Maria Callas Diary

着物・ドール・お料理・お家・家族など、日々のことを日記として書いています。

「美しいキモノ」発売

2013-11-21 23:25:25 | 日記

昨日は3ヶ月に一度の楽しみである「美しいキモノ」の発売日でした。今日は娘を
ベビーカーに乗せて近くの本屋さんへ。帰宅して娘が寝ているあいだにちょっと
ずつ見ていました。表紙は真矢みきさん。粋な着物がお似合いです


「私たち、きものマドモアゼル」という若い女性向けの連載では、着回しのきく
小紋が特集されていました。シンプルな小紋と華やかな小紋の2パターンです。

こちらの志ま亀さんの小紋はとても可愛らしいですね。でも、このくらい可愛く
なってしまうと20代までしか着られないですねぇ。志ま亀さんの小紋は色も柄も
はっきりとした特徴的なものが多いので出来れば10代のうちから誂えたいもの。
そのうち娘が少し大きくなったら、誂えてあげるのがいいかも知れません


いま公庄工房様にお願いして花の丸柄の付下げを別誂えしていますが、こちらは
花の丸をたくさん散らした振袖です。同じ花の丸でも柄の大きさや量が変わると
とっても華やかになりますね


こちらの付下げは色使いはかなり限定されているのに、コントラストがはっきり
しているせいか、とっても華やかな印象がありますね。いつか濃い色の付下げを
作るときにはこういう雰囲気も良いなぁと思いました


御所解き柄が大好きな私ですが、小紋だけでなく、いつかは訪問着でも欲しいと
思っています。濃い地色に色数を抑えた御所解き柄にするのが、私の理想です。
紺地か深い京紫あたりが素敵ですね


こちらの雑誌で以前連載を持っていた祇園甲部芸妓「紗矢佳」さんが、このたび
晴れて自前さん(置屋から独立をした芸妓)となられて初めての温習会を迎える
ことになり、温習会用に本衣裳(黒紋付裾引き)を誂えることになったようで、
その一部始終が取材されていました


芸舞妓さんに興味があって、衣裳や髪型などについても色々と資料を集めてきた
私ですが、彼女達の衣裳が作られる工程を見るのは初めてです

基本的な工程は普通の着物を誂えるのと変わりませんが、裾引きの着物では柄の
配置が普通と違うので、図案の部分が一番面白かったです


今号の付録はお茶事・お茶会について今までの特集ページをまとめたものです。
内容はそれぞれのイベントにあわせたお着物のコーディネートと、お茶会で使う
お菓子を提供するお店や懐石のお店の情報が掲載されていました。


その付録の中にある黄緑色の振袖が、今年別誂えをして頂いた若草色の訪問着に
地色が良く似ています。私のカメラで撮ると綺麗に色が出ないのですが、実際は
これより少し淡いくらいの綺麗な黄緑色です

美しいキモノは最近織りの着物を特集することが多いので、「かたもの」よりも
「やわらかもの」が好きな私としては少し寂しいのですが、自宅にいながらでも
色々な着物を見ることが出来るので、やはり着物雑誌はありがたいです