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独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

市場概況(7.18.08)

2008-07-18 16:09:42 | 市場概況
テクニカル用語の簡単解説

7月18日(金)の市場概況です。赤字部は21日朝更新

・日経先物:OSC40%(+4%)7月16日の36%から切り返し中。
・日経平均:OSC39%(+1%)7月16日の32%から切り返し中。
・TOPIX:OSC34%(-1%)7月16日の29%から切り返し中。
・マザーズ指数:OSC38%(+3%)7月16日の25%から切り返し中。
・ヘラクレス指数:OSC33%(同値)7月16日の28%から切り返したか?
・国債先物:OSC45%(-1%)34銭高。7月7日の32%から切り返し中。
・日経先物イーブニングセッション:12930円(大証終値比+80円)
・シカゴCME日経先物:13200円(大証終値比+350円)更新
・NYダウ:11467ドル(-29ドル)OSC59%(-2%)7月18日の61%から下げに転じたか?更新
・ドル円:106.43円(50銭円高)OSC52%(-3%)7月8日の62%から下落中(円高へ)更新

後場は一時黄金分割比率の12800円割れ。そこからはしぶとく切り返しはしましたが、勢いはまるでなく失速状態。最後に日経先物は12850円まで無理やりに押し上げましたが、これは何かの事情が絡んでいるのでしょう。

後場もジリ下げする相場にはついていけず、時折居眠りをこきながら、結局ノートレード。今は、情勢を静観する時だと思っております。

ところで、このところの原油の下落ですが、節目の140ドルを割り込み完全に下降トレンド入りのようです。これまでは強気で買い上がっていた筈があっさりと割り込むとはおかしいと思っていたところ、1つニュースがありました。

イギリスのガーディアン紙が、アメリカが1979年のテヘランアメリカ大使館人質事件以来およそ30年ぶりにイランに外交官を駐在させるつもり、との記事を昨日報じておりました。1ヶ月以内にこれは発表されるとしております。何しろ、イランとアメリカが交戦に入れば、イランによるホルムズ海峡封鎖などを通じて、原油は200ドルに高騰することが確実と言われていただけに、北朝鮮に続いてブッシュが任期中はイランとことを起こしたくないというメッセージが、この30年ぶりの外交官派遣ということのようですね。

こうしたことは、意外とマーケットにインパクトを与えるのではないかと思います。

-------7月19日朝のコメント-------

シティバンクは、予想に反して赤字幅が小幅に留まりダウでは上昇率トップ。ダウは上げたもののハイテクの多いナスダックは下落。これはグーグル、マイクロソフトの影響。原油は小幅続落ですが、まだ129ドル近辺。

この金融機関の決算ですが、2007年に実施された資産と負債の時価評価についての会計ルールの変更が未だ適用されており、これでは市場の信認は得られるにはほど遠いものです。

その変更とは、

①FAS159ルール:それまでは資産に対して適用されていた時価評価を負債(例えば社債)にも適用できること。これにより自社の社債価格が下落した時の時価評価分を「利益」として計上が出来る。

②FAS157ルール:資産の時価評価を3段階に分け、市場価格が入手困難な資産はレベル3として任意に振り分け、自社の理論価格を「勝手」に使用できる。しかも、レベル3資産のヘッジのためのデリバティブ資産の未実現利益を計上することができる。いわゆる時価会計が適用されるのは、米金融機関の資産のうち3割にも満たない一方、レベル3は増え続けている。

この2つのルールを駆使すれば、金融機関の胸先三寸によって、決算内容を真実の損失額から遠ざけることが出来る訳です。

当然、これはおかしいということで変える動きがあるようですが、大手銀行は必死のロビー活動を行い変えないように働きかけているとのこと。

証券化ビジネスを加速させるために、前もって会計ルールまで勝手に変更していたとは、相当に根っこが腐っておりますね。

-------22日朝のコメント-------

原油がしぶとく130ドル台へ戻してダウは少々反落。バンカメの決算は予想を上回ったようですが、銀行決算の不透明性は既述の通り。CMEの日経先物は、ダウの動きに比べて、少々値が吊り上げられている感じですので、今日の寄り付きが高いようなら、その後の反落に注意。
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やはりメリルのパンチが効いたのか?

2008-07-18 11:29:44 | 株に出会う
昨日、NYの時間外に発表されたメリルリンチの予想を倍以上も下回る四半期決算で、今日の東京市場は出鼻をくじかれております。

各市場の動向は以下の通り。

・日経先物:OSC41%(+5%)+30円。
・日経平均:OSC42%(+5%)+50円。
・TOPIX:OSC37%(+2%)+4ポイント。
・マザーズ指数:OSC38%(+3%)+1.3ポイント。
・ヘラクレス指数:OSC32%(-1%)-5.79ポイント。
・国債先物:OSC48%(+3%)6銭高。
・長期国債先物:OSC45%(-2%)32銭高。
・ドル円:106.33(+13銭、円安)

前場の終わりにかけては、長期国債先物が右肩上がりの曲線を描いており、株の先物は膠着しているように見えましたが、この債券の動きが先行指標として有効に機能しておりました。

あやうく、下げてきた4997日本農薬を819円で買いそうになりましたが、キャンセル。その後前日安値の815円で待っておりましたが、益々債券が上昇するのを見て、これもキャンセル。こうなるともう下落基調が鮮明です。いわゆる歯止めが効かない状態です。

筆者が見ている銘柄の中では、6263プロデュースや2371カカクコムが地合に悪化にも動ぜず。また、7936アシックスも下値を2日連続で切り上げた安心からか、プラス圏で終始しております。こうした動きも前もって見ておくと、その後の展開を読む時に優位に立てますね。

タイトルのメリル・リンチですが、結構苦境に立っているようです。まさに、アメリカの金融市場にとってメリル・パンチにならなければ良いが。。。

シティも多分良くないのでしょうね。今晩がそのシティの決算。これでは3連休前に買いが入る訳ありませんね。

アメリカの先物市場でも、メリルやグーグルの決算が良くないため売り優勢です。

1つ明るい話題は、アメリカの住宅着工件数と建築許可件数が100万件の大台をいずれも回復したというニュースぐらいでしょうか。

昨日も書いたとおり、年末から年始あたりまで我慢できれば、こうして住宅需要そのものは人口の増加もあり底堅くあります。そして、、妥当な価格まで中古住宅も下がれば、全てが好転し出す筈です。

そこまでの約6ヶ月、どうやって凌いでいくのか、一発メリルでも国有化し、日本がりそな銀行に対して見せたような毅然たる政府の意気込みを見せれば、そのあたりの弱気筋も俄然強気筋に変わるのかも知れません。

その時は、メリル・リンチのあのライオンだかを形取った金色の獣も、俄然その野生を取り戻す筈です。

とはいえ、もうCEOに法外な報酬を払い、法の裏街道をひたすら走って抜け道を探すような真似は、ここはジャングルではありませんので、是非とも謹んで貰いたいものです。

しかし、ライオンにそもそも言葉は通じないか???
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