株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日のモニタリング銘柄(7.18.08)

2008-07-17 21:35:29 | 明日のモニタリング銘柄
もう週末です。毎日おなじ事を繰り返しているので、季節感がなくなるのはもちろんのこと、曜日感やら時間感やらも、どうもなくなりかけているようです。

そのうち、生活感やら、食欲感、そして、肝心の色気感までなくなるのではないかと心配です。もちろん色気感とは、この世に色気を感じる心のことです。クオリア感とでも言えそうです。この世に色気が感じられなければ、この世は灰色に転落します。犬の世界がそうかも知れません。ちなみに隣の犬も、散歩の途中で見る四季折々の花々の色合いには一切興味を示しません。

株式市場においても、この色気というのをもっと活用してくれれば、大変助かります。赤色は逃げろ、青色は食らいつけ、黄色はインサイダー疑惑、とかのサインを色で示して貰えると、これに勝るサービスはないのでは。。。しかも、その色は、株の修行をしこたま積んだ人間だけに透けて見える特別製の色なら、これまた申し分ありません。東証の喫緊の課題でしょう。

さて、くだらない前置きは止めにして、明日のモニタリング銘柄です。

1.8031三井物産
 2065円の今日の安値を意識。OSCは+1%の36%でコンバージェンス。

2.6752松下電器産業
 OSCが-7%の34%まで急落。2175円という今日の安値は、4月16日の2005円以来。

3.4997日本農薬
 今日は安値を突破され、前後の見境もなく29円安です。それでもOSCは+1%の33%です。明日は、834円以下での仕込みが鉄則。

4.5310東洋炭素
 明日は5550円以下で仕込み、控えめな上昇での利確か。

5.7936アシックス
 いよいよ明日が正念場か。951円に近づいた段階での仕込み。

67915日本写真印刷
 この株にしては珍しくOSCを-2%の29%にまで落としてきました。4940円という5月28日の安値まで到達するリスクを思い浮かべながら、好業績銘柄のこれを。。。

7.6804ホシデン
 OSCは+2%の25%、RSIも+1%の27%となりました。明日は、1890円以下で、出来るだけ仕込むこと。

以上です。
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市場概況(7.17.08)

2008-07-17 20:18:57 | 市場概況
テクニカル用語の簡単解説

7月17日(木)の市場概況です。赤字部は18日朝更新

・日経先物:OSC36%(同値)7月8日の33%から切り返しに転じたか?
・日経平均:OSC38%(+6%)7月16日の32%から切り返したか?
・TOPIX:OSC35%(+6%)7月16日の29%から切り返したか?
・マザーズ指数:OSC35%(+10%)7月16日の25%からきりかえしたか?
・ヘラクレス指数:OSC33%(+5%)7月16日の28%から切り返したか?
・国債先物:OSC46%(-1%)21銭安。7月7日の32%から切り返し中。
・日経先物イーブニングセッション:12970円(大証終値比+50円)
・シカゴCME日経先物:13130円(大証終値比+210円)更新
・NYダウ:11446ドル(+207ドル)OSC54%(+4%)7月15日の42%から切り返し中。更新
・ドル円:106.2円(1円8銭円安)OSC49%(-1%)7月15日の42%から切り返し中。更新

後場はまさにボラティリティの低い、ヨコヨコのチャート展開でした。各市場とも、昨日がOSC的にも底打ち完了となるのか、明日の値動きが注目されます。

後場は、8766東京海上ホールディングスの3940円での買いに迂闊に入り、テコでも動かないその「巨像」ぶりにいささかあきれ果て、30分程度我慢した後、痺れを切らして10円安で降りました。その後+20円程度までは反発したようです。

後は、6378木村化工機を941円で参戦するも、こちらはいつも見られる成り買いの嵐が見られず、こちらもまだ焦ることはないと判断し同値撤退。難しい相場でした。

-------18日朝のコメント-------

NYダウは2日連続して200ドル超の上げ。JPモルガンの市場予想を上回る決算と、原油が続落していることが主因ですが、メリルリンチの四半期決算が予想の-1.9ドルから2倍以上の-4.95ドルまで一株あたりの赤字が膨らんでおり、これでドルが売られる展開となっております。(但し、メリルは時間外。東京市場で反応が出るはず。)

まあ、メリルはリーマンと並んで、次に危ないと言われている金融機関ですから、これも致し方ないところでしょうね。ブルームバーグの株の20%を売って、44億ドル強を手にしたようですが、もう出資者はあまりいないのでしょう。

日本市場は、また寄り天臭い嫌な動きが続きそうです。海外市場に振り回されることがないなら、安心してテクニカルな判断で持ち越しが出来るのですが、これだけ振り回されると嫌気が指すだけ。NYダウはその点、偉い!

