株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日のモニタリング銘柄(11.26.08)

2008-11-25 21:24:15 | 明日のモニタリング銘柄
夜に入り、円高が進行するも、米株価先物は-75ドルからのプラ転を果たし、欧州市場も最初はマイナス圏から、イギリスの利下げ観測からのFT100のプラ転をきっかけにして、9時前の段階では軒並みプラ転しております。この流れでNYがどうなるか注目。

それではいつもの明日のモニタリング銘柄です。

1.2651ローソン
 この上げ相場の日に大きく落とし、OSCは-10%の41%にまで落ちました。10月27日以来です。ここからは落ちても知れております。明日の押し目狙い。

2.6330東洋エンジニアリング
 12日に来期営業利益予想を下方修正したとは言え、155億円からたったの5億円の修正です。そこから、10月28日の安値200円の水準に近いところまで落とされました。ここは、OSCも+3%の39%に切り返したところからの反発期待。

3.2281プリマハム
 チョイと面白い位置に来ているのがこの株。OSCは、このところの膠着からの下げが効いているのか、たったの28%です。ずっと好調を維持してきただけに、その反動安のようです。ここはもう一段の下げからは、再度じり高の基調を辿るのではないかとの期待感からのモニタリングです。

4.5108ブリヂストン
 クルマが不振ならタイヤだけ好調な訳もなく、クルマと心中安しております。しかし、この株安定度は意外とあります。2日連続で指数値倍率も上げております。OSCも+1%の44%です。10月10日以降では2番目の低さ。少しは意地を見せてくれるのか?

5.7956ピジョン
 地味ながら着実に上昇しているこの株を取り上げます。出来高が少々少ないのでそこは注意。また、高く始まれば値幅の小さな株ですので下落への圧力が強くなります。今日はマイナス終了で弱き筋が勝っておりますので、明日も3160円あたりの今日の安値までの下落を待っての参戦です。

6.6417SANKYO
 高値圏からの調整過程にあります。もう1-2段の下げの懸念はありますが、4800円が当面の底と認識されれば、再度5000円越えからの高値奪還の勢いが盛り返すかも知れません。これは内需堅調銘柄の1つ。

以上です。
 

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後場が正念場か?

2008-11-25 11:22:22 | 株に出会う
前場は、ここまでNYダウ他、海外市場が活況を呈していては、上げない訳にはいきませんでしたが、業種別にそのエネルギーにバラツキがあります。

不動産関連が、前場は乾坤一擲、これまでの借りを大きく返しているようです。

まるで、元厚生事務次官襲撃の無職の男が、これまでの(誰かからの)恩義を一気に返したかのように。

その他、証券業やら、商品先物、金融業といった、これまで散々貶められた連中が、ここぞとばかりに息を吹き返しておりますね。

これはいわゆる「怨念上げ」と言われる現象でしょう。

何事も、恨み辛みが昂ずれば、ある種やけっぱちのエネルギーが世間を震撼させるようです。しかし、アパのように政界や官界のみならず、軍人にまで取り入って自らの利益誘導を計るような人種がいる限り、その業界は世間から信用されることはないでしょう。

このアパ、一時耐震偽装で問題化しそうになりましたが、そもそも初期の耐震偽装事件が姉歯の個人犯罪とされてしまい、アパ問題も闇の中に葬られてしまいました。

いずれにしても、航空幕僚長といった「軍人」が、このような世間的にも疑義を醸した人間とつながっているとは、これこそ全く嫌な世の中どころか、チョイと危険な雰囲気を感じます。

この軍人の言動が、2チャンネルなどで若者と思われる人々から、何と「称賛」されていると聞きますが、これは本当なのだろうかね?もしそうだとしたら、いつから、この国の若者は極右的な言動に肩入れするようになったのか?

