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まい、ガーデン

しなしなと日々の暮らしを楽しんで・・・

「夏は好きですか?」

2017-07-11 08:06:07 | 

とんでもない、大嫌いです。ほんといや!
このところは朝晩涼しいからまだもっていますが、これで朝から暑かったらもう、暴力的になります。
いやいや、げんなりして青びょうたんになります。

7月の上旬でこれなのですから、この調子で後2か月は耐えなきゃいけないのでしょ。うんざりよ。
午後からは廊下にござ敷いてひたすら寝転んで省エネに励んでいます。
四六時中うとうとしています。
ひとつだけ、読書量が増えて。読んだ内容が何が何やらでただの暇つぶし。
で、省エネの結果、体重だけは増えるという体たらく。まいっちゃいます。

夏夏といえば子どものころからの定番。
お隣の家の前には*松葉ボタンと*ヒメヒオウギズイセン
近所でお目にかかりました。懐かしい。夏大好きのこちら。

元気です

君は今世間を騒がせているアリじゃないよね。

わが家の*コエビソウにも

夏は負けちゃいられないと暑苦しい色の花が多いわね。

ちらほら咲いているこちら、涼しさをお届けします。

白 *ガウラ 青 *サルビア

 

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ギボウシの花

2017-07-10 08:54:05 | 

土曜日、子供たちに贈った品が届いたよとのメール。
娘からは電話。ついでにぎっくり腰になって動けないとのこと。
病院に行って注射1本打てばすぐに治るから、這いずってでも行って来いとアドバイス。
行ったとばかり思っていたら、なんのコルセットして安静にしてろと言われたとのこと。えっ!
私、教室があったから原チャ走らせた、が、待てよ教室より娘の所が先だと気が付いて。

チュッパとは久しぶり、相変わらず恥ずかしがって話せなかったがいっしょに遊んで。
なんやかんや手伝って夜帰宅。
昨日の朝電話したら婿さんが出て、バーゲン行ってるって。えっ!
私が怒ってると伝えて、と言って電話を切ったわ、全く。ね。

話変わって。

今や雑草園と化した我が家の庭。
ユリだけがかろうじて存在感を示していますが、これもあと数日の華。
じみぃーなギボウシの花だけが見て見てと言ってます。

なんであんたはこんなに茎を伸ばして寝転ぼうとするの?と聞くのですが・・・
よけいにだらしなく見えるでしょ、せめてしゃんとしなさいしゃんと。

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直木賞の『流』  本屋大賞の『羊と鋼の森』

2017-07-09 09:02:39 | 

東山彰良さん。
台湾生まれ、日本育ち。超弩級の才能が、
はじめて己の血を解き放つ!友情と初恋。流浪と決断。圧倒的物語。

何者でもなかった。ゆえに自由だった――。
1975年、台北。偉大なる総統の死の直後、愛すべき祖父は何者かに殺された。
内戦で敗れ、追われるように台湾に渡った不死身の祖父。なぜ? 誰が?
無軌道に生きる17歳のわたしには、まだその意味はわからなかった。
台湾から日本、そしてすべての答えが待つ大陸へ。歴史に刻まれた、一家の流浪と決断の軌跡。 

選考委員満場一致の第153回直木賞受賞作。
「20年に一度の傑作。とんでもない商売敵を選んでしまった」(選考委員・北方謙三氏)
「私は何度も驚き、ずっと幸福だった。これほど幸せな読書は何年ぶりだ?」(選考委員・伊集院静氏)
なんて。海千山千の作家たちが満場一致だなんて、そんなことあるのかしら。そこに惹かれて読んだ。 

とても面白かった、わくわくする面白さ。
躍動感があり読みながら映画の画面が浮かんでくるようなそんな印象。

文中出てくる人物名はわかりにくいし、何しろ当たり前ながら、漢字のみなのです。
(宇文叔父さん 葉祖父 毛毛 等々)登場人物同士の相互関係も何度となく確かめないと分からない。
ましてや戦中戦後の台湾中国日本を取り巻く歴史なんて私にはさっぱりである。
が、そこを我慢して読み進めていくと、ただただ青春小説としてのストーリーを駆け抜ける疾走感が心地よく、
暴力が横行する話もほとんどが法螺だと受け流して読み進めば胸躍るというもの。