メリルは時間外取引で急落。ドル・円は円安で終えておりますが、メリルの一件で、ドル安(円高)に今日の日本市場は振れる可能性がありますので注意。
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アメリカ住宅価格の底打ち時期に関する仮説

2008-07-17 16:50:26 | 金融全般
当初の記事から、ケースシラー住宅指数の5月度のデータを踏まえて、今後の下落率に調整を加え、当初の底打ち時期に関しての修正を行いました。2008年8月2日

■2008年8月度のケースシラー住宅価格指数の結果を踏まえて、計算値を修正しました。10月30日のブログ参照。

■2008年9月度のケース・シラー住宅価格指数の結果を踏まえて、底打ち時期の再検証をしました。11月26日のブログ参照。

■2008年10月度のケース・シラー住宅価格指数の結果を踏まえて、底打ち時期の再検証をしました。12月31日のブログ参照。

■フォーチュン誌他のアメリカ住宅価格予想を掲載しました。1月12日のブログ参照。

■2008年11月度のケース・シラー住宅価格指数の結果を踏まえて、底打ち時期の再検証をしました。1月31日のブログ参照。

■2008年12月度のケース・シラー住宅価格指数の結果を踏まえて、底打ち時期の再検証をしました。2月26日のブログ参照。

■2009年1月度のケース・シラー住宅価格指数が3月31日に発表されましたが、これまでの予測と変更ありません。3月31日の「市場概況」のコメント欄参照。

■マネーマガジンの住宅価格底打ち時期の予想を載せました。4月5日のブログ参照。

■2009年2月度のケース・シラー住宅価格指数の結果を踏まえて、底打ち時期を再検証しました。4月29日のブログ参照。

■2009年3月度のケース・シラー住宅価格指数の結果を踏まえて、底打ち時期を再検証しました。6月14日のブログ参照。

■2009年4月度のケース・シラー住宅価格指数の結果を踏まえて、底打ち時期を再検証しました。7月1日のブログ参照。

■2009年5月度のケース・シラー住宅価格指数の結果を踏まえて、底打ち時期を再検証しました。7月30日のブログ参照。

■2009年9月19日にアメリカ住宅問題に2番底は来るのか?と題して、今後の住宅問題を展望してみました。

■2010年5月29日に米住宅指数は再度悪化中と題した記事をアップしました。

■2010年10月31日にアメリカの住宅価格が再々度下落傾向へと題した記事をアップしました。

■2010年12月1日にケースシラー住宅価格指数(2010年9月度)はかなり悪化と題した記事をアップしました。

■2010年12月28日にケースシラー住宅価格指数(2010年10月度、季節調整前)と題した記事をアップしました。

■2011年2月26日に、アメリカ住宅価格は2番底に向かってまっしぐらと題した記事をアップしました。

■2011年6月7日に、アメリカ住宅価格は2番底を突破かと題した記事をアップしました。

■2011年6月30日にケースシラー住宅価格指数(2011年4月度)の記事をアップしました。

■2011年8月21日にケースシラー住宅価格指数(2011年5月度に見る微細な変化と題する記事をアップしました。

■2011年9月27日にケースシラー住宅価格指数(2011年7月度)と題した記事をアップしました。

■2011年12月7日にケースシラー住宅価格指数(2011年9月度、季節調整前と題した記事をアップしました。

■2012年2月6日に、ケースシラー住宅価格指数(2011年11月度)と題した記事をアップしました。

■2012年3月2日にケースシラー住宅価格指数(2011年12月度)-調整前と題した記事をアップしました。

■2012年7月4日にケースシラー住宅価格指数(2012年4月分、季節調整前)と題した記事をアップしました。

■2012年8月6日にケースシラー住宅価格指数(2012年5月度)と題した記事をアップしました。

■2012年10月2日にケースシラー住宅価格指数(2012年7月度版)と題した記事をアップしました。

■2012年10月31日にケースシラー住宅価格指数(2012年8月度版)と題した記事をアップしました。

このブログでは、まだまだアメリカの住宅価格の下落が続くと言い続け、現に下落が続いており、そのことでフレディマックとファニーメイまでが信用危機に陥るという、まさに非常事態が起こりつつあります。