まあ、若者は過激な手段で何かを変えたくなる衝動を持つものですが、それが体制補完活動になっては、まずいと思うのですが。そこはあくまで、現体制の胡散臭さを徹底的に見据えることから始めてもらいたいものです。

チョイと話が逸れそうなので元に戻します。

各株式市場ともに、OSCは前日比でプラ転し順調な戻しの軌跡に入っておりますが、寄り付きの値段からはいわゆる寄り天となっており、このままじり安を辿るのか、それとも安くなったところからは買いが入って、それなりに戻して引けるのかは、今日のところは、どうも米株価先物が結構な主導権を握っているような感じです。

もちろん、ドル・円も96.9円を越えて97円を奪還するなら、これは強気筋の押し目買いが勝つものと思われます。国債先物は、株と違って寄り底からの切り返し途上で、OSCは+5%の50%まで戻しております。後少し戻す可能性がありますが、11月19日の52%が当面のトップですので、あまり上げエネルギーは残っていないと思われます。

この国債先物が前場は一旦浮遊してからは、ほぼ水平飛行状態ですが、前場の終わりに少し息切れの気配もあります。

後場の動きが、今週のリバウンドの流れを作るのか、それとも再度沈むのかを大きく分けそうです。一応、前場終了段階では、株高の動きにまだ分があると見ております。
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市場概況(11.24.08)

2008-11-25 06:43:16 | 市場概況
アメリカ市場を左右する2つの懸念、シティバンクとビック3問題のうち、24日はシティに対する資本注入や保証を組み合わせた救済案の発表と、5000億ドルから7000億ドルの新景気刺激策への期待感から、ダウは8443ドル(+396ドル)と大幅に連続高です。

中古住宅販売はほぼ事前予想並の498万件ですが、価格の下落率は過去最大の前年比-11%低下し、中央値は18万3300ドルとなっております。

1999年のある統計によると中央値は10万8300ドルです。これに年率3%程度の物価上昇率を勘案すると、14万ドル程度に相当するかと思われます。もう少しの下落が必要ですね。

それよりも、原油が+4.57ドルですが、率にすると何と9.15%高で終了しております。金も続伸。どうもリスクマネーが、オバマ政権の景気刺激策で需要減退懸念が後退したと見て反発に転じたようです。

ユーロ・ドルも1.29ドルレベルへと上伸し、ドルインデックスも頭打ちの様相です。どうやら、この調子だとこれまでのドル高が是正へと動きそうです。ドル・円は97円に乗せております。96.9円の攻防を突破すると再度100円への道筋が見えてくる位置取りです。逆に突破できなければ94円台へと押し戻される可能性があります。

今日は、資源関連、商社など賑わうことになりそうですね。

◆NYダウ:8443ドル(+397ドル)OSC42%(-5%)11月20日の37%から切り返し中。但し、OSCは-5%となっており、25日は反落調整のリスクあり。

◆シカゴCME日経先物:8470円(大証終値比+520円)

◆ドル・円:97.19円(1円29銭円安)OSC50%(+1%)11月4日の62%以来の高値。次のターゲットは98円20銭あたり。

もう1つのGM問題ですが、USA Todayがこの件を取り上げており、2000を越える読者からのコメントが寄せられて、その中では、意外とビック3への政府資金投入への賛成意見は少ないようです。今や、ビック3以外のクルマが53.5%を占めており工場も沢山あります。「外国車でもいいじゃん。」というのがアメリカの大衆の意見です。また、ビック3の従業員の給与は、アメリカの平均的労働者の2倍以上で、トップも高額の報酬を得ていることが、例の自家用ジェット機やら役員専用レストランなどの問題もあり、一般国民の反感の元となっているようですね。既にビック3の雇用者全体に占める割合は1979年の4.6%から2008年は1.9%にまで低下しております。(関連の部品会社など入れるともちろん絶対値では255万人程度とまだ多い数字ではあります。)

こんなことじゃ、本当に大衆に支持されないGMは潰されるかも知れません。
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