Maria Callas Diary

着物・ドール・お料理・お家・家族など、日々のことを日記として書いています。

11月のデスク飾り

2015-11-25 23:08:23 | 季節行事
11月もそろそろ終わりに近づき、世間では紅葉もピークを過ぎたということで、
11月のデスク飾りを仕舞う前にご紹介します


11月らしく紅葉をテーマにした飾り物です。「丸窓から見える景色」といった
風情のもので、奥に紅葉した楓の木、手前には朱傘が差しかけられていて、その
下には緋毛氈の上に茶釜・茶碗・柄杓が置かれており「秋の野点」が表現されて
います。飾り物の奥の壁には、一面の紅葉の写真を張りました

直径12cmくらいの小さな世界ですが、晩秋らしい景色が上手に表現されていて、
とっても可愛らしいものです。すべてちりめんと紙と緋毛氈で作られています。
京都の「夢み屋」さん製

また来年活躍してくれる時期まで、綺麗にして大切に仕舞っておきます


昨日は小雪・寒く少し雪降る

2015-11-24 23:07:55 | 季節行事

昨日は小雪。秋も終わって冬に入り、場合によっては雪も降り始める時期です

初候である11/23~11/26は「虹蔵れて見えず(にじかかくれてみえず)」。
春から秋にかけて、特に夏などには雨あがりに虹が見えることが多いのですが、
その虹が見えなくなってくるころ。なぜ虹が見えないのかというと、寒さで雨が
雪に変わってしまうから、ということなのだそうです

11月23日は勤労感謝の日ですが、もともとは秋の収穫を祝う日で、古くは平安
時代の宮中にて収穫に感謝する「新嘗祭」が行われていたことに由来します

秋の収穫は農耕民族である日本人にとって、生きていくために一番大切なこと。
秋の実りに感謝し、その年に取れた新米を神々に捧げる祭日でした

次候である11/27~12/1は「朔風葉を払う(さくふうはをはらう)」。
朔風とは北風の意味で木枯らしを指します。ぴゅうっと吹く冷たい木枯らしが、
枯れ葉を払い落とすころ。

秋に枯れた葉がこの木枯らしですっかり落ちてしまい、木々は幹や枝だけになり
見るだけで寒々しい姿になりますね

末候である12/2~12/6は「橘始めて黄なり(たちばなはじめてきなり)」。
青々としていた橘の実が、だんだんと黄色く色づいてくるころです。日本古来の
柑橘系の常緑樹で、古くは古事記や日本書紀などに不老不死の実「非時香果」と
して登場しています

冬でも葉が青々として枯れずに、真冬にはたわわな実をつけることからだとか。
平安時代、天皇の座所であった紫宸殿の前庭に植えられているのも橘ですよね

右近の橘左近の桜と言いますが、左近の桜はもともとは梅の樹が植えられていた
のが枯れてしまい桜に植え替えたそうなのですが、橘はやはり長寿の象徴として
植えられていたようです


祇園小唄祭

2015-11-23 23:07:20 | 京都花街
今日11月23日は、毎年京都・東山の円山公園で「祇園小唄祭」が行われます

「祇園小唄」という唄はそれほど古いものではなく、昭和5年に公開された映画
『祇園小唄絵日傘』の主題歌として祇園をこよなく愛した作詞家・長田幹彦氏が
作詞し大ヒットした曲です

1番から4番まで、それぞれ春夏秋冬の祇園を読み込んだ歌詞で、今では祇園の
代表曲のようになっているこの唄は、京都の芸舞妓さんが仕込みの頃から習い、
お座敷でも代表的な舞妓さんの舞として舞われているもの

この祇園小唄の歌碑が円山公園の池の前に建てられています。その歌碑の前で、
舞妓さんが歌詞を朗読し、献花をして唄を讃える行事が「祇園小唄祭」です

月はおぼろに東山
霞む夜毎のかがり火に
夢もいざよう紅桜
しのぶ思いを振袖に
祇園恋しや だらりの帯よ

夏は川原の夕涼み 
白い襟あしぼんぼりに
かくす涙の口紅も
燃えて身をやく大文字
祇園恋しや だらりの帯よ

鴨の川原の水やせて
咽ぶ瀬音に鐘の声
枯れた柳に秋風が
泣くよ今宵も夜もすがら
祇園恋しや だらりの帯よ

雪はしとしとまる窓に
つもる逢うせの差向かい
灯影つめたく小夜ふけて
もやい枕に川千鳥
祇園恋しや だらりの帯よ


(写真は報道系サイトからお借りしました。去年の画像です。)

こちらに参加するのは比較的年少の舞妓さんが多く、五花街の持ち回りですが、
今年は上七軒の舞妓・梅ちえさん、市こまさんがいらっしゃったようです

桜と舞妓さんは絵になりますが、私はそれよりも紅葉と舞妓さんの組み合わせの
ほうが色合いが美しくて好きなので、秋の舞妓さんは特別美しいと思います


ドルパ用のドレス撮影 / おうちごはん(イタリア料理:手打ちパスタ・12月)

2015-11-22 23:06:32 | ドールドレス
先週アクセサリー作りが終わったので、今日は朝から娘を連れて実家へ行って、
午前中はずっとドレスの撮影を行っていました


ドレスの枚数がたくさんあるので、今日はロマンティックドレスを中心に撮影。
最近のロマンティックドレスは柄物にも挑戦していますが、今回も珍しい生地の
ものを色々と取り揃えてお仕立てしました