もう20年以上も前ではあるが、職場の友5人と台湾旅行に行ったことがある。
台北の街の混沌とした市場や屋台。まっ黒な鳥の足や卵などの得体のしれない食べ物と
町中を漂っている八角の何とも言えない匂い。
タクシーの運ちゃんにはわざわざ遠回りをされ料金をぼった繰られたりして。
家々や町並みは日本の昭和40年代だねの印象があって。
容易に想像できるそんな風景の中で繰り広げられる青春小説だ。

印象的だった文章を抜き書き。

主人公の言葉

あのとき、痛みをこらえて見上げた夜空にも、星がひとつだけまたたいていた。
どうしようもないことはどうしようもない、わからないものはわからない、解決できない問題は解決できない。
それでもじっと我慢をしていれば、その出来事はいずれわたしたちのなかで痛みを抜き取られ、
修復不能のままうずもれてゆく。そしてわたしたちを守る翡翠となる。
そうだろ、じいちゃん?

雷威(レイ ウェイ) 不良たちの頭目的存在喧嘩詩人はレンシュエンってやつの詩

魚がいました。
私は水の中で暮らしているのだから、あなたには私の涙が見えません。

2016年本屋大賞ノミネート!!だったけれど、8位。そして大賞が『羊と鋼の森』宮下奈都(著)。
さて、この結果をどうみたら良いか面白くて。



ゆるされている。世界と調和している。それがどんなに素晴らしいことか。
言葉で伝えきれないなら、音で表せるようになればいい。ピアノの調律に魅せられた一人の青年。
彼が調律師として、人として成長する姿を温かく静謐な筆致で綴った、祝福に満ちた長編小説。

5月に佐渡に帰ったとき図書館から借りて読んだ1冊。
私はとても好きです、良い本だなと思いました。「蜜蜂と遠雷」が大きな興奮を呼ぶ1冊なら、
「羊と鋼の森」は静かな興奮がひたひたと寄せてくるようなそんな感じの1冊。
ピアノ調律師を目指す主人公の外村青年、浮世離れしているというのとは違う独自の豊かなものを秘めている
そんな彼がとても魅力的で。折々描写される北海道の森の風景や音、匂いがこれまたいっそう味わい深くて。
読み進めたいような、とどまってじっくり堪能したいような、読了するのが惜しい気持ちになりました。

自分だったら直木賞にどちらを選ぶだろうか、本屋大賞にどちらを選ぶだろうか。
他の決定要素は分からないけれど好みだけなら「羊と鋼の森」だな。

 

デジブック 『上野ファーム』

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比べても詮無いことだけれど・・・

2017-07-08 08:47:56 | 植物

 昨夕

ありがたいことに、私、まだ北海道ガーデン巡りの感動の余韻が残っていて日々を穏やかに過ごしています。
今なら親切にできます。
太っ腹になります。
いらいらしません腹立てません。多分。
いつもお世話になっている私のパワースポット「舞岡公園」にも行かなくて済んでいます。
(単に疲れているだけとも言える)
デジブック作ったりパンフレット眺めたりして思い出を反芻しています。

そして「北海道のガーデンではすごかったなあ」と我が家のそれと比べたりする意味のないこともしています。

今年初めて花開いたわが家の*アルミラ・モリス 大喜びしたのです。

が、北海道ガーデンで見た*アルケミラ・モリス おおおーっ!こんなのがざらよ

 

そして、遅刻友宅から2回も嫁入りして、そのたびにここでは暮らしていけませんと拒否された
大好きな*アストランティア

北海道ガーデンでは

おまけに白花も

こんなに濃いピンクだって

 

どちらも冷涼な寒いところを好むから、やはり北海道でこそね。
わが家での栽培はキッパリ諦める。

 

 

こっそりと、ときどき作り上げたデジブックをアップします。
ご覧いただければとても嬉しいです。
(フォトチャンネルにちょこっと音楽や写真がプラスされただけでなのが心苦しいですが)

 

 

 

デジブック 『大雪 森のガーデン』

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願い事

2017-07-07 09:02:25 | くらし

私が願って治まるなら何でもします。
もういい加減にしなさい!これ以上雨なんていらないの!と南に向かって怒っています。
人間の為す災いも恐ろしいけれど、自然の為す災いは本当に怖い、なすすべもない。
九州北部の豪雨被害の大きさ、水は怖い。被害にあわれた方々に心よりお見舞い申し上げます。

