今日も仕事が終わってからは夫に娘の世話をお願いして、イタリア料理の教室へ
行かせてもらいました。いつも私のイタリア料理教室の日には、頑張って早めに
お仕事を終わらせて帰ってきてくれるので、本当にありがたいなぁと思います

お引越しをした新しい教室に通うのも2回目ともあって、前回のように迷うことは
なかったのですが、駐車場からお教室までの距離が意外とあって、数分遅れての
到着となってしまいました。今日も生徒は私一人だったので良かったのですが
今日はシチリア料理のコースを受講します。いつものようにメニューの内容や、
調理手順のご説明をお伺いしてから調理スタート

まず最初は、前菜から作っていきます。今日の前菜は「Fritelle di cavolfiore」。
カリフラワーを使ったメニューは先日もパスタ
を作りましたが、シチリアでは
カリフラワーだけでも様々な種類のメニューがあります
シチリアのカリフラワーは大きくて甘みがあって美味しく、かつ、とても手頃な
お値段のため、先日のようにパスタソースにしたり、今日のようにフリッターに
したり、ホワイトソースをかけてオーブンで焼いたりと、大活躍です
今日作るのはその中でもカリフラワーの食べ方としては代表的なもの。日本では
茹でてサラダに使われるなど脇役になりがちなカリフラワーですが、シチリアで
カリフラワーといえばそれをメインとした料理がたくさんあります
カリフラワーはまず小房に分けて、塩ゆでしておきます。揚げるための衣は2種類
作ります。材料を考えると両方を混ぜてしまっても良さそうなものなのですが、
わざわざ分けるのには意味があるのだと思います

ひとつめの衣はボウルに薄力粉と水を入れてよくかき混ぜ、そこにアンチョビの
みじん切り(アンチョビのペーストでもOK)を入れ、しっかり混ぜ合わせます。

ふたつめの衣は、ボウルに卵を割りいれて良くときほぐして、みじん切りにした
イタリアンパセリと塩コショウを加えて混ぜ合わせます。


薄力粉→卵の順番でカリフラワーにしっかり衣を絡ませたら、中温(170度位)に
温めた油で全体が軽くきつね色になるまでじっくりと揚げていきます。

こうして低い温度でじっくりと上げることで、食べたときにふわっとした食感に
なるのだそうですよ。最後に全体に塩をひと振りしたら完成です

お次はリゾットを作っていきます。シチリアでは北イタリアに比べてリゾットを
食べることは少なく、あまりレストランのメニューにも多くは掲載されていない
らしいのですが、このリゾットはシチリアならでは
シチリア特産の「Nero d’Avola」という、少しだけ甘みのある赤ワイン
を使って
作るリゾットで、最後にシチリアの特産品であるアーモンドをかけるのが特徴。
Nero d’Avolaとはブドウの品種です。



まずは小鍋にオリーブオイルをしき、みじん切りにした玉ねぎを弱火でじっくり
炒めて旨味を引きだしていきます。次にお米を入れて炒め、お米が熱くなったら
Nero d’Avolaを入れてアルコールを飛ばします。
Nero d’Avolaが手に入らないようなら別の赤ワインでも良いのですが、せっかくの
シチリア料理ですから、是非手に入れて残った赤ワイン
を飲みながら食べたい
ところですよね
お米はイタリアのリゾット用のお米でも良いですし日本のお米でも大丈夫です。
どちらのお米でも、できれば洗わずにそのまま使って下さいね。

赤ワインのアルコールが飛んだら水をひたひたまで入れて塩コショウをし、沸騰
したら弱火にして、お好みの固さになるまで15~20分ほど炊いていきます。

リゾットを炊いている間にメインの準備をしてしまいましょう。今日のメインは
「Tonno con pomodori e origano」。今日はマグロをタタキ風にして使いますが、
イタリアではステーキのようにしっかりと火を入れて食べるそうです
でも生魚を食べ慣れている日本人にとっては完全に火を入れてしまったマグロは
あまり美味しく感じられないので、今日のようにタタキにするのがお勧めです。
マグロでも中トロくらい脂の乗ったものならしっかり焼いても良いそうですよ


まずはトマトの下処理をします。ヘタを外して浅く十字に切れ込みを入れたら、
沸騰したお湯に10秒ほど入れ、すぐに取り出して氷水に入れると、切れ込みから
するっと皮を剥くことができます
それを横半分に切って中のタネをくり抜き、1cm角程度にカットしておきます。


お刺身用のマグロの柵には塩コショウを両面にしておきます。オリーブオイルを
ひいたフライパンで両面をサッと焼き、取り出して粗熱を取っておきます。



同じフライパンにみじん切りにしたニンニクをいれ、香りが立ったらケッパー・
トマト・オレガノを入れて軽く煮詰めます。トマトが少し崩れたくらいになれば
良いので、塩コショウで味を調え、オリーブオイルを入れてソースの完成です
冷ましたマグロに熱いソースをかけるのが嫌な場合は、両方を冷蔵庫で冷まして
おいて、冷たいメイン料理として食べるとまた美味しいですよ

