株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日のモニタリング銘柄(7.11.08)

2008-07-10 19:54:00 | 明日のモニタリング銘柄
日経先物のイーブニング・セッションでは大証終値比+40円で終了。ドル・円は再び107円に乗せております。107.22円です。

6月のアメリカの住宅差し押さえ件数は前年比53%増。2ヶ月連続で25万件を超えております。

いつものように、明日のモニタリング銘柄です。

1.4573アールテック・ウエノ
 値がさ株ながら、よくここまで値段を維持してきております。公募価格比ではまだ倍。しかし今日は大きく下げました。一度100万円割れを演じた方が灰汁抜けするのかも知れません。明日は、その下げたところが狙い目。

2.2159フルスピード
 これがマザーズ停滞の象徴かと。ついにOSCは6月4日に並ぶ29%です。RSIも20%で共に最低値。底値は154600円という分割前の数字がありますが、そこまで突っ込む前に何とかフルスピードで逃げおおせて欲しいもの。

3.6255エヌ・ピー・シー(11日が3Q決算、注意
 マザーズからついでにこれも。どこかで反転する筈です。今日も安値を更新し、5130円をマーク。その下は4890円です。既にOSCは24%でこの株としては最低値。RSIは29%ですが、22%という数字を出したことがありますので、まだ下落余地ありということ。根気よく、反転するタイミングを見定めることですね。

第3四半期の決算が11日に発表されます。会社予想は1256M、コンセンサス予想は1297Mの経常利益です。この結果次第で株価が大きく変動する可能性あり。

4.8697大阪証券取引所
 この株、最近13日連続1000株以上の取引。特にここ8日ほどでは6日も3000株以上の出来高です。にもかかわらず、ジリジリと下落し、ついに今日は377Kまで落下。

あまりに下げているので、つい食虫植物に捕まる虫のように、ふらふらっと吸い寄せられる欲深い動物が後を絶ちません。この株は、こうして掴まえた動物を養分にして、更なる餌食を引き寄せるべく、出来高を上げて「お買い得価格」に向けてまっしぐらといった趣きです。いっそ、名前を大阪昆虫取引所と変えるとすっきりするかも知れません。特産品はフェロモン発生器です。色気に飢えた虫たちをふらりと引き寄せるのが得意技のマシーンです。

明日はまだ勝算があるかどうかは不明。しかし377Kが死守できれば、ここは一旦烏合の衆の突進勝ちか。。。こうなると、地合がどうのサブプライムがどうのは、全くこの株には関係ありません。

5.4997日本農薬
 ついでに、ホルモン系株式の元祖とも言えるこの株を取り上げます。OSCが30%まで落ちれば、必ず激しくホルモンを噴霧する株ですが、まだ38%と高めです。今日は873円までは落ちましたが、その下に856円という安値が控えております。ここまで一気に行けば、さすがに明日はホルモンを出すでしょう。多分、脳内ホルモン物質のテストステロンあたりか。これは、いわば色気を催すホルモンです。農作物にも俄然効き目がある筈です。反あたりの収穫量がまるで違ってきます。これで今の食糧問題が解決に向かうのかどうか?向かえば、もちろんノーベル賞ものです。

以上です。

かなりの異端児が揃いました。明日はこれら異端児とうまく折り合いを付けて、共存共栄を図るのみですが、改めて、よ~く、これらの銘柄を眺めてみると、まるで鵺(ヌエ)の世界に足を踏み入れたかのようです。これらの異端児、いや、山姥(ヤマンバ)とでも言い変えた方がピッタリ来ますが、全くこの世のものとは思えなくなってきました。明日は図らずも脳みそが不如意になりそう。
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市場概況(7.10.08)

2008-07-10 16:06:49 | 市場概況
テクニカル用語の簡単解説

赤字部は11日朝更新

後場は、ギャップアップして始まり、昨日の二の舞と思いきや、13160円近辺を再三トライし、そのまま2時過ぎまで上空に浮遊。この間の値動きは昨日と違って、極めて落ち着いたものでした。引けにさすがにだれてきましたが、これで明日に期待を抱かせる終わり方です。NYに今晩異変がなければの話ですが。市場概況を確認しておきます。

・日経先物:38%(+4%)7月8日の33%から切り返し中。
・日経平均:42%(+4%)7月4日の37%から切り返し軌道に入ったか?
・TOPIX:44%(+5%)7月4日の38%から切り返し軌道に入ったか?
・マザーズ指数:31%(-6%)6月27日の26%に引き寄せられて安値更新。
・ヘラクレス指数:37%(-1%)6月30日の27%に引き寄せられて安値更新。
・長期国債先物:44%(同値)7月7日の32%からしっかりと切り返し中。
・日経先物イーブニングセッション:13090円(大証終値比+40円)
・シカゴCME先物:13145円(大証終値比+95円)更新
・NYダウ:11229ドル(+82ドル)OSC45%(+3%)6月30日の24%からますますダイバージェンス深まる。更新
・ドル・円:107.09円(34銭の円安)OSC51%(-2%)7月8日の62%から下落中(円高方向へ)更新

