株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日のモニタリング銘柄(7.3.08)

2008-07-02 21:58:16 | 明日のモニタリング銘柄
今夜は、昨晩と違って原油価格が軟化していることからドル高に振れ、日経先物も大証終値比130円高で終えております。ところが、21時過ぎに発表のADP雇用統計が予想よりも5万9千人も減の7万9千人減となり、ドル安、株価先物安へと振れております。

もう、何が何だか明日の風は全く読めません。

今日の寄り天もあらかじめ読めておりませんでしたが、これだけ不確定要素が強いと、事前に読むと言っても限界がありますね。NYダウと為替が決まらないとどうにもならない訳ですが、一体いつからこうした主体性のない市場になってしまったのでしょうか?もちろん、世界は一体化してつながっている訳ですからやむを得ませんが、それにしても、もう少しスパンが長くても良さそうなものですが。

明日のモニタリング銘柄です。押されすぎ銘柄を中心に挙げますので、必ずしも明日底を打って上昇に転じるとは限りません。基本パターンは下記の4つ。

①更に押され、底なし沼に見える。 ②一旦底を打ってから上昇する。③いきなり上昇しその後息切れし元の木阿弥となる。④いきなり上昇してから、昨日の安値を割らずに反転を確実にする。

今日の大証などは④のパターンでした。

1.6486イーグル工業
 OSCが29%(-9%)です。明日は780円が死守できるのかどうか?割れば700円前後まで押される可能性あり。

3.6378木村化工機
 引き続き一発屋の木村に注目。OSC28%(-8%)このところ出来高細く精彩を欠いておりますが、突如目覚めるのは、人気者「フランチェン」と同じ。

4.4755楽天
 2005年4月7日から、一応ずっと追いかけておりますが、ザラ場を見ることはほとんどありません。短期で考えると目が回りそうだからです。明日はとにかく押し目狙い。この株、セオリーがあまり通用しません。

5.7202いすゞ自動車
 自動車株が原油高で押されております。しかし、ディーゼル技術に定評があるこの会社まで売られることは本来はありません。476円という5月9日の安値まで見えてきました。OSCは34%(-6%)RSIは16%(-3%)1月16日にそれぞれ26%、10%にまで落とした「前科」があるので、一応そこは注意。

6.6674ジーエス・ユアサコーポレーション
 何故、今頃また取り上げるのか?それは押されたからです。OSCは36%(-10%)で、指数値は6月3日のレベルに逆戻り。明日は更に押されるとしても454円という6月6日の安値までは行かないのではないかと思います。

7.6764三洋電機
 OSC24%は結構な低さです。太陽電池や医療関係に注力中。最悪220円前後までの下落を覚悟。

以上です。
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市場概況(7.2.08)

2008-07-02 15:40:06 | 市場概況
テクニカル用語の簡単解説

7月2日(水)の市場概況です。赤字部は7月3日朝更新

・日経先物:41%(-1%)6月25日の56%から下降中。
・日経平均:41%(-6%)6月23日の54%から下降中。
・TOPIX:40%(-6%)6月18日の56%から下降中。
・マザーズ指数:32%(-2%)6月27日の26%からの切り返し中。
・ヘラクレス指数:30%(-1%)6月27日の27%からの切り返し中。
・長期国債先物:40%(+2%)6月26日の36%から膠着中。
・日経先物イーブニングセッション:13420円(大証終値比+130円)
・シカゴCME先物:13270円(大証終値比-20円)更新
・NYダウ:11216ドル(-167ドル)OSC31%(-4%)6月30日の24%を底に上昇中。更新
・ドル・円:105.92円(20銭円高)OSC43%(-8%)6月17日の68%から下落中(円高)更新

後場に少しギャップアップして始まりましたが、ここで追随するのはいつものように少々危険です。案の定、朝方の戻しの目安が攻略できないと分かってからは、2時過ぎから更に下値が待っておりました。

