雪化粧 浄智寺＆明月院

東慶寺を出て、浄智寺に向かった。実は、山門につづく、鎌倉石でできた、歴史を感じさせる、へこんだ長い石段上の残雪を期待していたのだが、それはさすがにもう消え去っていた。でも、入り口から除くと、仏殿や方丈の屋根に残る雪をみつけ、また、ちらりと御堂の前の蠟梅の花がまだ盛りと咲いていたので、入ってみた。雪景色の中の花々は、やはりいつもと違う風情で、ぼくの心は華やいでしまった。

まだ、こんなに残っている蠟梅の花々。老梅も新雪と出会い、若返っているようだった。うちのワイフも韓ドラの若いイケメンスターをみているときは、若返っている（爆）。

赤い椿と白い雪。なんてお似合いなのだろう。椿が原節子と雪が小津安二郎。いっしょにさせてあげたかった。小津はこのお寺の裏に住んでいた。原節子は、あるお寺の裏に今もお住まいのはずだ。

ピンク色の椿の花が、白い雪の上に、いっぱい落ちていた。三十個くらいあった。椿三十郎だ。黒沢明監督、三船敏郎主演、仲代達也、加山雄三も出ていたっけ。ぼくは椿六十郎。

。。。

そして明月院へ。青地蔵さんが迎えてくれた。風邪をひいたらしい。うちの奥さんも２，３日、風邪をひいていたが、やっと直った。鬼のかくらん（笑）。お腹にくる風邪だった。２キロダイエットできたと喜んでいたが、昨日はまた元に戻ったとがっかりしていた。



石庭も雪庭になっていた。


苔も白髪まじりになっていた。


葉牡丹も雪牡丹になっていた。


黄色のパンジーも雪まみれで、白黄緑の三色すみれになっていた。


やっぱり、明月院では、マンサクが一番だった。名横綱のような大木だ。貴乃花親方のように晴れ晴れした顔をしていた。


雪化粧の北鎌倉、とてもうつくしかった。この冬、もう一度、お雪さまおいでください。　春の雪でもいいですが。

雪化粧 東慶寺

今日２日は、母の月命日。川崎の菩提寺にお墓参りにゆき、そこでも、まだまだ雪が残っていたことを知った。で、帰りの横須賀線で、大船駅で降りずに、一駅先の（約３分）北鎌倉駅で下車した。めったにみられない、北鎌倉のお寺の雪景色を観てみたいと思ったからだ。まず、東慶寺を訪ねた。思った通り、一日中、雲におおわれていたせいか、残雪はまだその姿を消してはいなかった。

普段みる東慶寺とは違った、雪化粧の東慶寺をみることができ、うれしかった。記録に残しておこうと思う。

鐘楼の屋根の雪と梅　ここの梵鐘は、藤沢の遊行寺の梵鐘をつくった物部何某とかゆう名工の作だと、向こうのお寺に説明書きがあった。

雪景色の中では、より気高くみえる。明日も雪がふるようにお願いしておいた。

なんと、マンサクが満開。豊年万作だ。

紅梅も。

墓地の植え込みも雪化粧。

ムムムッ。ドナタの足あとか。一昨日、観に行った”キャッツ”の、色っぽいシャム猫のタントミールちゃんだろうか。それとも、ご近所のブスのわんこだろうか


ミツマタの蕾が、まるで雪の花のようだった。


雪化粧の東慶寺はかって尼寺だったこともあり、雪女のようにうつくしかった。

雪の朝

珍しく、大船にも雪が降りました。雪の朝の情景を撮ってみました。

朝、目が覚め、ベランダに出ると、先日観た、東山魁夷の、ホテルの屋上から描いた、雪の京都の町屋風景”年暮る”のような風景が。
大船の町屋風景”年明くる、一ヶ月後”でやんす。

早速、デジカメをもって、朝散歩。大長寺。”一、二月は寒のただ中身心を鍛えこの一年の準備”早速、お説教。はい、わかりました。


わあ。いつもの石段とちがう。”白線流し”でやんす。

本堂の屋根もうらの山も雪化粧でやんす。

酒は白雪、花は紅梅でやんす。

雪椿でやんす。♪やさしさとかいしょのなさが裏と表についているそんな男に惚れたのだから私がその分がんばりますと背(せな)をかがめて微笑み返す花は越後の花は越後の雪椿♪

日本水仙。あたちの別名は”雪中花”。ぴたりでやんす。

ご住職がつくっている家庭菜園の”アイス・カリフラワー”食べたいでやんす。

歴代ご住職の雪帽子。はげかくしでやんす。

お地蔵さんの雪帽子。可愛いでやんす。


雪化粧とはよくいったものでやんす。大船も雪国のようにとってもうつくしい風景になったでやんす。うちの奥さんも夜通し外に出して、雪化粧させたかったです。ただの雪だるまになるだけかな。