株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日のモニタリング銘柄(7.2.08)

2008-07-01 22:18:08 | 明日のモニタリング銘柄
今日は、結局押されすぎていた新興銘柄が反発に転じております。

それなりに押されすぎてからは、いわゆる売り枯れ症状を呈することもあり、一定程度の反発はあるようです。

夜に入って、日経先物は大証終値比で150円も下げ、為替も円高が進んでおります。ダウの先物も100ポイントを超える下げです。あまり調子は良くありませんね。

さて、明日のモニタリング銘柄です。

1.5214日本電気硝子
 ギリギリのところまで追いつめられました。6月13日にマッコリーが2段階レーティングを引き下げたのが効いております。明日はこのまま強気に切り返すのか、それとも、奈落の淵に転落するのかの瀬戸際です。

2.3107ダイワボウ
 このところ商い薄く閑散としております。そのお陰?で、今日もわずか3円取っての終了。ここらで、一発大商いがあるかどうか?

3.8316三井住友FG
 気が付けばアメリカ同様金融株が押されております。8411みずほも同様です。共にOSC33%は崖っぷち。

4.6378木村化工機
 これも今日は一時1000円割れ。指数値面では妙味あり。今年の1月20日過ぎ段階と良く似ております。

5.8905イオンモール
 OSCやRSIではまだ落ちきっておりませんが、3000円に近くなったこの段階からは買いが入るようです。

以上です。
 
 
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市場概況(7.1.08)

2008-07-01 15:26:09 | 市場概況
テクニカル用語の簡単解説

7月1日(火)の市場概況です。赤字部は2日朝更新

・日経先物:42%(+1%)6月25日の56%から下降中。
・日経平均:47%(同値)6月23日の54%から下降中。
・TOPIX:46%(同値)6月18日の56%から下降中。
・マザーズ指数:34%(+6%)6月27日の26%からの切り返し中。
・ヘラクレス指数:31%(+4%)6月27日の27%からの切り返し中。
・長期国債先物:38%(-4%)6月26日の36%から膠着中。
・日経先物イーブニングセッション:13310円(大証終値比-150円)
・シカゴCME先物:13500円(大証終値比+40円)更新
・NYダウ:11383ドル(+32ドル)OSC35%(+11%)6月30日の24%を底に切り返しに転じたか?更新
・ドル・円:106.25円(6銭円高)OSC51%(+7%)6月27日の41%を底に切り返しに転じたか?更新

後場は、ご覧のようにドル・円が円高に振れて、先物がジリジリと押されての結局はマイナス終了。やはりまだ力不足で下方へのイナーシャが強いようです。

日経平均の9連敗というのは2004年以来のことだそうです。(今、送られてきたあまり記憶にないメルマガによると)その前が2002年、そして1991年となっているどうです。本当かな?

いずれにしても、NYダウが今晩を限りにICU行きとなれば、これは日経平均も新興市場も仲良くお陀仏でしょう。

しかしながら、今日の新興市場の反発を見て、3623ビリングシステムは、一部218Kで利確するも、持ち越してしまいました。それに、6305日立建機も2990円で。この地味系の株も意外にドラスティックな値動きをしますね。チョイと押し目を甘く見過ぎました。

------2日朝のコメント-------

NYダウのICU行きを救ったのは、ダウを苦境に陥れていた元凶の1つ、GMでした。北米市場では日数調整後で前年同期比8.3%の小幅減少に終わっており、海外では10%近く伸ばしております。

トヨタと争っていたトップの座がどうなったかまだ不明ですが、今回GMは必死になって北米首位の座を守りに行ったのではないかと思います。今や、トヨタとは時価総額の差は雲泥の差まで開いております。いずれ凋落するにしても、果たして世に言われるように来年の破産確率が70%なのかどうか。

そのGM、中国では強いのです。稼ぎ頭かも知れません。これは一体何故でしょうか?ない頭を少々捻ってみると、

中国は、日本より「文化的」にはアメリカ・ヨーロッパに近いということが背後にあることしか思い当たりません。

文化的というのは適切な言葉ではありませんが、人々の考え方、世の中の見方、生活全般への感性、等が日本より欧米のそれに似ていると解釈下さい。それを支える1つの話として、韓国と日本は言葉の文法的な規則が似ておりますが中国は逆ということがあります。従って、中国人には英語的な発想が通じるのではないかと、強引なこじつけですが、思います。

従って、日本人のようにクルマにうるさくない国民性が元来あるのでしょう。だから、アメ車でも売れる。。

もっとも、人々がもっと豊かになれば、単に安くて動くだけのクルマより、五感に訴えるセクシーなクルマを、先進国同様に求めるようになるものと思います。そうなった時は、必ず「GM帝国」も没落していることでしょう。
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まずまず健闘中

2008-07-01 11:21:25 | 株に出会う
今日は、朝8時50分の日銀短観効果(予想より若干良い)もあり、少し気配値を切り上げ前日比+30円で先物は始まりました。その後は株式優勢で前場は終了しております。

