昨夕
私、鎌倉八幡宮に寄り道したときの横須賀線で初めて外国人男性に席を譲られようとした。
ああ、いよいよばあさん外見はインターナショナルになってきたんだな、と。はい。
大船駅乗り換えしたとき、空席がなかったから立っていたの、斜め前の座席に若い
かわいい外国人カップルがいたのよ。高校生か大学生か。ガイドブックを見ている。
彼女の方が男性を突いて何やらひそひそ、私見てひそひそ。と、やおら男の子が立ち上がり、
手で「どうぞ」のジェスチャー。ん?うれしい。けれど、ね、せっかくのカップル旅、
じゃましてもなんだから「大丈夫」「ありがとう」とお得意の日本語とボディランゲージ。
彼らは北鎌倉駅で降りて行きました、いい旅を。
今朝の朝顔
昨日は暑気払いと称して同級生が6人集まった。集合場所は新宿、もう泣きそうなところ
だけれど仕方がない。駅構内も脱出した街の景色も異国だからね、人の多さと狭苦しい
空間に息が詰まりそうになるのよ。
で、行きの京急車内、横浜駅で立っている私の斜め前の席が空いた。その前に立っている
若い女の子は座ろうとしない。これは暗黙の裡に私にどうぞだなと都合よく解釈して、
「いいかしら」と言って座らせてもらった。
「目的地までに立ちっぱなしはない、必ず座れる」のジンクスは未だ生きている。
帰りの新宿からの山手線、ちょいほろ酔いで乗り込んだら、前の席に座っていた若い女性が
「よかったら座りませんか」言い回しは違うけれど、とても丁寧な口調で席を譲ってくれた。
感激よ。と、隣の30代くらいの男性が、どうぞ、って夫に席を譲ってくれた。
ほんとありがたい、が、申し訳ない。昼間っから遊んでいる年寄りに、と思うとね、なんだかね。
途中駅で二人とも座れたからほっとしたわ。男性の方は私の横だったから下車するときには
再度のお礼を。
帰りも京急、品川駅から。待ち時間なしの乗車だから当然座れない、つり革につかまって。
しばらく走ったら、前に座っていた中年男性がやおら立ち上がった。ん?と思ったが
譲ってくれたんだなと座らせてもらった。男性氏、次の駅で下車した。
白髪頭、疲れ顔の効果は電車では効力を発揮したけれど、ミニバスこまわりくんでは通用しない。
ほぼ8割敬老パス使用。老々譲渡はできないのよ。