しかし筆者は、これまで余りに雑駁な計算で、住宅価格は後3割下がる等と無責任なことを言ってきたようです。

ここはもう少し丁寧に、アメリカの「住宅バブル」の調整を、日本が1991年に最高値を付けた「土地バブル」を教訓にして、少し詳細に試算してみました。

そうしないと、今の混乱が何時ごろ収束するのかの正確な見通しが立たないからです。

日本はバブル期の東京圏の平均地価。アメリカはロスアンジェルス地区の住宅価格で行います。両方ともバブルの度合いという意味では最悪の場所ですので、比較対象としては適当かと思います。(アメリカの他の地区はもっと早くバブルが収まる筈)

地価と住宅価格という、取り方の違いによる補正は後で行います。

★バブルの頂点までの10年間の価格の変化(日本):

 日本の東京圏の地価推移 
  1980年→15万9千円
  1991年→115万6千円(7.27倍)ピーク
 その後、ピークから70%の下落をしております。この調査の図表1の赤字グラフ参照

★ロスアンジェルス地区での住宅価格推移(ケース・シラー住宅価格指数):

  1996年→73ポイント
  2006年→274ポイント(3.75倍)ピーク
  2008年4月→203ポイント

バブルの頂点を極めるまでの10年間の価格変動は、日本はアメリカのほぼ倍にもなっております。だからといって、アメリカの住宅の価格調整も早いと考えるのは早計です。日本は極端な土地バブル、アメリカは土地と建物を含めた住宅バブルですので、ここは少々補正作業が必要です。

★中古住宅の建物部分の価格の割合:ALL Aboutのウェブサイトから借用。

 日本の建物部分の価格:60%
 アメリカの建物部分の価格:88%(相対的に地価が安い)

★アメリカの建物部分の価格:

 1996年:73ポイントX0.88=64ポイント
 2006年:274ポイントX0.88=241ポイント

計算上では3.75倍になりますが、ここで注意しなければならないことは、果たして、建物価格が10年間で3.7倍にもなっているのかどうかです。

米国もグローバル経済の恩恵を受け、この期間は比較的物価(人件費、建築部材費)が落ち着いていた筈です。

★アメリカの消費者物価指数の推移:

 1996年:3.0%、1997年:2.3%、1998年:1.6%、
 1999年:2.2%、2000年3.4%、

 以下、アメリカ政府統計の消費者物価指数(CPI)統計でハウジングの指数がありましたので、それを採用します。

 2001年:2.9%、2002年:2.4%、2003年:2.2%、
 2004年:3.0%、2005年:4.0%、2006年:3.3%、
 2007年:3.0%、2008年:4.3%。

★1996年から2006年の10年間の平均上昇率:3.03%

★2006年から2008年の3年間の平均上昇率:3.53%

最近のハウジング(建物)価格の上昇率は上昇傾向ですが、ここでは1996年を起点にして2006年までの10年間の平均上昇率を便宜上3%とします。

そうすると、アメリカの1996年段階の建物価格64ポイントに対して、2006年では1.34倍の86ポイントあたりが妥当な建物価格となります。

ここからは、チョイと脱線してアメリカの住宅の本来あるべき妥当な価格について検証してみます。

月刊住宅着工統計の1999年の調査によると、1999年は108300ドルが平均住宅価格でした。床面積は167平方メートル、敷地は1336平方メートルという、日本よりもかなり広い住宅です。

その1999年の年央6月のケース・シラー住宅価格指数は97ポイントでした。108300ドルのうち、88%の95300ドルが建築費用です。土地部分は残りのたったの13000ドルです。(世帯年収平均は37000ドルですので、年収の約3倍の住宅価格です。)かなり納得できる数字ですね。アメリカの土地はその頃、まだ日本の過疎地並に安かったのです。

☆2008年現在の建築費用:
 
1999年の建築費95300ドルX1.34倍=128000ドル

☆2008年4月の住宅指数の203ポイント÷1999年6月の住宅指数97ポイント=2.1倍。

☆2008年の土地価格:99400ドル

1999年の平均住宅価格108300ドルX2.1倍=227400ドル-128000ドル(2008年の建築費)=99400ドル。

13000ドルが99400ドルに上昇しておりますので、まだ7.6倍も土地が高いということになります。

ところで、日本の土地バブルにおいては、ピーク値から70%の下落を見ております。

★ピークの2006年の土地価格が70%減価すると:

合計274ポイント-建物部分の妥当な86ポイント=188ポイント(土地部分)X0.3=56ポイント

妥当な建物部分86ポイント+70%減価した土地部分56ポイント=142ポイント

★あと何ポイント下げる必要があるか。:61ポイント

現在の価格203ポイント-142ポイント=61ポイント

結果論ですが、筆者の当初のヤマ勘予想の後30%の下落調整が必要、と言う数字と同じになってしまいました。

★現在のロスアンジェルス地区の住宅指数の下落幅:毎月5-10ポイント
 正確には、最新の2008年5月までのデータで計算すると、過去12ヶ月平均で5.3ポイント、最近4ヶ月では6.5ポイントとなっており、少々下落が加速しております。従って計算上は7ポイントの下落が続くと仮定します。

