Maria Callas Diary

着物・ドール・お料理・お家・家族など、日々のことを日記として書いています。

お茶会に参会してきました(若草色地花薬玉柄小紋) / おうちごはん(インド料理?)

2014-05-06 23:05:20 | 茶道
今日の日中は雨の残るお天気でしたが、雨コートを着込んで、久しぶりに着物で
お茶会に参会してきました

今日のお茶会はお師匠さんがお世話になっている方の所属する地域の茶道会主催
だということで、お師匠さんからお茶券を頂いたのです。偶然にもその茶道会が
月釜をかけているのが私たちの家の近くの茶室で今年初釜も行った場所でした


残念ながらお師匠さんは用事が重なりお伺いできないということで、近くに住む
私たちにお茶券を譲って下さいました。今回は月釜で大寄せのお茶会ということ
なので、私も気張らず小紋に染め帯でお伺いしました

日程を考えると一日遅れではありますが端午の節句をテーマにしたお茶席になる
可能性が高いので、私もそれに合わせた着物を着ていくことに


こちらの小紋は端午の節句に合わせて、帯と一緒に別誂えで作って頂いたもの。
端午の節句というと兜や鯉のぼりや菖蒲などがパッと浮かびますが、そういった
柄のものは本当にこの時期にしか着ることができないため、私は少し違う方向で
図案を考えました。

平安時代に端午の節句といえばつきものだったのは薬玉です。今でいう薬玉とは
全く違うもので、菖蒲や蓬を丸く編み隙間に花を飾って五色の糸を結んだもの。
邪気をは払うとされ、端午の節句には美しく装飾して花を飾った花薬玉を貴族の
あいだで送り合う習慣がありました。

そこから発想して、小紋には美しい花薬玉と御簾に見立てた霞を描いて、帯には
王朝風な柄を描いて頂きました

組み合わせてこの時期に着れば端午の節句にぴったりの装いになりますし、別の
ものと組み合わせれば時期を気にしなくて良く、着まわしのきく一揃いです


着物は七宝の地模様のある若草色の縮緬地に、菊・楓・牡丹・梅・桜などの花と
組紐で飾られた花薬玉と、金彩で御簾に見立てた霞を描いた別誂えの小紋です。

帯は黒い塩瀬地に、お太鼓部分には几帳と投扇興、関東腹には貝桶と合わせ貝、
関西腹には楓・藤・梅などの詰まった源氏香が描かれた別誂えの染め名古屋帯。

帯揚げは菱形の地模様のある白い綸子地にピンクで葵柄が絞り出された輪出し。
帯締めはピンク~白のグラデーションになった組紐。


今日は夫と交互に娘の世話をしながらお茶席に入ることにしていたので、茶室の
近くまで娘も一緒に行って待機していました。お茶室は緑と水が豊かな公園内に
あるので、待っている間に公園内をお散歩したり、車の中でミルクやおむつなど
世話をしたりして過ごしました

時間の関係で薄茶席しかお伺いすることができなかったのですが、予想した通り
端午の節句がテーマのお席で、お床にはのぼり鯉の香合、お茶碗には馬上杯など
様々なお道具を楽しませて頂きました

短い時間でしたが2ヶ月ぶりに着物を着ることができて、とても嬉しかったです

夜は夫が昨夜からタンドリーチキンを仕込んでくれていたので、それに合わせて
カレーなどのお料理を作りました。


カレーと言えばやっぱりナンがなくちゃということで、初めてのナン作りに
挑戦をしました。薄力粉・強力粉・ベーキングパウダー・ドライイースト・塩・
ハチミツ・ぬるま湯をボウルで混ぜ合わせて、30度で30分発酵させておきます。
発酵が終わったら薄く伸ばして、中火で熱したフライパンで焼けば出来上がり



今夜はタンドリーチキンをメインにキーマカレー、ナン、サラダ、ラッシーなど
インド風なお料理になりました

一晩漬け込んだタンドリーチキンはとっても美味しくてビックリしました。また
是非作ってもらいたいです。ナンも簡単なわりには美味しく出来たので、お家で
カレーを作るときには毎回ナンも用意しようと思います