東京に居る娘が「気晴らしに行ってきたら?」と用意してくれたチケット。
な・なんと!人生初の吉本新喜劇!
しかも座長は、あの辻本茂雄
私の大好きな「茂じいシリーズ」なのだ。
吉本新喜劇は地方からの団体客が多く、なかなかチケットは取れないと諦めていたのだが。
娘は仕事で知り合ったスタイリストさんに聞いて、私の為にチケットを入手してくれた。
ありがとう、娘よ!
最近の娘は優しくて・・・・何だか怖い・・・・・
で、「お友達と行く?それともパパと?」と聞く娘に。
「お笑いは独りで楽しみたい。パパと行ったらよけストレス溜まる~」
と1枚だけ頼んだ。
ところが、
「それって、父の日のプレゼントか?」と横から夫が口を挟んだ。
「あなたのは無い。これはマリちゃんが私のストレス解消にと手配してくれるんやから。あなたのは無い!」
「・・・・・・・ふ~ん」夫は不満げだ。
「第一、貴方は吉本新喜劇なんて嫌いでしょ?」
この聞き方がまずかった!
「私、好きやで。子供の頃見とった」
そんな訳ないやろ。あなたの子供の頃に見てたのは「鞍馬天狗」ちゃうん?
それに・・・・。
彼の性格から言えば
「これ、美味しいよ~食べてみたら?」と聞くと。
「美味しいかぁ?」と必ず聞く。
「吉本好きでしょ?一緒に行こう!」と最初に聞けば良かったのだった!
そうすれば、「面白いかぁ?」と答え。
「なら、やめときいや。私だけ行くから」と言えたのに・・・・・(涙)
あ~ぁと思えども、後の祭り・・・
夫は行く気満々だ。
仕方なく娘にメール「パパも行きたいんやて。でも、座席は離してくれる?」
夫には「娘が取ってくれるんやからね。後で面白なかったと、文句言うたらあかんよ」と
念を押した。
なのに届いたチケットは、まさかの並び席!何でやね~ん
「ママ、そう言うてたやんか~?」と娘。
そんな事、死んでも言わないもんね、私。
まぁいいわ、娘も忙しいみたいやし。
チケットを取りに行ってくれて、お手紙で送ってくれた手間を思うと。ただただ有難い(ちょっと怖いけど・・・・)
日曜は、
「どうする?今日はどうする?今日は、どういうご予定ですかっ?」と煩く確認する夫に。
てきとーに指示を与え。
朝の草むしり→ジムで軽くトレーニング→買い物→吉本新喜劇と言う流れで進めた。
とにかく人生初の吉本新喜劇なんだから、遅れるわけには行かないのだ
早めに大阪に着いて、花月劇場の近くでタコ焼きを食べ(その時も「タコ焼きって、美味しいかぁ?」と横から)
いざ、なんば花月劇場へ!
この日は4回公演で、場内は3回目の観劇を終えて退出するお客様でごった返していた。
土産物売り場では、これまた吉本らしい面白グッズが満載。
「関西弁トイレットペーパー」とか「当たり前田のクラッカー」もあり、実に楽しい
開演は18時45分だが、新喜劇はラストで。
これはかなり、帰宅が遅くなりそうな気配。
前座の漫才は、怪傑えみちゃんねるでお馴染みの若手コンビや、ベテランの方々も。
でも、生で観るって面白~い楽しい~
しかも、見ているお客様も開演前から笑う体制に入ってる気がする。
「笑いのスイッチが既に入っとんねんやな」と訳知り顔の夫。
ノリが悪いかと思いきや、隣で爆笑している。
新喜劇は、辻本座長に新幹線ネタでいじられる伊賀さん。
声が詰まってるような、にしじまだいき?さんに「ごめんやしておくれやして」の末成由美姐さん。
豪華メンバー総出演に加え、茂じいのテレビでは観れないアドリブの数々。
最後の30分なんて、涙止まらず。笑い死ぬかと思った。
あ~ぁ、面白かった~ また、観にきたいなぁ
と劇場を出たら。
「面白かったけど、2回も3回も行く気はせ~へんなぁ」
あなたには同調しません。
私は、今度は独りで行きます!