Maria Callas Diary

着物・ドール・お料理・お家・家族など、日々のことを日記として書いています。

千總の藤色地御所解き柄小紋が仕立て上がりました

2014-05-30 23:45:04 | 着物
2月に発売された「美しいキモノ」に掲載されていた千總の藤色地の御所解き柄の
総柄小紋。欲しいと思った時にはもう手に入らず、千總の方に無理をお願いして
新しく染めて頂いたものですが、ようやく仕立てあがって手元に届きました


雑誌でははっきりした紫色に見えていたものですが、実物は濃いめの落ち着いた
藤色系の地色。白上げをメインにして、そこに錆朱や抹茶、グレーがかった薄い
水色を中心とした色使いで御所解き柄が描かれています


柄がかなり多いのでごちゃごちゃしがちな図案ですが、柄に使う色を限定して、
さらに落ち着いた色合いで統一することで、華やかながら煩さのない着物です

八掛も煩くならないよう、地色と同じ色に染めて頂きました。この色の八掛なら
かなり長く着られる着物になるかと思って選びましたが、これから20年は十分に
着ることができそうです


仕立てるにあたり、上前の柄には特に気を付けて仕立てて頂けるようにお願いを
していました。全体的に細かい柄なのですが、ところどころにかなり大きな柄が
はいっているので、そのバランスが大事だなと思ったためです。

仕上がりはとてもバランスよく大きめの柄が配置されていて、大満足でした。

落ち着いた色目なので、娘に譲るのは30年は後かなそれまでは年齢に合わせて
帯を変えつつ、たっぷりと楽しませてもらおうと思います