Maria Callas Diary

着物・ドール・お料理・お家・家族など、日々のことを日記として書いています。

お茶のお稽古(千總・卵色地竹に福良雀柄小紋)

2015-12-26 23:56:25 | 着物
今日は今年最後のお茶のお稽古で、お稽古納めでした

先月たくさん着物を着た反動か、今月はまだ一度も着ていなかったので、お稽古
納めくらいは着物で行きたいと思い、朝から身支度をして着物でお稽古に行って
きました。やっぱり着物を着ると気が引き締まります


こちらの着物は特に着る季節の決まっていない柄ですが、メインの笹柄に添えて
描かれているふくら雀(寒さに羽毛をふくらませて丸くなっている雀)のもとの
意味を考えるとやはり冬がふさわしいのでしょうか

ふくら雀は福良雀とも書いて吉祥柄ですし、竹にふくら雀の組み合わせは古典の
吉祥文様ですのでいつ着ても大丈夫なため、こういう柄は便利ですね


この着物はもともと紫地のものを見たことがあり、その時は色のコントラストの
強さが私には合わなくて見送ったのですが、数年後にこの優しい色合いが出て、
このくらいなら長く着られるかなと思って買ったもの


着物はシボの高い柔らかな卵色の縮緬地に、色々な柄を詰め込んだ大きく描いた
笹と、そのまわりを飛ぶ小さなふくら雀が可愛らしい「千總」製の総柄小紋。

帯は鶸色の塩瀬地に、抑えた色合いで大きなふくら雀が描かれた染め名古屋帯。
帯揚げは白い綸子地に山吹色の絞りで可愛らしい小さな梅が表現された輪出し。
帯締めは鮮やかな橙色の冠組。

今日のお稽古は長板を使った総飾りのお稽古でした。毎年初釜では台子を使って
お師匠さんがお点前をして下さるので、その時により良く理解できるようにと、
長板でのお点前にして下さったようです

お菓子は真っ白な体に、赤いおめめが可愛らしい「雪うさぎ」で「伊勢屋」製。
お軸は今年の最後のお稽古にもっとも相応しく「無事」と書かれた墨蹟でした。
茶花は「いろり火」椿と蝋梅が活けられていました。

これで今年のお稽古も終わりました。小さな子がいながら、月にこうして何度も
お茶のお稽古に通えるというのは本当に幸せなことです。お稽古場で知り合った
夫だからこそ理解してくれることなのでしょうね

来年もまた、楽しくお稽古を続けていけますように