冷ましておいたマグロは斜めに包丁を入れて厚めにカットします。カットをした
面に軽く塩を振っておくと、全体の味が引き締まってとても美味しくなります。
後はお皿に盛ってソースをかければ完成です

最後は炊き上がったリゾットを火から下ろし、バターと粉チーズを加えて素早く
かき混ぜ、塩コショウで味を調えたら、細かく砕いたアーモンドを盛って完成
全て出来上がったところで、お待ちかねの試食タイムに

今日はお教室のテーブルにとっても可愛らしいお花
が飾られていて、ちょっと
レストラン気分な試食タイムでした。食卓にお花があると気分が華やぎますね

前菜はカリフラワーのフリッター。天ぷらのようにと~ってもシンプルな作り方
なのですが、衣に混ぜたアンチョビとイタリアンパセリが良い仕事をしていて、
カリフラワーはふわふわなのに食べ応えがあって、とても美味しかったです

リゾットはリゾット・ネロ・ダーヴォラ(赤ワインのリゾット)。
赤ワインを使ったリゾットは、煮込んでいるときは紫色だったのですが、最後に
粉チーズとバターを混ぜたら少し白っぽくなって、なんとも綺麗な藤色に(笑)
お味は玉ねぎからしっかり旨味が出たところにワインの風味が効いていて、上に
かけたアーモンドのカリカリした食感もとても良くあっていました。リゾットに
赤ワインとアーモンドだなんて、日本人にはあまり馴染みのない食べ方ですが、
とても美味しくて気に入ってしまいました

メインはマグロのタタキ風・フレッシュトマトとオレガノのソース。少~し火の
入ったマグロは生で食べるのとはやはり食感がちがって、食べ応えがあります。
そこにオレガノの香りの効いた酸味のあるフレッシュトマトのソースがこれまた
良くあっていて、軽めにペロリと食べられる一皿でした

食後はコーヒー
を入れて頂いてホッと一息。今日はどのお料理もすぐに出来る
ものでしたので、試食を含めて1時間半で終わりました。このくらいで終わると、
娘を置いて出てきている身としては助かりますね(笑)
来月のコースは、ほとんどを去年のうちに受講してしまったので、レッスンは1回
だけになります。7月からは既存の2コースでメニューが総入れ替えになるので、
また月に2回は通わせてもらうつもりです
新しいメニューはどんなものになるのかワクワクしながら待っています
行かせてもらいました。いつも私のイタリア料理教室の日には、頑張って早めに
お仕事を終わらせて帰ってきてくれるので、本当にありがたいなぁと思います


お引越しをした新しい教室に通うのも2回目ともあって、前回のように迷うことは
なかったのですが、駐車場からお教室までの距離が意外とあって、数分遅れての
到着となってしまいました。今日も生徒は私一人だったので良かったのですが

今日はシチリア料理のコースを受講します。いつものようにメニューの内容や、
調理手順のご説明をお伺いしてから調理スタート


まず最初は、前菜から作っていきます。今日の前菜は「Fritelle di cavolfiore」。
カリフラワーを使ったメニューは先日もパスタ

カリフラワーだけでも様々な種類のメニューがあります

シチリアのカリフラワーは大きくて甘みがあって美味しく、かつ、とても手頃な
お値段のため、先日のようにパスタソースにしたり、今日のようにフリッターに
したり、ホワイトソースをかけてオーブンで焼いたりと、大活躍です

今日作るのはその中でもカリフラワーの食べ方としては代表的なもの。日本では
茹でてサラダに使われるなど脇役になりがちなカリフラワーですが、シチリアで
カリフラワーといえばそれをメインとした料理がたくさんあります

カリフラワーはまず小房に分けて、塩ゆでしておきます。揚げるための衣は2種類
作ります。材料を考えると両方を混ぜてしまっても良さそうなものなのですが、
わざわざ分けるのには意味があるのだと思います


ひとつめの衣はボウルに薄力粉と水を入れてよくかき混ぜ、そこにアンチョビの
みじん切り(アンチョビのペーストでもOK)を入れ、しっかり混ぜ合わせます。

ふたつめの衣は、ボウルに卵を割りいれて良くときほぐして、みじん切りにした
イタリアンパセリと塩コショウを加えて混ぜ合わせます。


薄力粉→卵の順番でカリフラワーにしっかり衣を絡ませたら、中温(170度位)に
温めた油で全体が軽くきつね色になるまでじっくりと揚げていきます。

こうして低い温度でじっくりと上げることで、食べたときにふわっとした食感に
なるのだそうですよ。最後に全体に塩をひと振りしたら完成です


お次はリゾットを作っていきます。シチリアでは北イタリアに比べてリゾットを
食べることは少なく、あまりレストランのメニューにも多くは掲載されていない
らしいのですが、このリゾットはシチリアならでは