今日は七夕。
う~ん、願い事か。
そういえば少し前、近所を歩いていたら門の前に。はい。

     

昨日にはなくなっていました。今頃どこかの家族が願い事を書いた短冊を吊り下げているのでしょうね。

そう、願い事ね。
世界のへんてこな人たちを何とかしてください。
ちゅっぱたちが大人になるころの世界が心配です。
心配してもばあばはいないと思うけれどやっぱり心配です。

こと私に関していえば現状維持ができれば上等です。
取り立てての願い事はありません、って現状維持がいちばん難しいか。

願いが叶って飛行機搭乗。
飛行機ではマーライオンになったり、強引にトイレに行こうとしたり、いろいろやらかすのに大好き。
あっ、長時間はいけません。着陸時も好きじゃありません。
離陸は「さあこれから行くぞ」の興奮があるから好きです。

 6月25日

 この青い湖は?

私の願い事は七夕以前にすで充分に叶っていました。

 

 

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ひとりでやって!

2017-07-06 08:54:36 | くらし

夫のノートパソコンのマウスが3,4日前から動きが鈍かったらしい。
らしいというのも夫のノートパソコンなんてどうなっているか全然タッチしていないものね。
だからどれくらい前からなのか正確なところは分からない。



とうとう「マウスが変なんだ、押しても押しても画面が思うように動かない変わらない」と訴える。
即答「パソコンが古いから寿命じゃないの!」
そうなの、夫のそれはもう6年も使っている。Windows7ね。いつ駄目になってもおかしくない。
夫も半分そう思っているのがみえるから、ピクチャのバックアップだけはしておいた方がいいよとアドバイス。
「やり方が分からん」って、そりゃあそうだ、ネットとゲーム専用だからね。
仕方ないUSBカードを渡して1から伝授。もうそれだけで疲れた。

その作業を見ていたら本当にマウスの動きが悪い。クリックしてもクリックしてもなかなか変わらない。
こりゃあイライラするわ、夫の気持ちが分かるわ。サクサク動いてこそのパソコン。
「マウス、掃除してみようかな」 やってみればと私。好きにやって、いちいち私に言わんでもよろしい。
一度は何となくよくなったような気がしたらしい。が、また駄目に。
また、もう一回掃除してみようかな、と言うから呆れて返事はしない。好きにすればいいじゃん、ね。
手伝ってパソコン周りの付属品から何から電源も全部切って放電も試みる。それくらいはする。

挙句の果てに「マウスの動きの検索してみようかな」と。言う前にすればいいじゃんね、知らんわ。
で、マウスは消耗品、と分かったらしい。そうなのかと私も初めて知る。
「マウス、買って来たら設定してくれるか?」って。そこがいちばんの不安らしい。
なんでも今のマウスは私が何か設定したらしい、そんな5年も6年も前のことなど覚えておらん。
マウスの設定なんて難しかったかしら?と思いつつも曖昧だからもちろん確約などしない。

あまりにつれないのも家庭内外交上なんだから、私のパソコンでマウス設定方法を検索してその画面を夫に見せる。
『差し込むだけ』
そうか!と夫の不安は見るまに解消してすぐに電気屋に走った。
差し込むだけ。あまりに速い動きにえらい満足して「早く取り替えりゃあよかった」なんてほざいている。
毎日のルーティンのパソコン数独を今もやっている。解決、一件落着。

お願い。
そんな簡単なことはひとりで解決してよ。巻き込まれる私は疲労困憊なのよ。

ちゅっぱだって「なんでもできる、ひとりでできる」ってえばっているじゃないの。
私だって「コンデジ液晶モニター真っ暗」問題を解決すべく、ネット検索し、サポートセンターに電話し、
あれやこれやをこなし、昨日修理センターにコンデジを送った。
そんなのひとりでするのは当たり前よ。自分のものだからさ。「女は黙って自分でなんとかする」

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雨にも負けず 花開いた*カサブランカ

2017-07-05 09:09:37 | 

今は青空がのぞいて。
一昨日からの蒸し暑さも少しは和らいだ。

昨夜は激しい雨が地面をたたきつけていた。わざわざ玄関開けて見る酔狂な自分。
今朝庭を見ると。
昨日までは二つ開いていたカサブランカが今日はまたひとつ開いて。

 

 いちばん 後ろに2ばん

ん?ん?雄しべにはいつも目がいっていたけれど真ん中の先っちょピンクは?

