株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日のモニタリング銘柄(11.21.08)

2008-11-20 20:31:58 | 明日のモニタリング銘柄
イギリスの10月の小売売上高指数が、前月比-0.9%の予想のところ-0.1%で済んでおります。前月は-05%でした。前年比でも+1.9%です。先日のスイスも前年比6.4%も伸びておりますが、どうもあの金融市場の混乱があったにしては落ち着いております。

にもかかわらず、と言うのか、やはりと言うのか、欧州市場は大幅安で寄りついております。Globexのダウ先物は-93$で相変わらず悪い数字です。

しかし、何か明るい話題はないのでしょうか?

この医師不足のご時世に、あの麻生太郎氏が「医師は社会常識がかなり欠落している人が多い」と医師会会長にのたまわったとか。彼は、19日の全国知事会議でも、「医師は価値観が違う」などと発言しているようです。

いくら心の中ではそうは思っていても、医師会会長に面と向かってこのように言うのは、やはり「社会常識が相当に欠落している」お方とお見受けしました。

これまでの政治家の軽率な発言を踏襲するがごとく、このような未曾有の発言が頻繁に出ておりますが、このようなお方が、総理大臣に相応しいダントツ人気だとか。

何だか頭がおかしくなりそうです。

さて、あまり気が乗りませんが、明日のモニタリング銘柄です。今日は、切り返しサインが出ていると思われる銘柄に絞ってみます。今日の地合ではほとんどないのかも知れませんが。

1.1951協和エクシオ 
2.6764三洋電機
3.5310東洋炭素
4.7221トヨタ車体
5.8306三菱UFJフィナンシャルグループ

以上です。やはり皆さん、押されすぎております。明日の安値からの切り返しは期待できそうですが、来週に持ち越しかも知れません。

ところで、今日の日経夕刊にNYダウが8000$割れとなり、これは5年何ヶ月ぶりかのことだと書いておりますが、ダウは10月10日に7882.51ドルという今年の安値を付けております。マーケットスピードのデータがひょっとして間違っているのでしょうか?

と思って、念のためヤフーを見たら10月10日は7773.71ドルが安値でした。トレーダーズウェブとロイターはマーケットスピードと同じ7882.51ドルでした。

どうも世の中分からんことが多いですね。
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飛んで火に入る冬の虫

2008-11-20 11:21:48 | 株に出会う
本来ならダウがここまで下げたので、日経も底打ちを少ししてから切り返しても良さそうなものですが、結構、今回の事態の認識が市場関係者の深層心理においては浸透をしているようです。

もちろん、見せ場はそれなりに作ってはおります。そうでないと、全ての銘柄が心停止状態なら、この市場にはお客さんがいなくなってしまいます。

いつも、悲喜こもごもの売買が飽きもせずに繰り返される土壌は必要ですね。

まあ、それが株がある種の「知的なゲーム」でもあり、何も分からない向きには「奥が深い」などと揶揄される所以かと。

その「知的ゲーム」たる株式市場で、痴呆状態同然のまぬけを久し振りにやらかしてしまいました。売りと買いを間違えることはよくあるのですが、指し値を間違えたのは恐らく初めてかも知れません。

7915日本写真印刷が早めに寄りついたので、この株の指し値所である4490円で指したつもりが、4990円と入力してそのままエンターキーを押してしまったのです。最初の2文字が44であるべきところ、欲に目が眩んでいたせいか、49と入れてしまったのですね。

約定のポップアップが出たのでビックリ。すぐに見ると10円ぐらい上にいるではありませんか。そこですぐに指したのですが、ここでも「欲ぼけ」のあまり、成り行き注文にすることを怠りました。

朝の一番での狼狽売りが湧いている時間です。もう、あっという間にストップ安まで見えてくる始末。しかし、ここで少しは「年寄りの山勘」のようなものが働き、ここで成り売りするのは愚の骨頂とのささやきが胸に去来。

少し我慢して4450円で売り直しましたが、何も慌てなくてもその後何度もこの程度の値段までは戻しております。

しかし、この株の今日の分足を見ると、まさにロングテール状態。大きな圧搾機で潰されたようです。もう地上に顔を出すのは困難でしょう。

仕方なく他の銘柄の反発に乗るつもりで見ておりましたが、先日来の動きが分かっている6366千代田化工建設で2円抜きと3円抜きをしただけ。

後はジリジリと相場事態が下げモードなので手出しできず。

と言う訳で、今日はここオセアニアも随分と「冬モード」になってきているため、めっきりと虫たちが少なくなっております。いや、ほとんど見かけないといっても過言ではありません。そこで、殊勝にも「冬の虫」になって、焚き火の中に突っ込んで行ったという次第。。。

