日本は休日のため、欧米市場の市場概況です。
NYダウは、朝起きると大幅下落かと思いましたが、6時段階では比較的軽微な下落です。欧州株は軒並みプラス圏で終了。今日から冬時間なのですね。日本時間で朝6時半まで場があるようです。隣の犬の散歩もこれにあわせて、少しずらさなければと思うのですが、ここオセアニアは6時段階ですっかり空が明るくなっております。これでは犬に悪い。従って、今後、朝の更新は7時から7時半頃になることをご了承下さい。今日は途中段階でひとまずアップします。後でOSCなど更新します。
何しろ、悪いとは思っておりましたが、アメリカ自動車市場が前年比-45%と惨憺たる有様。トヨタは23%減、日産は33%減、フォードは30%減、GMとクライスラーも今日発表(注)とのことですが、この3社の減り方と市場全体の減り方を見ると、GMはひょっとすると半減以下ではないでしょうか。9月から従業員向け販売と同じ値引きをしているようですが、もう打てる手はないでしょう。
ところで余談ですが、日本市場での3ナンバーの10月の自動車販売のベストセラーは何でしょうか?答えは値上げの駆け込み需要があった9月に続いてトヨタのプリウスです。7000台を越えております。5ナンバーは9000台程度のかつての王者、カローラをぶっちぎってホンダのフィットです。確か17000台程度でした。軽はスズキのワゴンRかと思いきや、ダイハツのムーブでした。これはワゴンRのモデルチェンジが影響しているのでしょう。輸入車はメルセデス・ベンツがこのところミニを除いたBMWを抜き続けております。昨年までとは様変わり。VWに迫る勢いです。営業に聞くと、新型Cクラスが健闘しているそうです。そのワーゲン、何とこのユーロ安にも拘わらず、値上げを画策しているようです。これは日本市場をなめている証拠か。ドイツで株価が爆上げしたからと言ってお調子に乗ると、とんでもない事態が待ちかまえているかも知れませんぞ。
要するに、原油がかなり下げていても、世の趨勢は環境問題と経済問題へと視点が移ったままなのですね。これに追いつくのはGMなど、米国で大型ピックアップトラックの大ガス喰いの、かつコストをかけない雑な作りで大儲けしてきたメーカーにはチョイと無理か。
しかし、イタリアがついに発狂しました。何とこの財政難のおり、国家警察が560馬力V10の時速325キロという世界最速のパトカーを、ランボルギーニから2台買ったのです。(ガヤルドLP560-4)乗れるのはイタリア警察の精鋭30名(うち女性2名)だけとのこと。しかし、このくらいしないと、今回の金融恐慌も収まらないね。6万円じゃ、とても駄目。一人600万ぐらいでしょう。これなら国民全員国家と沈没が可。
もう1つの指数の、米ISM製造業景況指数は、予想の41を下回る38.9となり、1982年9月以来の低水準。しかし、9月の建設支出は予想の-0.8%に対して-0.3%と、意外に健闘。
原油は4ドル近く下げて63.91ドル。ジリジリと押されております。まだまだ金と同じで換金できるものなら何でも売り飛ばしているようです。ヘッジファンドはますます11月中旬の年度末決算へ向けての換金売りを加速させるようです。
そのヘッジファンド、投資家からの償還請求に対して制限を課しているファンドは10本を越えております。3Qは310億ドルの資金の引き揚げが報告されております。モルガンスタンレーによると、今年の末までにヘッジファンド業界が失う資金規模(運用損+償還)は5000億ドルに達すると見られております。10月分が幾らか定かではありませんが、ピークは11月中旬の年末決算の締切日であることは疑いないでしょうね。
ところで、マンデルブロの「禁断の市場」にも書いてありましたが、フラクタルな現象は株式市場だけでなく、世の自然現象にも見られる訳ですが、実は太陽の黒点の数の変化にも見ることが出来ます。
あるブログサイトで唯一、この黒点の数が10月10日から急に増えだし17日まで続いた現象に着目しておりましたが、筆者も、このフラクタルな相場の行方を占う1つの指標として、黒点の数をウォッチしたいと思います。特にゼロから急に立ち上がった時や、ゼロに戻った時は、何らかのサインがあるのかも知れませんので、一応気にかけておくと良さそうです。
黒点の数を教えてくれるサイトはここです。
このブログ、いよいよ占いブログに変貌か。。。
今、隣家の犬の散歩から帰ってきました。NYダウはほとんど揉み合いに終始。
◆NYダウ:9319ドル(-5ドル)OSC52%(-2%)10月31日の54%から下落に転じたか?
◆シカゴCME日経先物:9080円(大証終値比+630円)10月31日は8935円で終了。そこからは145円高。
◆ドル・円:99.14円(56銭円安)OSC59%(+1%)10月20日に並ぶ。
ダウがOSCを10月28日と31日に54%を2度マークするも、3日はついに抜けませんでした。今週金曜日は雇用統計の発表があります。このデータの悪化を織り込みに行くのか、それとも、それまでの経済指標の見極めを待っているのか、いずれにしても、ダウのOSCは9月に入って以来、最高値が9月18日の56%であることに注意はしておく必要がありそうです。
ドル・円相場のOSCも今日で59%と、これまた10月20日の59%に並んでおります。そろそろ天井圏です。
こうしたことから、OSCで見る限り、NYダウと円安は天井圏での揉み合いに入り、後少しの上げ(為替は円安)があってから、雇用統計を控えての買い控えからの下落調整に入る見込みが高まっております。
注:GMは45%減、クライスラーは35%減、ホンダは25%減でした。