Maria Callas Diary

着物・ドール・お料理・お家・家族など、日々のことを日記として書いています。

「リュートを弾く天使」

2012-10-12 23:36:39 | 日記
夏に行ったイタリアでの新婚旅行でたくさんの絵を買って帰ってきましたが、
帰国後に額のフルオーダーをしていたため、まだ数点しかお部屋に飾れて
いませんでした

どこに飾るかがなかなか難しくて決めあぐねていたのですが、やっと、私が
大好きな絵を壁に飾ることができるようになりました


16世紀のイタリアの画家ロッソ・フィオレンティーノ作「リュートを弾く天使」。
暗い背景に浮かび上がるかのように、白と赤の翼を持った天使が、自分の
体ほどもあるリュートをかかえ、爪弾いています

ちょっと悲しいような、眠いような、なんともアンニュイな表情の可愛い天使
柔らかそうなクリクリの髪の毛にぷくっとした子供らしい手。こんな小さな手
ではリュートは弾けないのでしょうが、子供がおもちゃで遊ぶように、ちょっと
音を出してみようとしているように見えて、とても気に入っている絵です

元々は夫がこの絵が好きで、イタリアで買ってきた絵葉書を飾っていました。
新婚旅行でフィレンツェのウフィッツィー美術館に行った際に、この絵の前で
夫が「この絵を見せてあげたかったんだ。とっても可愛いでしょう」と言って
くれたので、絵の可愛さもあって、私はこの絵が大好きになりました

美術館のお土産コーナーでこの大きなコピー画を見つけて、夫にねだって
買ってもらったのです。それなりのサイズの絵なので、傷がつかないように
何重にも包装して、航空便で日本に送りました。

どこに飾るのが一番いいのか2人で相談した結果、玄関のお花を飾る棚の
上にかけるのが良いということになり、仕事から帰ってきた夫にお願いして
壁に掛けてもらいました。今は赤い薔薇が飾ってあるので、薔薇とこの絵
のコラボレーションがまた素敵なのです

玄関を開けてすぐにこの絵が目に飛び込んでくると、なんとも癒されます。
夫との間では「天使ちゃん」と呼んでいるこの絵。これからも綺麗なお花と
一緒に眺められるのが嬉しいです