴったりがいやらしいって。それぞれ約束時間より早く着いているの、でもでも
みんな時間調整しているわけ。そして2、3分くらい前に約束場所に顔を出すの。
そうすると「遅れたわよ」と怒るわけ。あれには参ったわね、なんて。
その後は年上同僚の家におよばれ。
下二人は疲れさせるのではないかと心配したが、「話したいのよ」と言ってくれて。
出前だからというのでほんとにそれだけならと思って遠慮なくお招きに預かったが、
なんの肉じゃが初めの手料理が並んだ。そうそう料理上手な人だったんだ。
1年ぶりだから話は尽きないけれどいくらなんでもこれ以上は負担をかける。
引き留めるのを振り切って3時過ぎにお別れした。
1年前に会ったときはご主人につかまらないと歩けなかったけれど、昨日の彼女は
足取りがしっかりしていて以前と変わらないように見えた。
お墓参りは、病気になってから初めてひとりで行動したんですって。
食べられるようになって体重も少し増えたそうな。ほんとに嬉しい。
それでも、快方に向かっているわけでもないというからこの病気は厳しい。
「今日で自信がついたからまた計画してね」のメールで逆に励まされたわ。
ほんとに強い人だ。