株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日のモニタリング銘柄(11.12.08)

2008-11-11 21:54:56 | 明日のモニタリング銘柄
アジア株に続いて、欧州株も軟調です。ダウ先物も-153ドル安(21時55分現在)と状況は良くありません。原油は一時60ドルを割り込んでおります。やはり、相当に景気の悪化が見込まれつつあるようです。

それにしても、燃料サーチャージというのは70ドル以下に安定的に推移すれば、廃止となると聞いたことがありますが、未だに新聞などの海外旅行広告では、燃料サーチャージ込みとか、別途これくらいかかるとの記述があるのは、一体何故なんでしょう。

おかしな事と言えば、この10月上旬にドイツ車の代表ブランドは、何と値上げを行っております。ユーロが113円まで行ったのはその後ではありますが、170円近く付けた時に値上げの計算をして、そのまま実施したようです。濡れ手で粟とはこのことか?

さて、下げ基調を強める市場ですので、あまりモニタリング銘柄も見つかりませんが、それでもいくつかあえて挙げておきます。

1.2001日本製粉
 11月7日の中間決算では通期進捗率65.3%をマーク。翌日は上げたものの、今日はまた押されてしまい、OSCは38%にまで下落。今時珍しい。

2.7581サイゼリヤ
 いや~、この株強いですね。例のピザ騒動での返金額は、予定より大分少なかったようです。領収書なしでも返金してくれたそうですが、日本人もまんざら捨てたものではありません。それが株価に反映してか、何と高値更新中。騒動の時に1100円で買った人は500円ほども儲けている勘定。OSCは69%と高めですが、この株の最高値は70%以上ですので、まだもう一段の上げがあるかと思います。恐るべしサイゼリヤ。

3.9697カプコン
 5日に発表した中間決算の利益が18億7千3百万円ですが、来年3月の見込みは86億円となっております。ゲーム業界って、こんなにも水商売に近いのですかね。そのせいかどうか、以降結構に下げております。今日でOSCも43%です。今回注目しているのは、指数値倍率が111ポイントとなり、これは過去最高値であるためです。10月28日に1656円を付けた時よりも悪い。ここは押し目からの反発狙いか。

4.8058三菱商事
 今日のモニタリング銘柄であるこれは、引けにかけて実にダイナミックに下落しました。10月28日の1271円までは押されないでしょうが、明日1500円割れから1450円あたりまで近づいた時に拾う手。OSCの35%は10月6日以来の低さ。

5.7731ニコン
 確かにレーティングの下げは続いております。稼ぎ頭のステッパーは極端な不振。デジカメも飽和状態と、良いことはありません。OSCは35%まで落ちました。大幅な来期減益を予定しているので無理もありませんが、その減益幅も39.3%程度です。約4割としましょう。この株、3600円あたりまでこの夏に付けておりました。百歩譲って、10月14日の高値2045円をベースラインに考えても、これの6掛けは1200円を悠に越えております。にもかかわらず株価が1150円を割りそうなのは、少々理不尽かと。ニコンといえば、やはりカメラでは超一流。昔、筆者が軽くて小さいだけでペンタックスの一眼レフを買った時、散々家人から嫌みを言われました。ニコンなら、海外でいざというときに売れば金になると。まるでゴールドのようです。しかし、ニコヨンに成り下がりつつあるのが昨今のニコンか。

注:筆者が生まれてまもない昭和25年頃、日雇い労働者の日当が240円だった時の名残で、ニコヨン(240)とは日雇い労働者のことを指す。筆者が学生時代に日雇い労働者になったときは、既に日当2000円を貰っておりました。きつい土方仕事でしたが。その時、最高のアルバイト賃金は、石油タンクの掃除を徹夜で行っての日当8000円でした。当時の共同石油です。今でも良く覚えております。最低は日通の駅構内の土方仕事で日当千円。しかし、いつ行っても仕事をくれました。その縁で友達が日通に就職。今頃どうしていることか?

以上です。
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片肺飛行中

2008-11-11 11:27:35 | 株に出会う
もうほとんど視界ゼロの五里霧中相場です。

トレードツールのマーケット・スピードは、その前代未聞の負荷?に耐えられずシステム故障。しかし最近よくトラブルようです。注文は岡三で行っているので問題ありませんが、チャート分析はMSに頼っている習慣がついてしまったので、悲しいかな、竹槍戦法での発注は前場は控えました。

よって、タイトルにある片肺飛行中となったのですが、相場も同様に片肺飛行中です。いや、ひょっとすると両肺ともいかれてしまいつつあるのかも知れません。

きっと、あの選挙目当ての1万円少々のバラマキ政策のせいでしょう。しかも、「高額所得者」を自認している人は、辞退を自主申告できるとか。後から消費税で巻き上げられるのに、誰が辞退するもんですか。もう世も末ですね。

公道にヘリコプターからお札をばらまいて貰った方が、まだしも、若者を中心とした金欠病の方々が、必死に力を振り絞って、1枚でも多く手に出来るよう頑張るでしょうから、よっぽど面白いのではないかと。。。それにイベント性もありますしね。

多分、超大型掃除機が飛ぶように売れるでしょう。それに結構に乗船賃が高いだろう飛行船への乗船希望者が殺到するかも知れません。お札が地上に落ちる前に首尾良く頂こうという算段からです。

筆者のようなとろいお年寄りは、少々姑息な手段を使わざるを得ません。例えば、この際保健所から殺処分寸前の「野犬」を沢山借りてきます。そして、お札の臭いをたんまり嗅がせて町中に放します。そうすると、幾ら若者でも突然現れた野犬軍団に驚天動地となり、蜘蛛の子を散らすように逃げ惑うことでしょう。