こちらの記事はほぼシルクで出来た生地なのですが、柄があえて少しぼんやりと
描かれているため抽象的な雰囲気で、落ち着いたシックなドレスになりました

他にも色々なドレスがありますが、ドルパの一週間前には全てのドレスの画像を
サイトにアップしますので、是非ご覧頂ければと思います


娘のお昼寝タイムにディナータイムのときのデザートを作りました。久しぶりに
ドライフルーツのパウンドケーキを作りましたが、やっぱり美味しそう。

夜は早めに娘を寝かしつけて、ゆっくりとディナータイム。明日は夫が日帰りの
旅行に友人達と出かけるそうで家でお夕飯を食べないので、今日はボリュームの
あるメニューを選びました

今日のお料理のレッスン記事はこちら↓
【イタリア料理教室:手打ちパスタ編・12月】


前菜は3種のクロスティーニです。ゴルゴンゾーラチーズのパテ、生ハムのパテ、
黒オリーブのパテの3種類。生ハムのパテはもとはロースハムで作るものだったの
ですが、夫が市販のロースハムが苦手なので、生ハムに変更しました

ゴルゴンゾーラチーズは先週末のディナーで使った残りのチーズが使えたので、
無駄にせずに済みました。こちらも生クリームでチーズを伸ばすので、少しだけ
マイルドになってとても美味しいです


パスタは手打ちパスタパッパルデッレ・牛肉の赤ワイン煮込みソース。こちらの
パスタは夫が大好きなもの。いかにも冬らしくて体の温まるパスタです。手打ち
パスタはいろいろありますが、ロングパスタでは一番作るのがラクなタイプ


メインは骨付き鶏もも肉の詰め物オーブン焼き。12月に入らないと骨付きの肉は
なかなか売っていないので、この時期に探すのは少し苦労しました。骨を外して
お肉を開くのにコツがいりますが、それさえ出来ればとっても簡単なお料理


デザートはドライフルーツのパウンドケーキ。ドライフルーツをラム酒に約1週間
つけておいたので、ラム酒がきいてとっても美味しいです。


お茶のお稽古(千總・白地御所解き柄小紋) / おうちごはん(イタリア料理:基本・12月)

2015-11-21 23:04:45 | 着物
先週は夫の仕事の関係でお稽古をお休みしましたので、今日は朝から身支度して
着物を着て、朝一番でお茶のお稽古へ行かせてもらいました


今月はお茶会もあってわりと着物を着る機会の多い月なのですが、やはり今日も
お気に入りの一枚を選んでしまいました

こちらの着物もだいぶ前に買ったものになりますが、「美しいキモノ」でモデル
さんがお召しになっていたのを見て、一目で欲しくなって、お世話になっている
百貨店の担当者さんにお願いしてすぐに千總から取り寄せて頂いたもの



白地ですが柄に使われている色がとても華やかで、当時まだ20代半ばだったので
柄から一色を取り八掛けをはっきりした色にして頂いたのですが、そろそろ少し
落ち着いた色味の八掛けに変えたほうが良い年齢になりました

それか、柄がかなり華やかなので、このまま十年ほど寝かせておいて娘に譲って
しまうかですが…気に入っている着物なので悩むところです


着物はシボの高い白い縮緬地に、とっても華やかな色使いで一面に御所解き柄が
ところ狭しと描かれている、本当に可愛らしい「千總」の総柄小紋。

帯は現代物ではなかなか見かけない明るい橙色の塩瀬地に、四季の花々を描いた
蒔絵模様も美しい文箱を優美な飾り紐とともに描いた、別誂えの染め名古屋帯。
白や黒ではない地色の染め帯が欲しくて地色にこだわって誂えました

帯揚げは白い綸子地にオレンジに近い山吹色で桔梗が絞りで表現された輪出し。
帯締めは綺麗な鶸色~白のグラデーションになった組紐。

今日のお稽古は貴人点ての薄茶点前をさせて頂きました。貴人点ては名前の通り
貴人(天皇や皇族)に対してのお点前ですので、お稽古以外ではすることのない
お点前ですが、年に数回は必ずお稽古します。

お菓子は苔の上に落ちた色鮮やかなもみじを模した「冬紅葉」で「伊勢屋」製。
お軸は「乾仰遍照霊光(けんぎょう へんじょうれいこう)」と書かれた墨蹟。
茶花は外側の白と内側の赤の2色の花びらが可愛らしい「葵上」椿でした。


今日も娘のお昼寝タイムを利用して、ダイニングテーブルに飾るアレンジメント
作りをしていました


今日は淡いピンクのバラをメインにして、クリーム×ピンクのトルコキキョウ、
少し濃いピンクのカーネーションと薄ピンクのスプレーカーネーション、そして
少し変わった黄色い花を合わせて

夜は早めに娘を寝かしつけて、夫婦でゆっくりとディナータイム

今日のお料理のレッスン記事はこちら↓
【イタリア料理教室:基本編・12月】


前菜はマグロとアボカドのタルタル。アボカドの緑とマグロの赤でクリスマスの
時期にも良く合う色合いの前菜です。タルタルというと細かく切った(もしくは
叩いた)具材を合わせるのですが、こちらは見た目を優先して角切りに



パスタの代わりにピッツァ・マルゲリータ。日本でも定番のピザですが、自宅で
作るのに一番作りやすいピザでもあります。我が家のオーブンは最高300度までの
温度しか出ないので、ピザ釜のようにパリッと仕上がらないのですが…


メインは魚介のスープ。ブイヤベースとほぼ同じようなお料理です。魚介類から
しっかり良いダシが出ているので、具材を食べるというようりは、このスープを
パンにつけて食べるのがメイン。メゾンカイザーのバゲットを用意しました