株は、様々な情報の不均衡が醸し出す「ゆらぎ取りゲーム」と言っても過言ではないかと思います。
価格形成に与える力は、それこそこの世の金融・経済・社会活動全般から押し寄せます。
それに加えて、当日の寄り付きからの、いわゆる個別株の需給関係での不均衡な上げ下げが加わりますので、確率良く値動きを先取りすることは至難の技と言えます。
しかし、特に短期勝負の場合は、この価格形成における「ゆらぎ」が起きた瞬間に、売買に入るのが最も成功確率が高いと言えるのではないでしょうか。
その際、以下のようなおおざっぱな羅針盤を用意しておけば、「ゆらぎ取り」に活用することができるかも知れません。
◇今の市場全体状況
①弱気局面 ②下げ局面 ③戻し局面 ④上げ局面 ⑤強気局面
◇個別株の状況→上記と同様に5つの局面。
◇前日の海外市場の動向
①大幅な下げ ②控えめな下げ ③控えめな上げ ④大幅な上げ
◇当日の寄り付き状況
①弱気始まり ②ほどほど始まり ③強気始まり
今日の日本市場は、②の下げ局面のところに、海外市場は③の控えめな上げがありました。そして、始まりは①の弱気始まりでした。
つまり、本来なら素直に下げて始まるところが、海外市場が控えめな上げを演じたため、中立的な位置からスタートすべきところ、「意に反して」弱気始まりでした。
となると、この弱気始まりの「補正」が市場には必要になります。
それが、先物が8260円というシカゴCMEより250円も安く寄りついてからの、8380円までの戻しだったのですね。
しかし、この戻しは前日の高値の8450円からしても、いかにも力が弱かった。もし、シカゴCME価格の8510円までは別としても、前日の高値を抜くほどに力強かったら、恐らくその後の展開はかなり変わっていたことでしょう。
この上げる力が弱いのを見透かした市場関係者は、今日は弱気相場とばかりに9時半ごろからは売り攻勢をかけました。
この動きが後場の開始当初には行き過ぎて、それへの補正が入ったのが後場の後半の動きだったようです。
端的な話、下げ局面で海外市場が大幅安に終わり、それを受けて日本市場も弱気に始まれば、これは「相場の行き過ぎ」となります。従って、かなりの勇気は入りますが、特売りで弱気に始まったその寄り付きでの買いが、かなりの確率で成功するようです。
さて、明日のモニタリング銘柄ですが、個別株の置かれた状況を上記の①から⑤に区分しながら、見てみたいと思います。
1.8933エヌ・ティ・ティ都市開発 ②
まだ売り圧力が強いのですが、OSCは前日同値の36%で終了。今日の下げで指数値倍率も10月28日に並びました。一応、条件は整いつつあるのではないかと思われます。特に安値割れがあるかどうかに注目。
2.4088エア・ウォーター ①
今日のモニタリング銘柄でしたが、OSCが落ちきっていなかったようです。これで35%となり、10月9日の34%以来の低さ。この流れからすると、明日は押され切るところまで待つ戦法です。
3.6594日本電産 ①
この株も結構難しいようです。OSCは-3%の35%ですので、まだまだ下方へと落ちますがOSC値は最低値レベル。4400円くらいまでは覚悟をしながらの底値拾いとなります。
4.7915日本写真印刷 ②
珍しくOSCを38%にまで下げております。このパターンは明日は4500円近辺まで落ちるのを待ってからの参戦が良いでしょうね。
5.2121ミクシィ ①
OSCは連チャンで27%です。523Kという10月29日の安値まで届くのかどうか?
以上です。
価格形成に与える力は、それこそこの世の金融・経済・社会活動全般から押し寄せます。
それに加えて、当日の寄り付きからの、いわゆる個別株の需給関係での不均衡な上げ下げが加わりますので、確率良く値動きを先取りすることは至難の技と言えます。
しかし、特に短期勝負の場合は、この価格形成における「ゆらぎ」が起きた瞬間に、売買に入るのが最も成功確率が高いと言えるのではないでしょうか。
その際、以下のようなおおざっぱな羅針盤を用意しておけば、「ゆらぎ取り」に活用することができるかも知れません。
◇今の市場全体状況
①弱気局面 ②下げ局面 ③戻し局面 ④上げ局面 ⑤強気局面
◇個別株の状況→上記と同様に5つの局面。
◇前日の海外市場の動向
①大幅な下げ ②控えめな下げ ③控えめな上げ ④大幅な上げ
◇当日の寄り付き状況
①弱気始まり ②ほどほど始まり ③強気始まり
今日の日本市場は、②の下げ局面のところに、海外市場は③の控えめな上げがありました。そして、始まりは①の弱気始まりでした。
つまり、本来なら素直に下げて始まるところが、海外市場が控えめな上げを演じたため、中立的な位置からスタートすべきところ、「意に反して」弱気始まりでした。
となると、この弱気始まりの「補正」が市場には必要になります。
それが、先物が8260円というシカゴCMEより250円も安く寄りついてからの、8380円までの戻しだったのですね。
しかし、この戻しは前日の高値の8450円からしても、いかにも力が弱かった。もし、シカゴCME価格の8510円までは別としても、前日の高値を抜くほどに力強かったら、恐らくその後の展開はかなり変わっていたことでしょう。
この上げる力が弱いのを見透かした市場関係者は、今日は弱気相場とばかりに9時半ごろからは売り攻勢をかけました。
この動きが後場の開始当初には行き過ぎて、それへの補正が入ったのが後場の後半の動きだったようです。
端的な話、下げ局面で海外市場が大幅安に終わり、それを受けて日本市場も弱気に始まれば、これは「相場の行き過ぎ」となります。従って、かなりの勇気は入りますが、特売りで弱気に始まったその寄り付きでの買いが、かなりの確率で成功するようです。
さて、明日のモニタリング銘柄ですが、個別株の置かれた状況を上記の①から⑤に区分しながら、見てみたいと思います。
1.8933エヌ・ティ・ティ都市開発 ②
まだ売り圧力が強いのですが、OSCは前日同値の36%で終了。今日の下げで指数値倍率も10月28日に並びました。一応、条件は整いつつあるのではないかと思われます。特に安値割れがあるかどうかに注目。
2.4088エア・ウォーター ①
今日のモニタリング銘柄でしたが、OSCが落ちきっていなかったようです。これで35%となり、10月9日の34%以来の低さ。この流れからすると、明日は押され切るところまで待つ戦法です。
3.6594日本電産 ①
この株も結構難しいようです。OSCは-3%の35%ですので、まだまだ下方へと落ちますがOSC値は最低値レベル。4400円くらいまでは覚悟をしながらの底値拾いとなります。
4.7915日本写真印刷 ②
珍しくOSCを38%にまで下げております。このパターンは明日は4500円近辺まで落ちるのを待ってからの参戦が良いでしょうね。
5.2121ミクシィ ①
OSCは連チャンで27%です。523Kという10月29日の安値まで届くのかどうか?
以上です。