株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日のモニタリング銘柄(11.10.08)

2008-11-09 10:32:06 | 明日のモニタリング銘柄
日経平均は、10月16日段階の状況と少し似ております。但し異なることは、当時のOSC値は34%であり、10月10日の20%からの切り返し過程にあったのに対して、今回は、11月6日に直近高値の64%をつけ、切り下げの過程にあることです。

つまり、明日以降に二枚腰を発揮して、再度9500円レベルの黄金分割比率の38.2%戻しを達成するのか、それとも、明日は少しは戻すにしても、その後に戻り売りの攻勢にあってあえなく頓挫するのか、微妙な位置取りにあるということになります。

日経平均に大きな影響を与えるNYダウについては、10月10日の安値以降、多少の振幅はありますが、概ね小さな谷を挟みながら上昇している形となっております。

11月6日に10月22日と同じOSC42%をマーク。金曜日は46%にまで伸ばしております。9653ドルという直近高値を付けた時のOSCが58%ですので、このまま再度、黄金分割比率の9400ドル越えから9600ドルあたりまで伸ばす余地が見えております。

つまり、ダウの方がテクニカルには素直な形状をつけております。

これはダウの結果によって、翌日は大幅なギャップダウンかアップを余儀なくされている日経ですから、ある意味当然のことかも知れません。

もう1つ、相場に大きな影響を与える為替と国債先物の現ポジションを確認しておきます。

・ドル・円は11月4日の100.53円を頂点にして下降傾向(円高へ)
・国債先物は、10月31日に138.46円のダブルトップを付けてから戻し傾向

つまり、円高、債券高への流れとなっております。これは株安へと引き込む流れです。

よって、結論的には、NYダウのまさかの9600ドルあたりまでの切り返しがあれば別ですが、ダウが停滞もしくは落下している限り、日経平均も明日の小反発を達成してからは、下落基調へと転じる方向であると見ます。

チョイと歯切れが悪いコメントですが、ダウさえ気にしなければ、日本市場のトレンドだけだと、株安、債券高、円高の流れということになります。

そこで、明日のモニタリング銘柄です。実にこの間の乱高下でテクニカルには読みづらくなっております。そこで、いつもとは違った視点を交えてスクリーニングしました。この見方が功を奏するかは些か不明です。

1.9697カプコン
2.3315三井鉱山
3.5496日立金属(クレディの目標価格大幅下げに注意)
4.5481山陽特殊鋼
5.6728アルバック
6.6363酉島製作所

他に、決算発表絡みでの注目銘柄は、

1.4521科研製薬(6日発表済で上向き)
2.5563日本電工(7日発表)

なお三井鉱山も7日に好決算発表済。

以上です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする