母は天満橋の読売カルチャーセンターで、20年間もの間を茶道講師として勤めてきました。
母にとってはお茶は生きがい。つらい選択でしたが、体調不良の為にカルチャー講師を3月一杯で辞める事になりました。
今日は最後のお稽古日。月曜の上級講座の方も集まって下さり、最後は賑やかに20数名の社中さんの中で稽古を終えました。
一番最後にお手前をされた方は、母の指導の下で今年茶名を取られた方。女子大生の頃から10年間通われていました。
基本である運びの薄茶手前を終えられて、お茶勺のご銘は「朧月夜」。
思わず胸にこみ上げるものがあったのは、母も同じだったと思います。
まさに人の人生も「おぼろげなもの」。
母の残された人生もまたしかりです。
皆さん、泣いて泣いてらっしぃました。小学校4年の頃から通ってくれて、今は美しく成長された女子大生の生徒さん。
神戸からご本人も体調がお悪いのに、駆けつけて下さった生徒さん。
「先生が好きだから」と涙ぐんでられました。
思わず私も涙ぐみそうになるのをグッとこらえ、「母は大丈夫です。また、どこかでお会いできますよ」と声をかけました。自分にそういい聞かせながら。
皆さん、どうぞ心配しないで。母は私達が守りますから。
今まで母を支えて下さって、ありがとうございました。
母にとってはお茶は生きがい。つらい選択でしたが、体調不良の為にカルチャー講師を3月一杯で辞める事になりました。
今日は最後のお稽古日。月曜の上級講座の方も集まって下さり、最後は賑やかに20数名の社中さんの中で稽古を終えました。
一番最後にお手前をされた方は、母の指導の下で今年茶名を取られた方。女子大生の頃から10年間通われていました。
基本である運びの薄茶手前を終えられて、お茶勺のご銘は「朧月夜」。
思わず胸にこみ上げるものがあったのは、母も同じだったと思います。
まさに人の人生も「おぼろげなもの」。
母の残された人生もまたしかりです。
皆さん、泣いて泣いてらっしぃました。小学校4年の頃から通ってくれて、今は美しく成長された女子大生の生徒さん。
神戸からご本人も体調がお悪いのに、駆けつけて下さった生徒さん。
「先生が好きだから」と涙ぐんでられました。
思わず私も涙ぐみそうになるのをグッとこらえ、「母は大丈夫です。また、どこかでお会いできますよ」と声をかけました。自分にそういい聞かせながら。
皆さん、どうぞ心配しないで。母は私達が守りますから。
今まで母を支えて下さって、ありがとうございました。