平均で7ポイントの下落があるとすると、約9ヶ月で底を打つ計算。

結論2009年2月で住宅価格は底を打つ。その後の下落率の鈍化から2009年8月に変更しております。(冒頭の更新ブログ履歴3つ目参照)

更に、金融機関にとっての追い風となるのは、住宅ローンの金利改定時期は今が当面のピークであるということです。この5-7月は毎月470億ドル、8月は360億ドル、10月は290億ドルと高水準の金利改定が続きますが、これが2009年に入ると毎月100億ドル程度に減ることになるようです。(これは本当かどうか未確認です)

すると、この夏から年末にかけての厳しい局面さえ乗り切れれば、支払い不能からの競売件数も減ってくるのではないでしょうか。

また、2008年の建築費用は4.3%とインフレ気味です。これがもっと高くなると、住宅市場の調整完了は年末よりも少し早まる可能性もあります。

株式市場は6ヶ月先を読むと言われます。今がちょうどフレディマックとファニーメイの問題も出てきて、ある意味で最悪期だと思います。ここをアメリカ政府及びFRBがうまく乗り切れれば、今回のサブプライムから端を発する信用収縮危機が収束する可能性が見えております。

しかし、市場はかなり動揺の度を深めております。1つ間違うとパニック状態に陥ります。世界恐慌に落ち込まずに、うまく乗り切れる確率は60%~70%程度と推定します。

以上、まだまだ数字の裏付けが不十分ですが、多分、正確な推計データを持っているしかるべき関係機関は、一刻も早くそれをきちんと市場に示すべきでしょう。また、メディアも、いたずらに時流に合った表面的な論調ばかり流すのではなく、そうした客観的なデータをまず要求すべきかと思います。

宵寝したために深夜に起きて、その回らない頭で書いた原稿ですから、論理の取り違えやミスがあるのかも知れません。そこは、土地価格や建築価格のことなども含めて、是非皆さんからのご批判・コメントをお待ちしております。
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反動安に怯えて伸びず

2008-07-17 11:24:25 | 株に出会う
今日はもっと大幅に上がると思っていた方が多かったのではないでしょうか。

特に、寄り付きの日経先物は期待に反して、シカゴCME価格の13005円を一度も奪還できず、寄り付きと同じ価格で前場を終了しております。

先日は、下がると皆さんが思っていたところに意外高でした。

このように、市場の期待とは反対の動きをするのが相場ということを肝に銘じておきたいところです。

ところが、銘柄によっては、1412木村化工機のように寄り付きで買って正解の場合と、2371カカクコムのように5K上げてからは、前日比マイナスになるケースが混在するから、普通の神経ではどうしても攪乱されてしまいます。

これはその日の勢いの差と言えます。筆者の場合はそれをオシレーター値で確認しております。

当然ながら、木村化工機は昨日の34%を底にして、今日は41%と伸ばしております。カカクコムは、275Kで寄りついて高値の280Kまで行き着いた段階でも、前日と同値の30%でした。そして、これ以上無理と分かった段階で利確の動きが顕著となり、前場では27%と3%OSCを落としております。こうなると、後は昨日の安値の268Kを守れるかどうかの攻防になってきます。それを破られると、4997日本農薬のように、どこまで下げれば下げ止まるのかが見えなくなり、市場参加者の心理状態は悪化するばかりとなります。

こうした悪循環に陥った株に手を出しても、勝つことは非常に厳しくなります。

前場は、寄り付きからの反発が弱く、押され通しだった8113ユニ・チャームを、セオリー通りに前日安値の7090円で待ち伏せ、その後VWAPあたりまでの反発を限度と見ての+50円売りのトレードのみでした。

この株もその後7080円まで押されておりますので、カカクコムと同様な心理状態に参加者はなっております。押しがまだ昨日までの段階では足りなかった訳ですね。OSCも6%ダウンの32%ですので、明日以降に7100円からどこまで下げるのかを見極めての、その下げた値段でこっそりと拾っておく銘柄ということになります。

各市場は、改めて書くまでもなくOSCをかなり大きく上げております。上げすぎの感があります。

それに対して、国債先物は21銭落としておりますが、OSCはまだ46%(-1%)と踏ん張っております。そう大きな下落にはなっていないようです。
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