さて、今晩のNY市場が明日の東京市場の帰趨を握っております。そのNYダウをテクニカルに見てみます。

昨日は、安値の更新だけは避けましたが大きく下落。しかし、これは前日の152ドル高の反動安の動きです。6月30日のOSC24%がダウのボトムラインとなります。昨日のOSCは、その時よりまだ18%も高い42%です。終値は203ドル安。それに対して、指数値の差は117ドル分です。まだ100ドル相当分だけ上げすぎの状態です。

この調整が入るとすれば、年初来安値を今晩は一旦更新してから、一進一退が続く可能性があると考えます。100ドル前後の続落があるかも知れません。

日本の新興市場ですが、マザーズ指数は今日も安値更新。いわゆる陰の極みに入っております。6月27日にOSCで26%まで付けて、その後の反発が空振りに終わったことから、買い手がいないことからの見切り売りが増えるという悪循環に陥っております。

マザーズ指数のOSCはまだ31%です。RSIは地を這うような12%の連チャン。何時反発してもおかしくはありませんが、いわば市場が弛緩した状態ですね。衰退に向かっている兆候です。明日、何かをきっかけにして反転しなければ、来週早々に底を打っての反転が期待はできますが、日経平均がNYダウの影響を受けて更に沈没するようなら、新興市場も巻き添えを食う怖れが強いかと。

これまでは主力市場が停滞している時の受け皿としての新興市場の位置付けがありましたが、今はテーマ関連株で値動きが活発な銘柄が一部市場にいくらもあります。新興市場顔負けの激しい値動きです。そちらに従来の新興市場ファンがなびいているのではないでしょうか?

それに、これは筆者だけが感じていることかも知れませんが、世の中に個人相手に有料で情報を提供する「投資顧問会社」があります。無料のメルマガを毎日参考までに見ていますが、出来高が少ないのを良いことに、有料会員に情報を場中に流して意図的に値段をつり上げるという、非常に不快な連中がこの市場を跋扈しております。この連中のターゲットになりやすい新興市場銘柄は胡散臭い動きをすることが多く、筆者はそのせいもあり少し遠ざかっております。それこそ、ハイエナのような連中ですね。

後は、めぼしい強力なIPO銘柄がずっとないことも影響しているかと思います。

しかしながら、押されすぎた新興市場銘柄は、一定程度の反発をしております。明日のモニタリング銘柄では、そうした観点から来週にかけてのモニタリング対象として、いくつか取り上げる予定です。

それでは、後ほど。

-------11日朝のコメント-------

稿を改めました。そちらをご覧下さい。
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ギリギリ粘っている日本市場

2008-07-10 11:20:17 | 株に出会う
今日はどちらかと言うと寄り底でした。

しかし、電池銘柄の動きを見ても、寄り付きのマイナス圏からの脱出こそ足並みが揃っておりましたが、前場の引けでは6937古河電池が-37円、6674GSユアサが+9円、6934新神戸電機が+6円と、珍しく足並みが乱れております。

全体にはやはり押され気味ですが、新興市場を除いて、各市場ともにOSCをコンバージェンスさせて、テクニカルにはギリギリ粘っております。日経平均も7月8日の安値を一旦50円ほど下回りましたが、そこからは自律反発しております。ところが、前場での切り返しにエネルギーを結構使ってしまっております(160%の売買判断指数。満点は200%、最低はゼロ%)ので、その反動で後場は押されることを想定しておいた方が良いかも知れません。

各市場動向は下記の通り。

・日経先物:39%(+5%)-50円
・日経平均:42%(+4%)-13円
・TOPIX:43%(+4%)-0.6ポイント
・マザーズ指数:31%(-6%)-6.98ポイント
・ヘラクレス指数:44%(-5%)-11.5ポイント
・長期国債先物:45%(+1%)40銭高(金利低下)
・ドル・円:106.8円(+5銭の円安)前日終値比

新興市場の底が見えないようです。8410セブン銀行だけは例外。先んじて底を打った3789ソネットエンタテインメントと2432DeNA(両方とも1部ですが、個人では新興扱い。)も例外。その底を打った段階で買いを入れるのは、やはり相当に意志を固めないと、情勢に流されて見送ってしまいますね。

あれだけこの2銘柄をモニタリングしていたつもりが、ついもっと底で拾おうとする、いつもの欲が顔を出し、結局、絶好の買い場で拾えずでした。欲を捨てれば良いのですが、これが身体の奥深く根ざしているため、目先の動きに翻弄されてしまいます。これからはある程度機械的な買いを入れるようにします。

それとも、いっそのこと、株の禅寺のようなところに1ヶ月ほど修行に行くべきかも知れませんが、そのような殊勝な禅寺は一体何処に行けば見つかるのだろう?仮に見つかっても、目的がそもそも不浄ゆえ、あの固い如意棒で打たれっぱなしとなり、今更この年になって、心身ともに不如意になっては元も子もありません。やっぱり、この際探すのはやめよう。。。
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