誰からも何のお褒めの言葉はありません。当然ですが。まさに自己責任もここに極まれり、といったところ。皆さんも呉々も気を付けて下さい。とくに49で始まる数字を入れる時は、49確認をした方が身のためです。そうしないと、あとで49八苦しますよ。よろ49。もう筆致も錯乱状態。。。
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市場概況(11.19.08)

2008-11-20 07:32:15 | 市場概況
テクニカル用語の簡単解説 赤字部は20日朝更新

後場は予想通りに、いきなりの突き落とし技からの、じり高の傾向を辿った11月19日(水)の市場概況です。 

◆日経先物:8270円(-50円)、OSC52%(-2%)11月7日の60%から下降中。
◆日経平均:8273円(-55円)、OSC45%(-5%)11月6日の64%から下降中。
◆日経平均指数値倍率:121(+1)数字が増えるほど下落傾向を示します。
◆TOPIX:827.43(-8)、OSC38%(-6%)11月6日の63%から下降中。10月24日の37%が視野に。
◆マザーズ指数:310.9(-6.51)、OSC39%(-4%)11月10日の66%から下落中。
◆ヘラクレス指数:500.63(-4.44)、OSC45%(-6%)11月11日の72%から下降中。
◆国債先物:138.83円(+22銭)OSC52%(+2%)11月13日の35%から底打ちし上昇継続。そろそろ頂点か?
◆ドル・円:95.77円(1円23銭円高)OSC46%(-2%)11月12日の39%に接近中。更新
◆日経先物イーブニングセッション:8210円(大証終値比-60円)
◆シカゴCME日経先物:7865円(大証終値比-405円)更新
◆NYダウ:7997$(-428$)OSC43%(-5%)11月12日の37%に接近中。更新

後場は、予想通りに一旦大きく押してから、引け際にかけて収穫物の回収に入るというストーリー通りではありましたが、悲しいかな、その結果は後になって分かるものです。

13時までの急落局面では、やはり上から落ちてきたものを拾って、1時間もの間我慢を強いられるというのは、結構な根気というのか鈍感さというのか、それが必要なようです。

例えば、因縁の6674GSユアサですが、落ちるところを性懲りもなく362円で拾いはしましたが、これは363円の11月12日の安値で止まると見ての買いでした。ところがその下の356円という9月30日の安値までの押しがあったのですね。(これは今気がついた次第)

今日の安値はまさにこの356円でした。この下は331円となるので、さすがにそこまでは落ちることなく引けは369円でした。結局、359円でまたしても損切ってしまいました。いやはや難しくて口惜しい。

この日中の値動きの捕捉のためのタクティクスを身につけなければ、コンスタントな勝ちには到底つながりません。GSユアサの終了時のポジションはOSCを2%落としての終了ですので、落ち目ということにはなります。

後場は6366千代田化工建設で取ったり取られたり、また8933NTT都市開発でわずかな抜きに終始したりしましたが、このユアサの敗北が今日の結果を決定づけました。

明日こそ、何とか尻尾をうまく掴むトレードをしなければ。今の相場はそれなりに安定はしておりますので、大きく押されたところはじっくりと待つことしかありませんね。

地合は、まだまだ下降トレンドですので、そのあたりは注意しながらとなります。

-------20日朝のコメント-------

これでもう誰の目にもはっきりとしたことでしょう。FRBが経済成長・失業率の見通しを大幅に下方修正したのです。特に失業率は09年には7.1%~7.6%にも達するとしております。当局の発表ですから控えめに見なければなりません。過度な悲観論が世に蔓延するのを防ぐためです。しかし、突如急上昇した数字を見せる訳にもいかず、一応節目節目で市場にシグナルを発信しておきます。それが昨日の発表だった訳ですね。

こうなると、もうビッグ3は救済が間に合わないのではないかとの不安が市場に蔓延。これがダウの400$超の下落です。また、シティは7$を割り込んでおります。下落率トップ。10$以下はシティの他はGMとアルコアのみ。シティも既に仮死状態です。

株式の初歩の公式は、株価は実体経済を反映するもの、ということです。

ここまでの見通しがあえて当局からも出ているときに、日経平均の1万円台回復を願うのは証券会社とその回し者しかいないはずです。その筋の方々の昨年末に立てた日経平均の今年末の予想数字を思い出して下さい。

彼らはいつも楽観的過ぎる予想を立てて、株式市場に資金が入るのを促す「プロモーター屋」に、職業柄からもならざるを得ないのです。

もう株価が1万円に戻すことはないでしょう。それどころか、実体経済を反映するなら、5000円割れ、そしてさらにその下も考えられるところです。
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