テクニカル用語の簡単解説
7月11日(金)の市場概況を振り返ってみます。赤字部は12日朝更新
・日経先物:42%(+4%)7月8日の33%から切り返し中。
・日経平均:44%(+2%)7月4日の37%から切り返し軌道に入り損ねたか?
・TOPIX:47%(+3%)7月4日の38%から切り返し軌道に入り損ねたか?
・マザーズ指数:31%(同値)6月27日の26%に引き寄せられて安値更新中。
・ヘラクレス指数:36%(-1%)6月30日の27%に引き寄せられて安値更新中。
・長期国債先物:45%(+1)7月7日の32%からまだ切り返し中。
・日経先物イーブニングセッション:13010円(大証終値比-80円)
・シカゴCME先物:12960円(大証終値比-130円)更新
・NYダウ:11100ドル(128ドル安)OSC42%(-3%)7月8日の46%から下落に転じる。更新
・ドル・円:106.34円(75銭の円高)OSC52%(+1%)7月8日の62%から下落中(円高進行中)更新
今日の圧巻は、後場に一度12920円まで落として最安値をマークさせてからの、その後の怒濤の上げでした。ここまでフェイントを厳しくやられると、SQの日でもあり、何か裏があるのではとの疑心暗鬼に駆られて素直には乗れないものです。
後場はその押し目の時に2326デジアーツを110Kで朝から待っていたのが約定。その後、今日も安値更新の株なので薄利撤退。そして、6269三井海洋開発が2時前に切り返す時に40円抜いたトレードのみ。
その後は一進一退の難解な相場でした。
日経平均は7月7日に13400円台に乗せてからは、安値を更新中。TOPIXも同様。先物だけ昨日の安値で今日は踏みとどまっております。OSCも7月8日の33%から日々切り上げてきており、NY次第では反発する気配です。月曜日はもう一度だけ12920円を試しに行く可能性がありますが、ここで踏みとどまれば3度目の正直で、一定程度の切り返しを見せるかと思います。
しかし、肝心のNYダウが安値を更新中であり、今晩あたり不足の事態で、11000ドル割れとなれば、一気に下に持って行かれるかと思います。
この11000ドル割れで、株に資産の多くを振り向けているアメリカ人は、損益がマイナスに転じるそうです。そうなるといよいよ消費が減退、インフレの進行、そして景気後退と、悪いサイクル入りが確実となりそうですね。
-------12日朝のコメント-------
NYダウはついに一時11000ドル割れ。昨日後場の日経の上昇は、フレディマックとファニーメイの国有化の噂のせいだったそうです。しかし、NYダウの寄り付きでは、両社の株は国有化の懸念で50%近い急落となったようです。国有化すれば、株は紙くず同然となるため投げ売りは当然ですね。ということは、昨日の日経の後場の上げは、典型的な嵌め込みでしたね。その筋は、これでサブプライム問題も灰汁抜けしたと思わせたかったのでしょうが、そんなに簡単なものではありません。
このGSE(Government Sponsored Enterprises)と呼ばれる両社のうち、ファニーメイは60億ドルの増資をこの5月に行った筈ですが、投資銀行が証券化した証券を「投資家」として両社合わせて2448億ドルも保有しており、そのほとんどがサブプライム関連投資と言われております。(このことを明らかにした権威ある?我が国の「独立行政法人」(名前は例によって難解だったため、既に忘却)のHPの記事はすでに削除されております。今回の動きに関連してとてもきな臭い。)とてもこの程度の増資では間に合わないでしょう。5月7日のブログ参照。
サブプライム・モーゲージ関連の証券の市場価格はほぼゼロに落ちております。
フレディマックは昨晩緊急声明を出し、RMBS(注)を担保として借り入れ可能なため、自己資本は適切と言っております。これはFRBからの借り入れを意味するのでしょうが、やはり両社は実質破綻状態になっていると言ってもいいでしょうね。
注)住宅ローン担保証券のこと。両社合計で4.5兆ドルも保有し、昨年末残高の6割を超えます。破綻すれば相当のインパクトです。
7月11日(金)の市場概況を振り返ってみます。赤字部は12日朝更新
・日経先物:42%(+4%)7月8日の33%から切り返し中。
・日経平均:44%(+2%)7月4日の37%から切り返し軌道に入り損ねたか?