えっ?雌しべ 今更ながらの驚き

もうひとつだけ出番待ちの人が。
それにしても、カサブランカなのにひとつも匂わないのです。あの百合の甘い匂いがなあんもしません。
主に似なくてもよろしい!

いらっしゃい。スカビオサに来ています。

 

 

 

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ギボウシの茂る庭

2017-07-04 08:31:52 | 旅行

 昨夕

大雨が悪さをして被害をもたらそうかと心配しているというのに、北海道で去年の台風の爪痕がまだまだ残って
川の流域には倒木がたくさん放置されていたのを見たというのに、自然の怖さは分かっているつもりなのに。
ああ、私は今それどころではありません。

 

大事なコンデジが撮影できません。
今朝咲いたばかりの*カサブランカを撮ろうとしたら突然モニターが真っ暗になってしまいました。
私のお気に入りのコンデジ、いったいどうしたのでしょうか?(涙)

そんな私のどうでもいいことはさておき。*ギボウシ
8つのガーデン、すべてで圧倒的な存在感を示していたわ。
北海道はでっかいけれど、ギボウシもそれはそれはでっかい、ものすごくでっかい。
我が家の庭は、このうちのひとつで埋め尽くされてしまうに違いない。そのくらいよ。

その大きさを見てくださいませ。全て“紫竹ガーデン”

ど迫力です。

 

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番外編その2 旅は道連れ・・・

2017-07-03 09:14:05 | 旅行

 昨日の夕景

「ひとり旅」のはずでしょって。そうなの、それでも2,3日共にするとそれなりに「旅は道連れ世は情け」の気になる。
いやいやいささか衝撃。
ツアーメンバーが揃うとそれとなくメンバーの年齢を値踏みする、うん、今までは若い部類だった。
が、今回の旅はどうやら私がいちばん年上のように見受ける、いやあ、こういう時が来るんだ、そういうことなのね。

それなりにメンバーのお顔も分かるようになった最終日の“紫竹ガーデン”

説明のスタッフの方が今年90歳になるオーナーの紫竹昭葉さんの日常を話された。
今でも毎日ガーデンに出て仕事をするんですって。
「植えてはいけないものを植えたり、抜いてはいけないものを抜いたり・・・」そういう人好き!
数年前ガンで手術を受けたときも入院20日で出てきたんですって。

で、この日もレストランでお客様と記念撮影をしていたそうな、ってひとりプラプラしていた私は知らなかった。
集合時間になってバスに戻るとそんな話をしている、えっ?そうなのなんて言ったら、
写真撮らなかったんですか?と追及されて「後2分時間があるから行きましょう」
とおひとりの方が案内よろしく走り出した、後に付いて走ったわ、行為は無にしてはいけない。

 素敵です。それにしてもお世話されるとなかなか気持ちがいいものね。

2日目のかなやま湖レストランのランチは4人のテーブル。

4人はこじんまりしてちょっと身内感ありで。触れてはいけないプライバシーにもさわりだけ踏み込む。
同年齢くらいの方がお墓の話、
そこから静岡からの参加で一番若い50歳の人がガンで亡くなったお母さんの話をしだした。
お墓には入れないでほしい。
お葬式の希望。もちろん財産等はいっさいご自分で始末されていて。
これらは、すべてエンディングノートに記されてその方は何もしなくてよかったと。
1年半の闘病生活をほぼひとりで暮らして、後の2か月だけを長女のその方と暮らしたそうな。
あれよあれよと逝きましたって。
70歳でそれらのことを全部やり終えて亡くなったと聞いて、同じ年齢の私は愕然とした。
毎日をふわふわと生きているだけ、ただただ無芸大食の自分。旅先で考えさせられました。

 倉本 聰さんの「ドラマ館」

ひとりを満喫してガーデン見学は好きなところへ好きなように自由気まま。
それでも食事は一緒するから、いろいろな方のさまざまな日常がちらちら見える。

松を育て手入れする92歳のお義父さんとイングリッシュガーデン風が好みの彼女と庭バトル。
今に見ておれと、植木鉢に好きな木を植えてそのときを待っている、なんて言うから大笑い。
職場の人たちにお土産買わねばと物色する現役の方。
ツアーでもなんでも「お金はただ取らない」が信条の人。高い設定ツアーは損はしないって。
料金が安い新幹線こだまのツアーは動く図書館だと思っているから苦にならないわ、と豪語する。

