株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日のモニタリング銘柄(7.30.08)

2008-07-29 21:42:24 | 明日のモニタリング銘柄
この時間、欧州の金融株が売られているようです。ドイツ、フランスの市場が下げております。ドル・円は107.74円です。20銭ほど円安に振れております。

さて、明日はどうなろうとも、いつものモニタリング銘柄です。

1.9020東日本旅客鉄道
 今日は794Kまで降りてきて、そこからはさすがに切り返しました。明日はいよいよ勝負どころに差し掛かります。すんなりと812Kを抜けていくか、もう一度押されて794K近くまで降りてくるのか、どちらのシナリオでも、これまでの停滞を吹き飛ばすような豪快な上げを演じて欲しいものです。

2.3627プライムワークス
 新興市場の手詰まり感が、この株にも色濃く出ております。ひと頃の出来高の10分の1です。明日はそろそろぶち抜いて欲しいものです。

3.6367ダイキン工業
 また下げてきて、OSCは40%はまだ高いものの、指数値が直近の最低値をマークしました。明日の押し目狙い。

4.6448ブラザー工業
 今日は1332円という安値をマーク。この会社のベトナムの工場を見たことがあります。夕方の帰宅時刻になると、まるで雲霞のようにバイクが工場から一斉に出てきました。うら若き乙女が目につきました。最近、インフレによる賃金目減りでストライキが頻発しているということです。この会社もやられたようです。

乙女のそうした怨念が、このところの冴えない株価にも現れているかのようです。

5.9107川崎汽船
 郵船や商船三井に比べて業績が悪いのは承知の助で、テクニカル妙味からこの株に注目。862円が破られれば一旦撤退ですが、そうでなければ、売り方の踏み上げ相場になるかも知れません。

以上です。

番外編で、新規上場株の3140イデアインターナショナル。2日連続ストップ安です。まだ沢山の売りを残しております。公募価格の2750円は突き抜ける勢い。ストックオプションが7万株ありますが、6ヶ月のロックアップがかかっており、これは無視できます。問題はベンチャーキャピタルの約半分がロックアップがかかっていないことです。この株式総数がおよそ8万5千株。これが売り切れるているかどうかですが、初値以降に3日ストップ安を付けるケースは稀です。値がついてからの動きに注目。

いかにも中途半端な位置取りですので、あまりこれはという魅力的な銘柄はありませんでした。強いて挙げるとすると、という注釈付きで5つ挙げました。
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市場概況(7.29.08)

2008-07-29 15:42:03 | 市場概況
テクニカル用語の簡単解説

結局、後場は昨日と違ってジリ上げの展開を辿った7月29日(火)の市場概況です。赤字部は30日朝更新

・日経先物:OSC51%(-2%)7月16日の36%からまだ切り返し中。
・日経平均:OSC51%(-1%)7月16日の32%からまだ切り返し中。
・TOPIX:OSC48%(+-0%)7月16日の29%からまだ切り返し中。
・マザーズ指数:OSC55%(-2%)7月22日の35%からまだ切り返し中。
・ヘラクレス指数:OSC50%(+-0%)7月22日の32%からまだ切り返し中。
・国債先物:OSC36%(-5%)29銭高。7月24日の36%に並ぶ。
・日経先物イーブニングセッション:13120円(大証終値比-10円)
・シカゴCME日経先物:13345円(大証終値比+215円)更新
・NYダウ:11398ドル(267ドル高)OSC49%(+7%)7月28日から切り返したか?更新
・ドル円:108.05円(60銭円安)OSC62%(-1%)7月15日の42%から上昇中(円安傾向)更新

後場は、業績の良い5302日本カーボンなどの一気上げが目立ちました。やはり前場で600円割れもうまく凌ぎきっての底堅さに、機関投資家の買いが一気に入ったようです。窓を開けて始まったこの後場の雰囲気をいち早く察して、すばやく買いに入るべきですが、前場のあの膠着状態(595円~605円)を目の当たりにしておりますので、どうしても、もう一度落ちてくるのを待つ心理状態になってしまいました。しかし、いずれにしても610円あたりの今日の高値を抜く時にはアクションを起こすべきところ、肝心の分足のチャートを確認しないで、そのままフラフラと他の銘柄の上げ潮を座して見るのみでした。

この段階で後場の戦意は喪失したも同然。4997日本農薬を844円の高値で掴み、839円あたりまで落とされましたが、ここは粘りで我慢して2円抜きはしましたが、これとて、840円あたりまで落ちてくるのを待つべきでした。一度858円まで一気に行っている株ですので、つい再度動意付いたと思っての「焦り買い」でした。