シチリア特産の「Nero d’Avola」という、少しだけ甘みのある赤ワイン

作るリゾットで、最後にシチリアの特産品であるアーモンドをかけるのが特徴。
Nero d’Avolaとはブドウの品種です。



まずは小鍋にオリーブオイルをしき、みじん切りにした玉ねぎを弱火でじっくり
炒めて旨味を引きだしていきます。次にお米を入れて炒め、お米が熱くなったら
Nero d’Avolaを入れてアルコールを飛ばします。
Nero d’Avolaが手に入らないようなら別の赤ワインでも良いのですが、せっかくの
シチリア料理ですから、是非手に入れて残った赤ワイン

ところですよね

お米はイタリアのリゾット用のお米でも良いですし日本のお米でも大丈夫です。
どちらのお米でも、できれば洗わずにそのまま使って下さいね。

赤ワインのアルコールが飛んだら水をひたひたまで入れて塩コショウをし、沸騰
したら弱火にして、お好みの固さになるまで15~20分ほど炊いていきます。

リゾットを炊いている間にメインの準備をしてしまいましょう。今日のメインは
「Tonno con pomodori e origano」。今日はマグロをタタキ風にして使いますが、
イタリアではステーキのようにしっかりと火を入れて食べるそうです

でも生魚を食べ慣れている日本人にとっては完全に火を入れてしまったマグロは
あまり美味しく感じられないので、今日のようにタタキにするのがお勧めです。
マグロでも中トロくらい脂の乗ったものならしっかり焼いても良いそうですよ



まずはトマトの下処理をします。ヘタを外して浅く十字に切れ込みを入れたら、
沸騰したお湯に10秒ほど入れ、すぐに取り出して氷水に入れると、切れ込みから
するっと皮を剥くことができます

それを横半分に切って中のタネをくり抜き、1cm角程度にカットしておきます。


お刺身用のマグロの柵には塩コショウを両面にしておきます。オリーブオイルを
ひいたフライパンで両面をサッと焼き、取り出して粗熱を取っておきます。



同じフライパンにみじん切りにしたニンニクをいれ、香りが立ったらケッパー・
トマト・オレガノを入れて軽く煮詰めます。トマトが少し崩れたくらいになれば
良いので、塩コショウで味を調え、オリーブオイルを入れてソースの完成です

冷ましたマグロに熱いソースをかけるのが嫌な場合は、両方を冷蔵庫で冷まして
おいて、冷たいメイン料理として食べるとまた美味しいですよ


冷ましておいたマグロは斜めに包丁を入れて厚めにカットします。カットをした
面に軽く塩を振っておくと、全体の味が引き締まってとても美味しくなります。
後はお皿に盛ってソースをかければ完成です


最後は炊き上がったリゾットを火から下ろし、バターと粉チーズを加えて素早く
かき混ぜ、塩コショウで味を調えたら、細かく砕いたアーモンドを盛って完成

全て出来上がったところで、お待ちかねの試食タイムに


今日はお教室のテーブルにとっても可愛らしいお花

レストラン気分な試食タイムでした。食卓にお花があると気分が華やぎますね


前菜はカリフラワーのフリッター。天ぷらのようにと~ってもシンプルな作り方
なのですが、衣に混ぜたアンチョビとイタリアンパセリが良い仕事をしていて、
カリフラワーはふわふわなのに食べ応えがあって、とても美味しかったです


リゾットはリゾット・ネロ・ダーヴォラ(赤ワインのリゾット)。
赤ワインを使ったリゾットは、煮込んでいるときは紫色だったのですが、最後に
粉チーズとバターを混ぜたら少し白っぽくなって、なんとも綺麗な藤色に(笑)
お味は玉ねぎからしっかり旨味が出たところにワインの風味が効いていて、上に
かけたアーモンドのカリカリした食感もとても良くあっていました。リゾットに
赤ワインとアーモンドだなんて、日本人にはあまり馴染みのない食べ方ですが、
とても美味しくて気に入ってしまいました


メインはマグロのタタキ風・フレッシュトマトとオレガノのソース。少~し火の
入ったマグロは生で食べるのとはやはり食感がちがって、食べ応えがあります。
そこにオレガノの香りの効いた酸味のあるフレッシュトマトのソースがこれまた
良くあっていて、軽めにペロリと食べられる一皿でした


食後はコーヒー

ものでしたので、試食を含めて1時間半で終わりました。このくらいで終わると、
娘を置いて出てきている身としては助かりますね(笑)
来月のコースは、ほとんどを去年のうちに受講してしまったので、レッスンは1回
だけになります。7月からは既存の2コースでメニューが総入れ替えになるので、
また月に2回は通わせてもらうつもりです

新しいメニューはどんなものになるのかワクワクしながら待っています