これで日経平均のOSCは5月26日の41%に並びました。3月10日に29%という最低水準値をマークしてからは、久しく30%台へとは降りておりません。

ここは明日からが正念場ですが、どうもどこかタガが外れているかの様相です。

後場は3623ビリングシステムを、朝からずっと指していた216Kで拾い、219Kでの売りのみ。

この株、216Kまで降りてくる過程で、一度2時前に大きな買い上がりがありました。これが結果的には売り方のフェイントだったようです。昨日のストップ高までの買い上がりを彷彿とさせて、その気にさせるところがミソですね。筆者もよくこれまでに引っかかり辛酸を嫌というほど舐めました。

ここはきちんと分足を見て、待ち受け場所を決めた方が良いと思います。特にこういう、先物主導で下落一方の日は。昨日とは状況が違いましたね。

それにしても、8697大阪証券取引所が、ついにジャスダック旧経営陣の怨念を振り払ったようです。この地合で、右肩上がりの見事な曲線です。筆者は後場に気が付き、節目で指してはおりましたが全く駄目。もう五寸釘を打ち付ける藁人形が枯渇したようです。

しかしこれは単にテクニカルな綾戻しだと思いますので、この株をここから追いかけても、勝ち負けはフィフティ・フィフティですね。

要するに、もう少し、執拗に見ておくべきでした。。。しかし、ここまで下げて執拗な売りが湧いてくると、それでも執拗に毎日見ろと言われても、普通の神経だとやられてしまいますね。

-------3日朝のコメントは別稿にします。-------
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株も債券も駄目か

2008-07-02 11:30:30 | 株に出会う
NYダウが何とか昨日は引けにかけてプラ転を果たしたものの、前半の大幅な下げは、もう時間の問題で11000ドル割れに近づくと見たのか、寄り付きこそプラ転して始まった日本の株式市場ですが、その後の容赦ない下げ攻撃、久し振りに見ました。

まさに、リバウンドがあるどころではありません。

前場は、昨日から使い始めた慣れない岡三オンライン証券の売買画面でうろついている間に、6305日立工機を久し振りに売り遅れ。対する益が出ている3623ビリングシステムは早売りと、まさに行動ファイナンス通りのヘマをまたやらかしてしまいました。

本能のままに市場に対峙すると、こういう馬鹿な顛末になるという見本ですが、どうしても習性として身体の奥深くまで刷り込まれておりますから、時間との闘いの中では、今はどういう状況なのかを判断する能力が消え失せてしまうのですね。

この「今はどういう状況なのかを判断する力」というのが、株式に限らず、この世を生きていく上で最も大切なことではないかと思います。

いわゆるマニュアル人間は、こういう事実があるからこういう行動を取ろう、という思考しか出来ません。それもマニュアルに書いてある通りに。

マニュアルというのは、過去の経験のいわば集大成ではありますが、その時の状況というのは、基本的にはこの生成流転する世界においては二度と再現するものではないと考えねばなりません。

市場の動きを確認しておきます。

・日経先物:42%(同値)-110円
・日経平均:43%(-4%)-131円
・TOPIX:41%(-5%)-14ポイント
・マザーズ指数:32%(-2%)-2.68ポイント
・ヘラクレス指数:30%(-1%)-7.71ポイント
・長期国債先物:40%(+2%)3銭高
・ドル・円:1056.98円(14銭の円高)

株式市場が下げている割には、長期国債が上げておりません。つまりどちらも駄目ということ。

やはり資金は、当座の儲け頭の商品に向かっているようです。

ところで、ラリー・ウィリアムズは、一体全体どういったシステムをぶん回しているのでしょう。

★日経変化日:6月20日(今回の下落相場の2日目)
★ゴールド高値マーク:7月4日(今日で年初来の含み益が最大に)

このあたりの見通しは、小憎らしい程に当たっておりますね。

ということは、今週末あたりに株式市場や為替に何か異変が起きるのかも知れません。


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