そこに、ゆっくりと筆者が馳せ参じて、大型掃除機でお札を吸収するという戦法ですね。

しかし、もし飢えた野犬軍団がお札を食い散らすばかりか、飲み込んでしまったら元も子もありません。こうなると、根気よく下(シモ)から出るのを待って、乾燥機か何かで乾かす以外にはありませんが、果たして、これを銀行に持っていって、綺麗好きの窓口のお姉さんが新札と交換してくれるのかどうか、そこのところがいささか不安と言えば不安ですね。

それに、野犬軍団を町中に放して、多くの前途ある若者に傷を負わした罪で、懲役2年の刑でも喰らえば、それこそ、集めたお札を使う暇もありません。

やっぱり大人しくしておくこととするか。。。

いずれにしても、このようなくだらないブログを書かしめた、お札のバラマキ政策を誰か力づくで止めさせて下さい!!そんな金があれば、可愛そうな野犬の里親捜しにでも使って欲しいものです。
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市場概況(11.10.08)

2008-11-11 06:28:55 | 市場概況
テクニカル用語の簡単解説 赤字部は11日朝追加

後場は、ギャップダウンから先物が9120円の攻略に失敗して、一転下落相場へと転じた11月10日(月)の市場概況です。 

◆日経先物:9120円(+460円)、OSC59%(-1%)10月27日の33%から切り返し中。
◆日経平均:9081円(+498円)、OSC59%(同値)10月24日の33%から切り返し中。
◆日経平均指数値倍率:110(-6)
◆TOPIX:916.65(+37.7)、OSC59%(+1%)10月24日の37%から切り返し中。
◆マザーズ指数:337.95(+9.31)、OSC66%(+4%)10月28日の40%から切り返し中。
◆ヘラクレス指数:527.11(+12.16)、OSC72%(+6%)10月27日の39%から切り返し中。
◆国債先物:137.22円(22銭安)OSC42%(+4%)10月27日の49%からなだらかな下降中。
◆ドル・円:98円(22銭の円高)OSC51%(-4%)11月4日の62%から下降中(円高へ)更新
◆日経先物イーブニングセッション:9330円(大証終値比+210円)
◆シカゴCME日経先物:8980円(大証終値比-140円)更新
◆NYダウ:8870ドル(-73ドル)OSC43%(-3%)11月4日の58%から下落中。更新

いやはや、後場も下降傾向ながらボラの高い相場でした。先物は3時を過ぎてから9150円を付けるなど、最近は間際に上げる傾向があるようです。今の時間でドル・円は99円を奪還しましたが、後場の場中はずっと揉み合い。債券先物の動きと逆行し、どちらかと言うとダウの先物に連動しての下げが続きました。ダウ先物は一時+143ドルまでありましたが、+115ドルまで下げております。

今日はトレンドとしては水平でしたので、上がるとも下がるとも何とも言えない状況が続いておりましたが、14時頃からは明らかな下げトレンドに転じました。この直前に何度か9120円越えをトライする時があり、この段階で上抜けると思って買いを入れた方は、その後の下げで投げざるを得なかったようです。

このフェイント気味の上げの時は、為替もダウ先物も動じてはおらず、明らかに先物主導でのフェイント上げでした。5401新日鐵が331円まで一気に行った、その時間帯ですね。

後場は、こうした難解な動きでもあり、ノートレードになりました。明日の値動きは今日の夜の為替とダウの動きにやはり翻弄されそうですね。

これから、インフルエンザの予防注射に行ってきます。

これを打っておくと、新型インフルエンザにかかったかどうかが分かります。今年あたり例の鳥インフルエンザからの変異型の新型がひょっとすると、今回の金融恐慌と歩調を合わせて世界経済に悪さをするのかも知れません。できるだけ早めに打っておくことをお勧めします。(余計なことでしたね。人の健康管理にまで口出ししてはいけません。)

-------11日朝のコメント-------

欧州株はほどほど上げたものの、引けにかけては軒並み落ち込んでおります。この流れを受けて、ダウも寄り付きこそ200ドルのプラス圏でしたが、段々と先細りとなり、結局73ドルのマイナス終了。

GSの業績悪化見通しやら、GMの株価がたったの3ドル台と62年ぶりの安値に落ち込んでいることが市場を冷やしております。

但し、為替はドル高・円高基調を取り戻しております。米債券も利回り低下(価格上昇)となり債券優位の状態です。

なお、皆さん忘れかけているファニー・メイの7-9月期の決算は過去最大の290億ドルの損失で、1株あたりの損失はアナリスト予想の1.4ドルに対して、12.96ドルまで拡大しております。政府保証がついて安心したのか、ドド~と膿を出している感じ。

また、サーキット・シティという家電量販店が破産申請。ついに小売り大手にまで波及。

しかし、暗いニュースばかりなのに、よくダウは持ちこたえるなぁ。OSCが40%までの下落で持ちこたえていた、9月中旬までを思い起こします。先日のサンデープロジェクトで現地取材のレポートがありましたが、基本的にアメリカ人は楽天的なのですね。先行きを過度に悲観することなど絶対にありません。

これが、多少の悪いニュースに過度に反応しない、類い希なる粘りを株式市場に与えているのでしょう。昔の多くのアメリカ人との付き合いからも、この楽天的な気持ちが木っ端微塵に砕かれた時のアメリカは、あまり想像できません。

なお、ドル・円は99.43円まで円安が進んだものの、輸出企業のドル売り・円買いのバリヤーが99.5円付近にあり、再度98円まで落とされて終了。98.48円の黄金分割比率を下回っての終了ですので、今日はこのラインを突破できなければ、更なる円高が進行し、株式市場に影響を与える怖れがありますので、為替の動きに注意。
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