NYダウの軟調に対しては、健闘中と言えます。各市場の動向は下記の通り。

・日経先物:46%(+5%)+80円
・日経平均:49%(+2%)+45円
・TOPIX:49%(+3%)+6.66ポイント
・マザーズ指数:28%(同値)+0.85ポイント
・ヘラクレス指数:27%(同値)+1.51ポイント
・長期国債先物:39%(-3%)67銭安
・ドル・円:106.27円(9銭の円安)

今のところ円高にも振れておらず、このまま推移すれば新興市場も含めて、当面の底打ち確認となりますが、肝心のアメリカ市場が全くの心停止寸前状態です。このままICU行きとなるのか、それとも自力で呼吸を始めるのかの瀬戸際です。

まあ、短期的には小康状態を取り戻すでしょうが、雇用統計など重要な指標の発表を控え、大幅な反発は今のところ期待薄といった感じです。

前場は、一気に上に行くのを追いかける訳にもいかず、3623ビリングシステムを少々仕込んだのみ。

排出権取引に必要なカーボンオフセット代行システムというのを開発すると、昨日発表しているのが手がかりです。これは朝の特買いを見てからその後もいつになく買い上がりが見られるので、ニュースを確認したら分かったことですね。もっと早く、寄り付き前に分かっていれば寄り付きで買いを入れたと思います。これで長らく低迷していたこの株も一皮むけることを期待。
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信用バブル解決に特効薬はなし

2008-07-01 06:35:30 | 金融全般
1年前に今回の金融危機を正確に当てたBIS(The Bank for International Settlements-国際決済銀行)という、中央銀行マンの銀行として知られる機関がスイスにあります。

そのBISの年次報告で、今回退任するチーフ・エコノミストのビル・ホワイトという人が、

『問題の根本的な原因は、長期に亘る行き過ぎた無分別の信用成長であり、これは先進諸国の異常な政策金利がもたらしたものである。』、と述べております。

この信用成長(=信用バブル)とは、超低金利下で膨張した世界の負債総額が118兆ドル(東洋経済、2008年1月5日号)にも達してしまったことを意味します。

この負債は一体誰が借りているのかというと、世界の金融機関(国民からの預金)、ファンド(投資家からの投資資金)、国(国債の発行を通じての借金)、そして企業(株や社債の発行)ということになりますね。

ところで世界のGDPは約50兆ドルです。負債の半分以下しかありませんが、ここからの「上がり」で、借金総額118兆ドルに対して適切な利払いである5%程度を充当するためには、年平均12%の利回り(実質経済成長)を保証しなければなりません。仮に負債が100兆ドルとしても10%の利回りです。

これがそもそも無理だったということです。

この根本的な世界経済の矛盾を直視しているのは、さすがBISというだけありますね。

この信用バブルの巻き戻しが現在進んでいる訳ですが、それは一時的なインフレ期(それが今始まっている)を経て、日本のバブル崩壊の時に陥ったようなデフレに終わる可能性を秘めております。何しろ膨大な不良債権を棒引きにしなければならなかった訳ですから、景気がドンドンと悪化するのも頷けます。

では、どうすればよいのか?

BISは、FRBが取ったような巨額の資金供給による一時的な救済ではなく、政治システムによる解決以外にはないと言っております。

そして、この信用バブルで増えすぎた債務負担を軽減するためには、

・資産価格が非現実的に高いなら、それは下げ調整されねばならない。
・貯蓄率が非現実的に低いのであれば、これを上げねばならない。
・借金が過大であるならこれを償却しなければならない。

というのが大原則とのこと。至極真っ当なる論評に久し振りにお目にかかりました。

しかしながら、BISも言っているように、「アル中が暴れ始める前に酒を取り上げるべきだった」のに、どうも世界の中央銀行はそれを怠ってしまったようです。

既に暴れまくり始めた世界のあちらこちらのアル中患者に、今になって、「酒を止めろ、真面目に働け、借金をきちんと返済しろ、そして貯蓄を沢山しろ」、と言っても、もう遅いわな。。。

結局のところ、FRBが取ってきた対策は、BISが言うように、「子供だましの姑息な手段」であり、事態を悪化させるだけだったようです。大量のドル紙幣で薄めたウィスキーを、束の間のアル中制圧のために与えただけ。しかも薄め過ぎた分、アルコールが切れるのも早く、再度暴れ出すのも早いというもの。

市場はまだこうした途方もない問題の大きさに気づいていないかに見えますが、今日のNYダウ、一時前日比100ドル近い上げがあったのですが、最後は急落してたったの3.5ドル高での終了です。

どうも株式市場の人間というのは、これまでの信用バブルで放蕩三昧に明け暮れながらも、動物的な嗅覚だけは異常に発達しているようです。もうこのサバンナにはアルコールのつまみに値する餌が見当たらない、どうも変だ!と。。。
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