今晩のNYダウは、米財務省とFRBの救済策の成否が問われる日となりそうです。米財務省は、納税者に負担を与えない方策を取ると言っておりますが、それは500兆円にも上る住宅担保債券の価値を支える住宅価格がこれ以上下がらないことが前提となります。もし、後15%程度は最低でも下落するなら、単純計算で500兆円X0.15=75兆円の更なる債券価格の下落ですね。
フレディマックとファニーメイの自己資本は現在7兆円です。後8兆円の増資が必要とのことですが、500兆円のエクスポージャーに対してはたったの1.6%にしかなりません。
もう一度ケース・シラー住宅指数を見てみましょう。ロスアンジェルス地区をモデルにします。2006年に274ポイントの最高値をマーク。最新データの2008年4月には203ポイントに下落。下落率は26%です。2000年1月を起点にして、一旦2.7倍に上がった住宅価格がまだ2倍の水準です。日本のバブルの時の経験から、とてもこれで済むとは思いません。筆者の経験でも少なくとも最高値から半分には下落しております。つまり274ポイントから137ポイントあたりまでの下落が必然かと思います。137÷203=67%となりますので、後少なくとも3割程度の下落が見込まれます。
どう考えてもたったの8兆円の増資で500兆円のエクスポージャーがマネージ出来るとは思えません。
さて、金融の専門家でもない筆者が、このような勝手な憶測記事を書くと、どうやら、SECが「風説の流布」の摘発に立ち上がったようですので、下手をすると当局から不意にお呼びがかかるかも知れません。この年になって、異国の地、アメリカの監獄にぶち込まれるのはご免被りたいものですが、まあ冥土の土産にはちょうど良いのかも知れません。
さて、前置きが長くなりましたが、明日のモニタリング銘柄です。
1.4901富士フイルムホールディングス
富山化学の買収以降、余り冴えません。それにしてもOSCを7%も下げての27%はこの株としては3月24日以来です。今日の安値の3480円の更新がなければ、買っておく手か。
2.6379新興プランテック
OSC38%(-10%)は3月10日の34%以来の出来事。
3.1972三晃金属
落ち目の仕手株。しかし、安値は切り上げ、OSCは+2%の44%に戻し、指数値は、金曜日がボトムで今日は切り返しておりますが、まだ6月20日のそれより安い水準です。ここで一旦下落に歯止めがかかるかどうか?353円の今日の安値が死守できるかどうかに注目。
4.6252TAIYO
OSCを10%も落としての34%は、この株にとっては初めての経験。一応、6月30日の238円と言う安値までの下落は明日は覚悟。落ちきったところからの反発があるのかどうか?太陽電池製造装置メーカーの一角。
以上です。
フレディマックとファニーメイの自己資本は現在7兆円です。後8兆円の増資が必要とのことですが、500兆円のエクスポージャーに対してはたったの1.6%にしかなりません。
もう一度ケース・シラー住宅指数を見てみましょう。ロスアンジェルス地区をモデルにします。2006年に274ポイントの最高値をマーク。最新データの2008年4月には203ポイントに下落。下落率は26%です。2000年1月を起点にして、一旦2.7倍に上がった住宅価格がまだ2倍の水準です。日本のバブルの時の経験から、とてもこれで済むとは思いません。筆者の経験でも少なくとも最高値から半分には下落しております。つまり274ポイントから137ポイントあたりまでの下落が必然かと思います。137÷203=67%となりますので、後少なくとも3割程度の下落が見込まれます。
どう考えてもたったの8兆円の増資で500兆円のエクスポージャーがマネージ出来るとは思えません。
さて、金融の専門家でもない筆者が、このような勝手な憶測記事を書くと、どうやら、SECが「風説の流布」の摘発に立ち上がったようですので、下手をすると当局から不意にお呼びがかかるかも知れません。この年になって、異国の地、アメリカの監獄にぶち込まれるのはご免被りたいものですが、まあ冥土の土産にはちょうど良いのかも知れません。
さて、前置きが長くなりましたが、明日のモニタリング銘柄です。
1.4901富士フイルムホールディングス
富山化学の買収以降、余り冴えません。それにしてもOSCを7%も下げての27%はこの株としては3月24日以来です。今日の安値の3480円の更新がなければ、買っておく手か。
2.6379新興プランテック
OSC38%(-10%)は3月10日の34%以来の出来事。
3.1972三晃金属
落ち目の仕手株。しかし、安値は切り上げ、OSCは+2%の44%に戻し、指数値は、金曜日がボトムで今日は切り返しておりますが、まだ6月20日のそれより安い水準です。ここで一旦下落に歯止めがかかるかどうか?353円の今日の安値が死守できるかどうかに注目。
4.6252TAIYO
OSCを10%も落としての34%は、この株にとっては初めての経験。一応、6月30日の238円と言う安値までの下落は明日は覚悟。落ちきったところからの反発があるのかどうか?太陽電池製造装置メーカーの一角。
以上です。