(これからは、「飛びつき買い」等という、隣の犬が筆者が投げる竹輪を食べる時のような下品な言い回しに変えて、この「焦り買い」という表現を使いたいと思います。多少は、上品なニュアンスになるかと。。。)

今晩のNYは、S&Pケースシラー住宅価格の5月分の発表があります。-16%の事前予想に対しては、ほぼ同値になると予想しております。

ところでNYダウは、昨日大きく押されすぎました。OSCを13%も落としております。住宅価格が予想通りであれば、ここは一旦戻す気配ですが、OSC42%というのは実は、直近での安値をマークした7月15日と同じ値です。その時の終値よりもまだ168ドルも高いのです。

従って、テクニカルには昨日段階でギリギリ粘っている状態ですが、ズルズルとこのまま11000ドル割れまで持って行かれると、再度安値を窺う体勢になろうかと思います。いずれにしても今週の雇用統計までの経済指標で一喜一憂する相場展開になるかと思います。

追伸:何だか、日経の論評みたいな差し障りのない言い方になってしまいましたね。こりゃ、良くないですね。もっとハッキリと黒白を付けねば。

とはいうものの、かなり難解な相場なのですので、筆者の頭がどうもあまり回りません。今日の「戦い」で、いわば、カーボンが付着したような状態のようです。はい。。。

-------30日朝のコメントは別稿にしました。-------
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黄金分割比率に吸い寄せられる展開か

2008-07-29 11:32:47 | 株に出会う
今日の上値のターゲットはシカゴCMEの13270円あたりと見ておりましたが、さすがにこのハードルは嵩上げされていたようです。

この市場に参加しているプロの人々は、自分たちの思惑で翌朝の日経先物を少しでも有利に運ぶため、最近はかなり意図的に上げる傾向が見られます。

前場は13000円割れ寸前まで行っております。

この下は、再三書いているように12800円の黄金分割比率です。イチニッパと読みます。麻雀愛好家やメモリー設計者などにお馴染みのキリの良い数字ですね。

どうも、今週はこの数字を再度めがけて突進していきそうな予感がします。

しかし、かなり時間が経って気がついたのですが、今日唯一プラスの業種は何と鉱業なのでした。

今日はリバウンド狙いで、出来高多く業績好調の銘柄に的を絞り直したものですから、モニタリング銘柄の5541平金や5310東洋炭素はウォッチしておりませんでした。これらがかなりのリバウンドを演じているとは、やはり株は一筋縄では行きません。

一筋縄ではいかないといえば、今日のハイライトは2432DeNAですね。来期利益予想が88億円。経常利益が176億円という数字が失望を買ったようです。いずれも四季報予想以下、特にコンセンサス予想の来期経常利益予想の187億をかなり下回る数字だったことが失望を買ったようです。

それに輪をかけて、KBCというベルギーの証券会社が中立から売りにレーティングを引き下げたのも、少しは効いているかも知れません。

何でベルギーの証券会社がこんな極東でビジネスをしているのか不可思議。

それにしても、そんなに予想と実績に差がある訳ではないし、ストップ安まで売り込まれることはないと思いますが。

これが、決算銘柄を持ち越す場合のリスクといえばそれまでですが。

前場は、その決算が良かった5302日本カーボンの押し目で2度エントリー、そして1972三晃金属を410円の節目で待っての413円売りと、いずれも大きくは取れておりませんが、この下落相場ではまずまずといったところです。

しかし、平金や東洋炭素の押し目を拾えなかったのは痛い。浮気をした咎と思えば、株の上での出来事でもあり何とか自らの「過ち」を看過できます。

これが、実生活でひょんな誤解から浮気の嫌疑を家人にでもかけられでもすれば、それを払拭するのに精一杯で、こんな悠長に株などやっていられません。今頃、「家族との生活が嫌になった。誰でもいいので道連れにして死にたい」などと、平塚の女のような心境になっているのかも知れません。

しかし何事も気の持ちようです。筆者の家人がよく口にするセリフ。

筆者の稼ぎを30数年間も全部自由にしておきながら、退職時に貯金がゼロで退職の翌日からの生活費がなかったことに対する抗弁として、「でも、サラ金でお金を借りなかっただけ偉いでしょう。」ですと。

これじゃ、あの平塚の女性通り魔も含めて、8割方の日本女性が偉いことになってしまいます。

しかし、これですね。人生をしぶとく生き抜く技は。。。
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