Maria Callas Diary

着物・ドール・お料理・お家・家族など、日々のことを日記として書いています。

イタリア料理教室【基本中級編・12月】

2015-12-10 23:10:16 | イタリア料理
今夜は夫に娘の世話をお願いして、イタリア料理教室へ行かせてもらいました


今日も基本コースの中級レッスンを受講します。レシピ数がどんどん増えていく
のが楽しくてずっと続けているのですが毎回どのお料理も美味しくて、やはり
イタリア料理って素晴らしいなぁと思います


まずは前菜から作っていきますね。今日の前菜は「Cannelloni di zucchini」。
カネロニというと先日のディナーでも作った中に詰め物をして巻くパスタのこと
ですが、そのパスタに似せた、ズッキーニで詰め物を巻いたお料理です

どこのお料理というわけではなく、レストランで出されるようなモダンなもの。



ズッキーニは長いまま2mm程のスライスにして15秒くらいサッと塩茹でしたら、
氷水につけてから水気をふき取ります。



ボウルに粗みじん切りにしたスモークサーモンとモツァレラチーズ・ケッパー・
ディルをボウルに入れ、マヨネーズ・レモン汁・塩コショウで味つけをしながら
混ぜ合わせれば詰め物の完成です。

詰め物に決まりはないので、他には蟹のサラダを詰めたり、サーモン&アボカド
のタルタルなどを詰めても美味しいそうですよ


ソースは湯剥きしタネを取ったトマト・ニンニク・白ワインビネガー・オリーブ
オイルを一緒にミキサーで回すだけ。冷蔵庫で少し冷やすととろっとするので、
食べる直前まで冷蔵庫で待機。


次にメインを作ります。メインは「Orata al piatto alla mediterranea」です。
こちらもどこのお料理というわけではなく、レストランで出されるようなお料理
だそうですよ

イタリアでは「サラマンドル」という上火だけ火力の強いオーブンでサッと焼く
そうですが、イメージではバーナーで上だけ炙るのに近いでしょうか

今日は鯛を使っていますが、カルパッチョに出来るようなお魚なら何でも良いと
いうことだったので、お好みのお魚に変えても大丈夫です


刺身用の鯛を5mmほどの厚さにそぎ切りして、オリーブオイルを敷いた耐熱皿に
並べていきます。重なると火が入りづらいので、なるべく重ならないようにする
のがポイントだそうです

並べたら塩コショウをしてオリーブオイルを上から回しかけ、250度のオーブンで
2分ほどサッと焼けばOK。


メインのソースとなるトマトを湯剥きします。湯剥きしたら種をとって1cm角に
カットしておきます。



フライパンにオリーブオイルをたっぷりと入れて火にかけて、潰したニンニクを
入れてじっくりとオイルに香りを移します。香りが移ったらニンニクを取り出し
レモンの皮のすりおろしを加えます。




刻んだバジルとタイムを入れて軽く炒めたら、カットしたトマトを加えます。
そこにレモン汁・塩コショウ・バルサミコ酢を加えたら、1分ほど火を入れて軽く
トマトが煮崩れればソースの完成

あとは焼き上がった鯛の上にソースをかけるだけです。


続いてパスタを作ります。今日のパスタは「Tagliatelle al ragu bolonese」。
これだけ長くイタリア料理を習っていても、意外とこのボロネーゼソースパスタ
(日本でいうところのミートソース)を習っていなかったようです

簡易版ボロネーゼソースはラザニアの時に習いましたが、今日は本格的なもの。
ボロネーゼソースはその名前の通り、ボローニャ地方発祥のミートソースです。
少量で作っても美味しく出来上がらないため、ある程度の分量を作っておいて、
冷凍保存しておくのがオススメです



人参・玉ねぎ・セロリなど基本の香味野菜をみじん切りにし、オリーブオイルを
たっぷりとひいた鍋で弱火でじっくり炒めます。野菜から水分が出てきますので
水分がなくなるまで炒めます。


ぬるま湯につけて戻しておいた乾燥ポルチーニ茸は洗って粗いみじん切りにし、
戻し汁は漉しておきます。



なるべく脂身の少ない牛挽き肉を使ってオイルをしかずにフライパンであまり
いじらないようにして強火で表面を焼き表面が焼けてから崩しつつ炒めます。
肉の水分がなくなるまで炒めたら香味野菜の鍋に移し、フライパンに赤ワインを
入れてアルコールを飛ばしたものも加えます。



トマト缶を漉したものを加えて、トマトペースト・水・ポルチーニ茸の戻し汁・
ナツメグ・ローズマリーとローリエを加えたら、下味の塩コショウをして約2時間
ほど煮込んでいきます。

トマト缶を漉すのが面倒なようであればトマトピューレを使ってくださいね。
もしくは、トマト缶をブレンダーで回してピューレにしても大丈夫です




前菜を組み立てて盛り付けまで完成させますね。水気を切ったズッキーニを少し
ずつ重なるようにして並べたら、詰め物を上に載せて少しキツめに巻いていき、
巻き終わりを下にしておきます。


お皿にトマトで作ったソースを敷いて、その上に巻いたズッキーニを載せたら、
上にイクラとディルを飾れば完成です。詰め物にはサーモンが入っているので、
親子丼のような感じに(笑)


最後にパスタを仕上げます。パスタはタリアテッレを使っていますが、ショート
パスタでも合うそうですよ。ロングパスタの場合には、普通の細いパスタよりは
平打ち麺が合うとか


今日はソースを2時間煮込む時間がなかったので、このソースは昼間のレッスンで
作られたソースを先生が煮込んでおいてくださったもの。ソースに茹で上がった
パスタを加え、粉チーズを加えてしっかりかき混ぜれば完成です

すべて出来上がったところで、お待ちかねの試食タイムに


前菜はズッキーニのカネロニ仕立て。レストランで出されるだけあってとっても
おしゃれなお料理です。今日はズッキーニを4枚並べて巻きましたが、1枚だけに
詰め物をして軍艦巻きのように縦向きにおいて上にイクラやディルを飾ったら、
1口サイズのパーティーメニューにぴったりですね


パスタはラグーボロネーゼソースのタリアテッレ。しっかり2時間煮込まれただけ
あってコクがある濃厚なラグーソースを楽しませて頂きました。日本の一般的な
ミートソースはトマトの味が強いのですが、こちらはしっかりとお肉の味です


メインは鯛の皿焼き、地中海風。淡白な鯛にフレッシュトマトのソースがとても
良く合うお料理で、日本人の好きそうなお味です。ただ、日本人としてはやはり
鯛の薄切りは生で食べるのが好きなので、出来ればバーナーで上をサッと炙る
程度で仕上げられればベストですね。ついバーナーが欲しくなってしまいます


食後は紅茶を淹れて頂いてホッと一息。今日のレッスンでは体験レッスンとして
はじめて参加される生徒さんがいらっしゃって、お教室を気に入られたようで、
早速次回からこのコースの受講を決められたようです

お友達の家におしゃべりにいくような気軽で温かい雰囲気のお教室なので、一度
通ってしまうとずっと続けたくなるような素敵なお教室。なんといっても先生の
お人柄が一番大きいところです

ご結婚されて家庭にお教室にとお忙しいとは思いますが、これからも長く続けて
頂きたいなぁと期待しています