明日のモニタリング銘柄（７．１４．０８）

ＮＹダウもシカゴＣＭＥ日経先物も金曜日は下げておりますので、明日の寄り付きは、日経先物がこのところの安値の１２９２０円を下回るのかどうかが最初の見所です。為替の動向にも注意。

日経平均は４月１４日の１２８５８円（フィボナッチ比率では１２８００円）の安値まで到達して、その後反発に転じるのかどうかが注目ですが、下に抜けると、心理的な節目の１２５００円を経て、その後は３月３１日の１２４３０円を巡る凌ぎ合いとなるのかも知れません。一目均衡表では雲を既に下に突っ切っておりますので、戻しても雲の下限までということになりそうです。

さて、明日のモニタリング銘柄です。

１．３０９２スタートトゥディ
　７日付けでモルガンが強気でカバレッジ開始。３０６Ｋの金曜日安値を巡る攻防か？新興市場では、珍しく時折業績期待で噴く株。名前も歯切れが良くて現代的。もっとも年金天引きの後期高齢者の７５歳以上のお年寄りの多くは、正確な発音は困難でしょう。日本語訳の「今日から仕切直し」と改名すれば、これはお年寄りにピッタリかと。。。

２．３４０２東レ
　金曜日は５１０円まで押されてからは、満を持して切り返した感があります。明日は出来るだけ金曜日の安値の５１０円まで引きつけておいての切り返しの乗じる手。

３．３１０５日清紡績
　日経に燃料電池用に白金に代わる材料を東工大と開発したとのニュースで、明日は動意付くのかもしれません。テクニカルにも反発局面を迎えておりました。控えめに始まるならそのまま乗るのも手か。

４．４１８５ＪＳＲ
　不可解なのがこの株の下げです。信用倍率も１倍以下でむしろ妙味が増しております。有機ＥＬのプロジェクトの参加企業でもあります。この会社、合成ゴムから電子関連分野にすっかり脱皮しております。ＯＳＣは３１％にまで落ち込みました。これは異例のこと。明日の押し目からは少しは戻すのではないでしょうか。

５．５２１４日本電気硝子
　ＯＳＣは連続３日コンバージェンスしまだ３９％ですが、ダイバージェンス強まっております。岡三のレーティング上げの効果が明日見られるか？

しかし、岡三という名前を見るたびに、無節操でしがない昔の「岡っ引き」を連想してしまうのは筆者だけでしょうか？巷では「岡っ引き証券」と呼ばれているそうな。。。最近、手数料ゼロのキャンペーンに惹かれて資金を移動したのに、こんな悪口を言ってしまって、明日はバチが当たらねば良いが。（追伸：ネットトレーダープレミアムは結構いいですよ）

以上です。

比較的真面目な面子が集まりました。特に繊維系の東レと日清紡。化学会社のＪＳＲもそうですが、すっかりと別会社になったように事業の主力が代わっております。このあたりの日本の企業の底力はもっと評価してもいいのではないでしょうか。

後、順張りで面白いのは、金曜日に一気に５５円も上げた５３０２日本カーボン。ドイツ証券がとりわけご執心で３月１４日には、目標価格を９００円にまでぶち上げております。その効果？がようやく出てきたところ。５８４円が直近高値。工場がフル操業のため、炭素繊維製品の生産能力増強の発表があったのが手がかり。利確の動きが止まったところが狙い目か。