 メドウガーデン カフェ

ひとり旅も友人との珍道中も夫婦の喧嘩旅も、やっぱり旅は道連れ。
面白いわ楽しいわ。いいもんだなとつくづく実感した。

 

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番外編 旅の恥は・・・

2017-07-02 08:49:19 | 旅行

北海道ガーデンツアー1日目、9時の飛行機から始まりバスに揺られゆられてホテル到着は19時。
もういい加減疲れていたのね。



夕食までにちょっと外に出ようと思って外への階段下りたら、いや降りようとしたらあれえーっの悲鳴発す私。
何が何だか分かりません。気がついたら頭が下になって足が曲がって上になっていました、はい。
3,4段下にいた体格のいい女性がしっかと受け止めてくれて、
「大丈夫ですか?起き上がれますか?頭打っていませんか?」と心配してくれて。
おそるおそる起き上がってみたわ。自己点検。
「足、折れていない、血も出ていない、立ち上がれる。手、ok。頭、くらくらするけれど打った覚えはない」
よかった、とひと安心。女性を玉突き事故よろしく突き落とさないでふた安心。ほんとありがとう。
現場をよく見たら、階段の曲がり角がらせん状になっていて内側の鋭角部分に足を下したのね、それで踏み外したのね。
あやうく救急車騒ぎになるところだったわ。初めて保険証なんか持参してきたのよ、使わなくてよかった。

 *ジギタリス*アリウム

さて遅い夕食。
地ビールがサッポロクラシックと聞けば飲まずにいられない。
打ったかもしれない頭のことがちらっとよぎったけれどいいの、飲まないほうが後悔する、おいしかったわ。
始まりが遅ければ終わりも遅い、夕食は9時過ぎに終わった。
頭とビール、お風呂どうしようかなと思ったけれど、ま、湯船に浮いてもいいや入っちゃおうとまことに迷惑な話。
さすがにいつものように長湯はしないで、ちゃっと入ってちゃっとあがって部屋に戻った。
律儀な私は早速整理に取りかかる。着替えた下着を袋に入れようとしたら。
あれっ?本日2度目のあれっ?ないのよないの、あれがないの。どこにやったのかしら。
って決まってるよね。お風呂あがり場のロッカーの中よね。まさかあ、取りに戻れないわ、いくら私でも。
あの番号のロッカー開けた人のびっくり仰天の驚きを妄想するのは固く封印した。
こういう時ひとり旅はさびしい。私は黙っていられないたちだからいっしょになって笑い転げてくれる友が欲しい。

 *エリンジウム

まだある。
3日目のランチを堪能して、最後のガーデン六花の森を散策していたらなにやら腹があやしい。
危険信号を発している。いかん、こういう時は我慢なんぞしていたらえらいことになる。経験上分かっておる。
ひとりを幸いに「坂本直行記念館」のトイレ占拠。絵なんぞ観ていられない。
やれやれ、と考える人の彫刻がある丘まで登っていたら、いかん危険信号。戻って再び占拠。

 *サルビア・カラドンナ

そうなのよ、ランチのあの緑色の野菜スープがいけなかった。
てっきり豆のスープかと思ってチョイスして来たらニンニクたっぷりの青汁スープ。
同じテーブルの若い人が「これはぐっと飲み干しましょう、少しづつ飲むより絶対いい」と言う。
そっかそうねとぐっと飲み干した。ああ。いけなかった無謀だった残せばよかったは、もう遅い。
私はニンニクたっぷりは必ず腹を壊す。他の料理のおいしさにそれを忘れていた、いかん絶望的。

それからというもの帯広空港で2回お世話になりました。
あろうことかシートベルト着用サインが出ているのに行こうとして乗務員に叱られました。我慢。
羽田空港でさよならの挨拶もそこそこに駆け込みました。それも2回。
空っぽにしたおかげで無事家にたどり着きました。終わりよければすべてよし。

 *西洋オダマキ*ゲラニューム

こういう出来事は「旅の恥はかき捨て」というのでしょうか。
(せめても美しい花の写真をどうぞ。すべて上野ファーム)

 

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