・TOPIX:47%(+3%)7月4日の38%から切り返し軌道に入り損ねたか?
・マザーズ指数:31%(同値)6月27日の26%に引き寄せられて安値更新中。
・ヘラクレス指数:36%(-1%)6月30日の27%に引き寄せられて安値更新中。
・長期国債先物:45%(+1)7月7日の32%からまだ切り返し中。
・日経先物イーブニングセッション:13010円(大証終値比-80円)
・シカゴCME先物:12960円(大証終値比-130円)更新
・NYダウ:11100ドル(128ドル安)OSC42%(-3%)7月8日の46%から下落に転じる。更新
・ドル・円:106.34円(75銭の円高)OSC52%(+1%)7月8日の62%から下落中(円高進行中)更新
今日の圧巻は、後場に一度12920円まで落として最安値をマークさせてからの、その後の怒濤の上げでした。ここまでフェイントを厳しくやられると、SQの日でもあり、何か裏があるのではとの疑心暗鬼に駆られて素直には乗れないものです。
後場はその押し目の時に2326デジアーツを110Kで朝から待っていたのが約定。その後、今日も安値更新の株なので薄利撤退。そして、6269三井海洋開発が2時前に切り返す時に40円抜いたトレードのみ。
その後は一進一退の難解な相場でした。
日経平均は7月7日に13400円台に乗せてからは、安値を更新中。TOPIXも同様。先物だけ昨日の安値で今日は踏みとどまっております。OSCも7月8日の33%から日々切り上げてきており、NY次第では反発する気配です。月曜日はもう一度だけ12920円を試しに行く可能性がありますが、ここで踏みとどまれば3度目の正直で、一定程度の切り返しを見せるかと思います。
しかし、肝心のNYダウが安値を更新中であり、今晩あたり不足の事態で、11000ドル割れとなれば、一気に下に持って行かれるかと思います。
この11000ドル割れで、株に資産の多くを振り向けているアメリカ人は、損益がマイナスに転じるそうです。そうなるといよいよ消費が減退、インフレの進行、そして景気後退と、悪いサイクル入りが確実となりそうですね。
-------12日朝のコメント-------
NYダウはついに一時11000ドル割れ。昨日後場の日経の上昇は、フレディマックとファニーメイの国有化の噂のせいだったそうです。しかし、NYダウの寄り付きでは、両社の株は国有化の懸念で50%近い急落となったようです。国有化すれば、株は紙くず同然となるため投げ売りは当然ですね。ということは、昨日の日経の後場の上げは、典型的な嵌め込みでしたね。その筋は、これでサブプライム問題も灰汁抜けしたと思わせたかったのでしょうが、そんなに簡単なものではありません。
このGSE(Government Sponsored Enterprises)と呼ばれる両社のうち、ファニーメイは60億ドルの増資をこの5月に行った筈ですが、投資銀行が証券化した証券を「投資家」として両社合わせて2448億ドルも保有しており、そのほとんどがサブプライム関連投資と言われております。(このことを明らかにした権威ある?我が国の「独立行政法人」(名前は例によって難解だったため、既に忘却)のHPの記事はすでに削除されております。今回の動きに関連してとてもきな臭い。)とてもこの程度の増資では間に合わないでしょう。5月7日のブログ参照。
サブプライム・モーゲージ関連の証券の市場価格はほぼゼロに落ちております。
フレディマックは昨晩緊急声明を出し、RMBS(注)を担保として借り入れ可能なため、自己資本は適切と言っております。これはFRBからの借り入れを意味するのでしょうが、やはり両社は実質破綻状態になっていると言ってもいいでしょうね。
注)住宅ローン担保証券のこと。両社合計で4.5兆ドルも保有し、昨年末残高の6割を超えます。破綻すれば相当のインパクトです。